中小企業金融円滑化法に対する企業の意識調査

中小企業金融円滑化法が国会で可決成立しましたが、帝国データバンクさんが、標記の調査をしています。

http://www.tdb.co.jp/report/watching/press/keiki_w0910.html

返済猶予法案の成立、「賛成」は企業の25.5%にとどまる、「反対」は38.3%
理由としては、「前向きな資金を必要とする企業への融資資金が硬直化する」や「返済猶予を受けることによるその後の弊害の方が大きい」など、本来必要とする新規融資が阻害される懸念を指摘する意見も多いようです。

そのためか、
返済猶予、申請を「検討する」とした企業は11.1%
ではありますが、実際に立法がされた以上は「法案成立によって新規の貸し出しに影響が出る可能性がある」ことや「返済猶予によって起きる貸し渋りへの対策のために、返済猶予を申請する」といった企業が多いようです。

更に、
2009年末の資金繰り懸念、2割弱の企業が「ある」と回答
中小企業金融円滑化法の存在価値がいきなり問われる事になりそうです。

貸し渋り・貸し剥がしを防ぐ!融資円滑説明術―中小企業金融円滑化法に準拠

貸し渋り・貸し剥がしを防ぐ!融資円滑説明術―中小企業金融円滑化法に準拠