ユキトド

ユキノオー＋トドゼルガのテンプレっぽい構築が対応力高くて魅力的だったので考察．
組み合わせ自体は以前からある有名なもので凄くバランス良く組まれていてずっと使って行ける形だと思ったので環境に則した形に少しだけ手を加えてみた．

ポケモン	特性	持ち物	技1	技2	技3	技4
ユキノオー	雪降らし	気合の襷	吹雪	草結び	宿り木の種	守る
トドゼルガ	アイスボディ	食べ残し	身代わり	守る	吹雪	絶対零度
サンダー	プレッシャー	拘り眼鏡	ボルトチェンジ	熱風	めざパ飛	寝言
ガブリアス	砂隠れ	拘りスカーフ	逆鱗	地震	ストーンエッジ	燕返し
メタグロス	クリアボディ	拘り鉢巻	コメットパンチ	思念の頭突き	バレットパンチ	トリック
ローブシン	根性	火炎玉	ドレインパンチ	マッハパンチ	岩雪崩	投げつける

ユキノオートドゼルガから入ってめざパ飛サンダーを加えることで良シナジー．
面倒なパルシェンとそのお供で居ることの多いキノガッサまで牽制できる．
めざパ飛は拘り眼鏡を持っていることによってウルガモスさえも脅かすほどの威力であり頼もしい限り．
当然熱風を持っていれば珠ハッサムへの牽制力も十分保障される．
さらにこれだけでは見づらい高火力竜に強くてユキノオー＋トドゼルガで削った後の掃除役としても優秀なスカーフガブリアス．
サンダーとスカーフガブリアスがいればボルトロスにも厚くなるのでこの構築にマッチしている．

格闘まで見れる鋼枠メタグロスを採用，鉢巻型ならばトリックによる役割破壊で受けループ崩しも可能でこの場合採用しやすい．
スカーフガブリアスとメタグロスのコメットパンチがあれば竜舞型まで含めたカイリューを牽制できるのも嬉しい．
砂パーティが苦手なので火炎玉ローブシンが自然に入ってくる．

ポケモン	ユキノオー
特性	雪降らし
持ち物	気合の襷
配分	165-x-95-158-115-103
技構成	吹雪/草結び/宿り木の種/守る

トドゼルガの起点になり得る相手かを判断する上で有用なSであり準速ラッキーにも先制して宿り木の種を当てられる．
無振りウォッシュロトムより遅いおかげでボルトチェンジ後に宿り木の種が入る点も良い．
受け回し的な思考回路でギガドレインを採用しそうになったけどバンギラスなどが苦手な以上，遂行速度を落とせばガブリアスが過労死する可能性が高まるばかりで負け筋を増やす．
よってCを確保して草結びを採用，スイクンに対してもそれなりのダメージが期待できる．

ここまで読んで気付く人も多いと思うがこの場合どう考えても珠ウッドハンマーユキノオーの方が優秀ということになる．
では何故襷ユキノオーを採用しているかと言えば単純に襷＋宿り木の種＋守るがあれば選出読みをしくじってもある程度撃ち合えるおかげで腐らないから．
一応スカーフバンギラスの存在を考慮すれば襷の方が優秀だけどスカーフバンギラスだった場合でも後ろのスカーフガブリアスで厳しめに縛れる．
やはり構築としての強さを追求するなら珠ウッドハンマーは魅力的なはず．

ポケモン	ユキノオー
特性	雪降らし
持ち物	命の珠
配分	165-158-95-112-106-112
技構成	ウッドハンマー/氷の礫/守る/地震

と言うことで命の珠ユキノオーも候補になる．
ウッドハンマーがある方が草結びよりも採用理由にマッチしていて守る＋氷の礫でカイリューなどを睨める．
珠の場合は上から縛る範囲を重視するべきなのでS103-105にはしないで極振りした方が良い．
この位のSがあると甘えたウォッシュロトムやバンギラスを上から殴れる．
地震ではなく絶対零度を採用する手もあるがこの手の耐久のない型で一撃必殺に頼るのも何か間違ってる気がする．
S112でもトドゼルガの起点に出来るかどうかの大雑把な目安とする分にはまだ使える範囲．

