最近一番衝撃を受けたマンガはこれ。柳下先生のツイートで見かけて読んだ。
- 作者: 清野とおる
- 出版社/メーカー: Bbmfマガジン
- 発売日: 2009/06/16
- メディア: コミック
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住んでいる街についての散策小ネタもの。
路地をくまなく歩いたり、妙なオブジェや看板に感動したり、小さな変な店にそそられたりは、自分もするのだけれど、そこ止まりで。
この作者はそこから、どんどん気になる場所に入って行って、酷い目に遭えばその酷い目を楽しんでさらに通い、良い場所ならもちろん通い、そこの人と交流して馴染みになり、とにかく店に限らずあらゆる所で、人と会って話して関係を持って、街に入り込んで行く。怪しい人がいても、話をしてみてどんな人か判断する。
自分は外から眺めるだけなんだよなぁ。だからどこにどれだけ住もうとも、街と自分には距離が空いたまんまだ。しかし、それを改めてもっと人と交流しよう!しなくては!とも思わないのだ。
路地裏探索という自分も楽しんでいるジャンルの中に、透明かつ分厚い壁が確かに存在するのだなぁ、と実感。
そして、自分の他人との関わりの持ち方についても考えさせられて、何だか奥深い遠い所に連れて行かれた。