辰巳芳子さん講演会

昨日は身体が鉛のようで辛かったので早めに寝たのですが、今朝起きたら激しい頭痛…。身体は少し軽くなったものの、今度は頭かよ!と自分の身体の弱さに情けなくなりました。でも、楽しみにしていた講演会なので、頭痛用にもらっていた薬を飲んで出掛けました。鶴舞線で一本だったのが救い(しかも3駅)。いりなか駅につくと、もうかなりな割合でおばさんがたむろっていた(苦笑)。会場は南山学園の講堂。30分前だったから早過ぎるかな?と思ったら、会場内は半分うまっててびっくり。みんな友の会(婦人之友)の人たちなんかな。


時間通りに辰巳さんが登場し、ユーモアを交えながらの食生活・食文化に関する話しには頭痛もふっとびました。何を話したのかということを要約するのは私には無理なので、気になった言葉を私なりに箇条書きにします。

  • 「食卓が幸せであるか不幸であるか」というのは『生活する』ことをやるかやらないかで決まる
  • 『生活』をキチンとしないとせっかくの知識も空念仏になる 「生活は人生そのもの」
  • 「食」とは呼吸と等しい命の仕組みである
  • 生きていきやすく食べる(生きる)。風土の変化に順応していく工夫
  • 進化した今の自分の生命体を次の世代に継ぐ責任がある
  • 自分の命は自分の命であって自分だけの命ではない 「支えていく命」として生をまっとうする
  • 生命と呼応する食べ物をとることにより、自分の命を信じられる。自分の命への手応えを感じる


で、私が講演後感じたのは「だしをとらなきゃ」ということでした。上のどこにそんなことが!?とお思いでしょうが、そういう基本的なことをおろそかにしちゃいけないんだな、と(実際だしの話もしたので)。そうだそうだ、食生活で気を使うべきこと(だと思った)として挙げていたのは「雑穀・豆を摂ること、だしをひくこと、適切な油量、たんぱく質も適切な量を求める」ということでした。これは一般的に言われてることだけど、日本はいろんな国の料理がいつでも食べられて幸せだけどやっぱり日本人の体質にあってるのは和食なんですよね。その土地の風土をしのぎやすい料理は先人が時間をかけて発明してきたはずなのに、せっかくの食の進化を退化させようとしてるのは自分達。もっと和食を中心に季節にあったものを作っていけば身体も自然に呼応するかな(健康になるかな)と考えました。


帰りに、フロントで売っていた『手しおにかけた私の料理―辰巳芳子がつたえる母の味』『基本の家庭料理 和食篇―おいしくできる・きちんとわかる』を購入。この前あいのうで「ぶったまげた」(インスタントだし)を買ったばかりなので、徐々に自然のだしに移行できたらなと思ってます。辰巳さんグッズの「すり鉢」「ナイフ」「小さなまな板」「琺瑯鍋」を実際に手に取って見ることができたのは嬉しかった(鍋は買おうと思ってるので大きさ確認ができた!)まぁ、無理せずぼちぼちやってみます。


手しおにかけた私の料理―辰巳芳子がつたえる母の味

手しおにかけた私の料理―辰巳芳子がつたえる母の味


基本の家庭料理 和食篇―おいしくできる・きちんとわかる

基本の家庭料理 和食篇―おいしくできる・きちんとわかる


http://www5.ocn.ne.jp/~monika/