ポケモン	トドゼルガ
特性	アイスボディ
持ち物	食べ残し
配分	209-x-145-116-111-103
技構成	身代わり/守る/吹雪/絶対零度

近しいSのユキノオーと組むことで起点の判断がしやすい．
最低限準速ラッキーは抜いておかないと動きづらいのでS103にするがこれ以上はボルトチェンジ耐性を考えてあえて振らない．
残りで物理を厚めにして起点を作りやすく，身代わりを硬くしておく．
吹雪は必中である点が評価できて身代わりガブリアスとかラティライド，エルフライドなんかの害悪にもプレッシャーを掛けられる．
PP8は心細いように見えるけどみがまもと霰で相手の消耗の方が悲惨なはずなので必中の吹雪は心強い．
甘えた動きをする相手にはバンバン零度を撃ちこんで倒してしまえば良い．

ポケモン	サンダー
特性	プレッシャー
持ち物	拘り眼鏡
配分	191-x-105-160-132-135
技構成	ボルトチェンジ/熱風/めざパ飛/寝言

今や上位陣のユキトドではテンプレとも言えるグッドスタッフ．
眼鏡ボルトチェンジが強くて格闘との対面時のめざパ飛の一貫性が素晴らしい．
寝言を採用しているのは見せ合いでキノガッサとかを見ても恐れることなく突っ張ることができるようにするための保険．
雷を採用する人が多いと思うが雷はキングドラを乱数1発で持って行けたりDを最低限しか確保していないバンギラスを乱数2発で持って行けたりする技．
私は雨環境以外でのこの技の命中率を全く信用していないし序盤はボルトチェンジで回していくポケモンだから最後の抜きはめざパ飛とボルトチェンジで十分だと判断．
雷なんて2連で当たる確率が49%しかないしこれを戦術の逃げ道とするより催眠への保険と迷いない選択で突っ張る権利を取った．
耐久も調整配分ではなく極振りを仮想して厚めに確保しているのでそう簡単には隙を見せたりしない．

ポケモン	ガブリアス
特性	砂隠れ
持ち物	拘りスカーフ
配分	183-200-116-90-105-154
技構成	逆鱗/地震/ストーンエッジ/燕返し

ユキノオートドゼルガの苦手とするバンギラス入りの砂パーティに負担を掛けられユキトドでの削りの後の掃除役としても活躍．
意地っ張りASにすることでボルトロスを乱数で持って行けたりとにかく相手への負担が掛けやすい．
下手に耐久いじるよりも負担を重視したいポケモンなのでこれで問題ないはず．
4枠目の技はダブルチョップとの選択だが燕返しなら砂ガブリアスや小さくなるフワライドに起点にされることがなくなるので何かと安心できる．

ポケモン	メタグロス
特性	クリアボディ
持ち物	拘り鉢巻
配分	187-180-151-x-133-91
技構成	コメットパンチ/思念の頭突き/バレットパンチ/トリック

対物理ドラゴン兼対霰ミラーに対しての受け出し枠．
この構築で薄くなってくる格闘にも強めで便利．
止まりやすく場持ちも悪いポケモンなので鉢巻トリックによる役割破壊は重要．
ラティオスへの繰り出し回数を安定させる意味でHDを厚めに確保したがASに近い形で使うのも良い．
いずれにせよこれ以上Aを削るのと遂行力不足で信用できなくなるのでここが限界ラインだろう．
S90にしてしまうとめざパ炎メタグロスに嫌がらせされる可能性が高くなるのでS91以上を推奨する．

ポケモン	ローブシン
特性	根性
持ち物	火炎玉
配分	183-210-142-x-86-69
技構成	ドレインパンチ/マッハパンチ/岩雪崩/投げつける

苦手な砂に対する天下の宝刀的ポケモン．
物理相手全般との撃ち合いに強くボルトロス程度の特殊も相手に出来たりと何かと頼りになる．
砂を見たい場合の格闘枠と言ったらローブシンを置いて他にいないだろう．