MacBook Pro Retinaディスプレイモデル
仕事用のMacを新しくしてもらった。MacBook Pro Retinaディスプレイモデル!
経緯
MBPRが発表されたとき、15インチだったこともあり、小さい方が好きな自分としては個人的にはスルーすると決めていた。13インチが出たら買おうかな、くらいの気持ち。
ところがたまたま仕事用のMacを新調できることになった。このタイミングでMacを買うとなると、逆にほぼこのMBPRしか選択肢がない。なんといっても他はRetinaじゃないから、ディスプレイについては明確に世代が違うわけで、ディスプレイ以外の部分にしっかりとした理由がないと選びにくくなった。
そしてあらためてリアルにMBPRを自分が仕事で使うと考えたとき、意外とアリだなと思った。
- 個人的には大きすぎると思ってる15インチモデルでも仕事用なら問題なかった(どうせ会社に置きっぱなしで、持ち歩くことはない)
- Thunderboltが2つとHDMIが1つあり、外付けディスプレイを3台つなげられる(画面が多ければ多いほど仕事しやすい)
- メモリ16GBを公式にサポートしている(自分では取り付けられないので購入時のオプションとして付けるしかないけど)
- フラッシュドライブだし、パフォーマンスは良さそう(速いほうがいいよねやっぱ)
ちなみにそれまで仕事で使っていたのは以前書いたMBP13インチ(Early2011)。メモリを(サポート外だけど勝手に)16GBにして、ディスプレイは、本体画面と、Thunderboltで1台、USBのアダプタ(USB-RGB/D2)を使ってさらに1台の、計3台。当たり前だけど、特に不満もなく使っていた。会社の都合とはいえ、これをさらに新しいものに買い換えるなんてとても贅沢な話だと思ってる。バチが当たらなきゃいいんだけど。
注文したのが7月末頃で、1週間以上かかって届いたのが8月上旬、そして1ヶ月くらい使い続けて、今この日記を書いてる。
構成
2.6GHzモデルの標準構成に対して、一部オプションを選択して、以下の構成にした。
- CPU : 2.7GHz Core i7(オプション)
- メモリ : 16GB(オプション)
- ストレージ : 512GB(標準)
- グラフィックス : Intel HD Graphics 4000とNVIDIA GeForce GT 650Mの自動切り替え(標準)
仕事用なので特に音楽や動画を編集したりはしないため、CPUとメモリだけ強化した感じ。
まあ強化と言っても、2.7GHzのCore i7も、メモリ16GBも、もともと使っていたMBPと同じ。CPUがSandyBridgeからIvyBridgeになり、メモリはDDR3-1333からDDR3-1600になっただけの差。グラフィックとストレージはかなり速くなったと思う。
環境移行
移行アシスタントを使わずに、自力で移行した。なんとなくスッキリしたかった。
問答無用で仕事の環境がMountain Lionになってしまったワケだけど、意外と大きな問題は起こらなかった。Mail.appで返信するときにFromがおかしくなるバグだけは困ってる(毎回手動でFromを指定してる)。直せApple。
4画面
左から、
- 本体画面15インチ(1440x900相当)
- Thunderbolt(1)で24インチ(1920x1200)
- Thunderbolt(2)で24インチ(1920x1200)
- HDMIで23インチ(1920x1080)
という感じで4画面で使ってる。非常に広い。本体の画面はRetinaなので設定でもっと高解像度にできるけど、あえてデフォルトにしている。他の画面との文字サイズ等のバランスもあるし。
メインで使ってるのは真ん中の1920x1200の2枚で開発ツールとブラウザを開いていて、その左側に本体液晶1440x900でターミナル、右はHDMIの1920x1080でメールやSkypeチャット。仕事用の環境なのでTwitterは開いてない。えらい。まあ上の写真では閉じてるけど右手にMBAがあってそこで。
Retinaディスプレイでターミナルをフルで開くという贅沢。そして両脇の机にハミ出すという大きな態度(両脇の席には人はいません)。
以前使ってたMBPでは3画面だったけど、そのうち1台はUSBでつないでたので、激しい動きに弱かった。今回は4画面すべてがネイティブな接続なので、とてもなめらか。
HDMIの出力は1920x1080が限界だと思うけど、Thunderboltの方はどこまで対応してるんだろう。デュアルリンクDVIにも対応してるらしいので、2560x1600を2台とかもいけちゃうのかな?
感想
- パフォーマンスがすごい。なにをやってもめっちゃ速い。
- 4画面は超広い。それぞれの画面も結構広めなので、とても作業がやりやすくなった。
- Mountain Lionがとても安定していて、またLionに比べてMission Controlがサクサクになってるので、そういう意味でもよかった。
Retinaがキレイ!とかの感想は、あんまりなかった。そりゃもちろんキレイだけど、iPhoneでもiPadでも体験済みなのと、仕事でしか使わないので写真や動画を見たりする機会もなく、そもそも普通のディスプレイを外付けしてそっちをメインにしているから、使いながら日常的にキレイだなーとか思う機会はない。だからMBPRを買った人がよく言う「もう普通のディスプレイには戻れない」という感覚にはなってない。
疑問点
MBPRというかMountain Lionの疑問だけど(LionからアップグレードしたMBAでも同じことが起きてる)、すごい本体が熱くなる。ファンクションキーの上部あたりが特に。そしてファンが結構回って、なかなか静かにならない。
なんだろうなー。安定性とか速度はLionよりMountain Lionの方が明らかに良くなってるんだけど、この熱とファンの部分はなんか問題抱えてるような気がする。アップデートされるといいな。
おわり
持ち歩くつもりは無いので、軽さや薄さやバッテリー性能とかはあまり関心がないし、Retinaディスプレイもメインで見ないので大きな感動は無かった。もちろん軽いし薄いし画面がキレイなことは事実なんだけど、それを普段の利用シーンの中で感じる機会が自分の場合は無い。普通はそっち方面がこの機種の魅力なんだと思うので、やはりその意味で自分にはもったいないとは思う。
でも、CPUやメモリ、フラッシュドライブなどが明らかに高速に動作するし、Mountain Lionもいい。そして何よりディスプレイが合計4画面になるのが魅力。ってことで、デスクトップPCみたいな感じで据え置きでガッツリ使う人も満足できるようになっている。自分は完全にそれらの部分で感動した。仕事の効率がどれだけ上がったかは知らないけど、モチベーションはだいぶ上がった。
本当にすばらしい。