猫 病気 つらい どうすればいい

不穏なタイトルですが、
これは5月の初めに私がググったワードです。
「猫 病気 つらい どうすればいい」
本当にどうしたら良いのかわからなくて、迷走していたのです。
なぜかというと、ちゅらの左うしろ足の裏に大きな出来物ができたせいです。


病院での簡易検査では、肥満細胞腫の特徴があり、しかも悪性の可能性が高いようでした。
悪性の可能性が高いですか?とお聞きしたら、
「う〜〜〜ん・・・・・怪しいですね」という感じ。


ちなみに、スライドをジュクジュクとした患部に当てて液体をとるのですが、「ペリン!」
先生も動揺されていたのか、スライドを割ってしまいました。
…一気に不安になりました。

すぐに専門機関に検査に出すことになりました。
7日くらいで結果が出るとのことでしたが、この期間が本当に辛かったです。


悪性度が高い場合は、断脚です。
こんな腎臓が悪い子に全身麻酔をかけて断脚なんて、大きなストレスと痛みでどうなってしまうのか。
ちゅらに恐ろしい思いをさせたくない。
それにもしリンパに転移してたら?

頭の中をいろんな思いが駆け巡りました。
そして起こるかもしれない悪いことを沢山考えてしまいました。
まだそうと決まったわけではないんだからそんなネガティブにならなくても良いと、周りから言われました。
確かにそうなのですが、結果によってはボディブロー並みの衝撃を食らうかもしれません。
そんな時に崩れ落ちてしまわないように、最悪のことを想定することで、衝撃を緩和しようとしました。
過去、何度も打ちのめされてきましたが、勿論慣れません。
いつ病院から電話が来るのかも分からなかったので、生きた心地がしませんでした。


そして、ネガティブなことばかりを想像して精神状態がボロボロになりました。


ちゅらはそんな私を見て不安そうにして明らかにいつもと違っていました。
「きゅうん、きゅうん」と鳴いてました。
ちゅらのために自分の辛さをコントロールできないなんて、ほんとにダメですよね。


この精神状態をどうにかしようとググったり、自分の感情を分析してみたりあれこれ考えて…
私ができることなんてほんのわずかで、あとは神様の領域なのだから任せるしかないという当たり前の結論に至りました。
私がジタバタして過剰に悩んでも、ちゅらの足を引っ張るだけなんです。


あきらめず忍耐し少しでも前に進んだ先に、思いがけない奇跡が待っていることもある…はず。
きっと意味のないことなどないでしょう。
生まれてから死ぬまでの間に起こる幸せも不幸もすべて感謝すべきだと思いました。
(簡単にはいきませんが)


そしていよいよ結果ですが…

「悪性度の低い肥満細胞腫」でした。
様子見で良いでしょう、ということになりました。え!!


なんだったんだ!?この苦しみの一週間。


もしも良い結果ならきっと嬉しくて泣きくずれるのではないかと思っていましたが、実際は茫然、というか、
たとえて言うと、捕らわれた囚人がふと手を見るとさっきまでしていた手錠が外されていて
扉も空いてるし「あれ・・・出て行ってもいいの?」というような。

とはいえ、要観察です。
痒くて噛んでしまうと赤く腫れてしまいますので、そういう時はステロイドを使ったりしています。
悪性度が低くても、ガンはガンなので気が抜けません…
腎臓のこともあるし…


そんな心配だらけのちゅらさんに、今年もからかるさんが茅の輪を送ってくださいました〜〜!
清々しい稲の香りにとても癒されます。
ほんとにほんとに感謝です。
応援していただけて心強いです!
おかげさまでちゅらは元気に6.18キロです。