映画とサックスと男と女?

 
 この数日間のあいだの身の回りに起きたことのいくつかをまとめてみた。
 
 
1.映画を観た

 『テッド』と『つやのよる』、どちらもR15+指定の作品2本。いずれも公開初日(『テッド』は金曜の夜からの先行上映があったっぽいが)となった土曜の午後4時台の回。
 
 『テッド』は上映20分前には指定席がほぼ埋まっていた(ポツンポツンと空席がある程度)が、『つやのよる』は同じく上映20分前には指定席がほぼ空いていた(ポツンポツンと埋まっている席がある程度)と、両者明暗を分けていた。競ってないだろうけど。
 
 さて、この2本がどんな映画だったか?っつーのを、これ以上ないくらいシンプルにまとめてみる。
 
 『テッド』→フラッシュ!ああ〜
 
 『つやのよる』→ま、いいや。
 
 
 
2.サックスを吹いた
 
 サックスをくわえていたらオモロい顔したヤツが近づいてきて、いきなりヘンな顔しやがるもんだから、笑いを堪えきれずに吹き出してしまった……のではない。
 
 デュコフのメタルマウスピースをつけて吹いてみたのだ。
 
 以前に持ってた同じものに比べて、こんどのは吹きやすいように感じた。「ぎゃあああ〜っ」って鳴るのは同じなんだが、あんまり「ピキィーッ」っていわない。リガチャー(マウスピースにリードを固定する締め具のこと)のせいかな?
 
 以前に持っていたものには、薄い金属板を折り曲げて作ったようなのがマウスピースに附属していて(これが、あんまり精度よくないというか、こりゃダメだ、サンボーンみたくハリソン買おうかな?と思っまんま半ば諦めて放置してた)、それを力まかせに吹こうとして持て余していたんだが、こんど買った合成皮革のリガチャーがリードの振動を適度に吸収・制御してくれているのかもしれない。
 
 リードも以前に使っていたV社のではなく、R社の方が、繊維の1本1本が太くてコシがあるように感じている。リードをR社のものに替えたこともよい結果に結びついているのだろう、と思っています。
 
 デュコフは、息の当て方ひとつで音色がコロコロ変わって面白いマウスピースです。デュコフの特徴といえる「ぎゃああああ!!!!」と叫び声を上げることもできるし、ふんわりと柔らかくハミングさせることもできるというように、演奏の自由度が高いのです。たとえば、『星に願いを』の歌い出しの「When You wish upon a star」では、When から You にかけて、1オクターブ上の音に切り替える箇所がありますが、その際、オクターブキーの操作なしでも滑らかに音が切り替わります。
 
 その、1オクターブ切り替わる瞬間の、オクターブ上の音とオクターブ下の音が同時に鳴っているところを切り裂くように音を割ることも、わりかしカンタンにできちゃいます。←意図していないときでさえも?
 
 デュコフ、楽しいぜっ!――というわけで、しばらくはデュコフを中心に据えて吹いていこうかな、などと考えているわけです。
 
……となると、5MMと6MMとGモデルの5と、メイヤーのラバーを3本も持ってなくていいじゃん?とか考えるわけです。3本とも吹きやすくていいマウスピースなんだけど、自分の好みの音にいちばん合っていると思われる6MMを1本のこして、あとの2本を手放しちゃおうかな〜、とかね。
 
 あ、そうそう、もう1本、オットーリンクのメタルもついでに手放しちゃっていいかな?とも。
 
 と、いろいろ考えているだけでも楽しいです。イシバシ楽器に入荷したという、中古のピリンジャー・ブロンザイト(硬質ゴムに銅の粉末を混ぜ込んだセミメタルというかセミラバーなマウスピース)も気になるし。
 
 

 
 
 映画とサックスにかんすることしか書くことないのか?――というツッコミは、たぶん、ない。ってゆーか、何か書いてあるだけでも……(以下略)。