家族で食卓を囲む


‥いぬ子(@こまねこ)の家族構成はともかく(私には妹がいる)ママがエプロン姿でパパが口ひげはやしてるというトコはよく似てる。
 あと、私が病気がちで心配されていることとか。
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 さて、それは兎も角、昨夜の食事はすごく良かったと思う。
 多分1時間位すきやき鍋を囲んでい、そして私は殆どずっと器にとった肉を千切ってばかりいたんだけど、父親は酒が入るに従いよく喋った。
 自分がどれだけいい仕事をしてきたか‥どれだけ才能があるか‥そしてそんな自分の娘である私だからもっと自信を持てよ‥みたいな事。
 ちなみに私は父とルックスも似てれば性格もよく似てるので言わんとする事はよく解るんだけど、違う所もある。
 それを語るのはもっと後でもいいと思った。
 実際父親が「最近は元気になってよかった」というのは抗鬱剤の薬効だけどその辺も解ってないし‥
 とりあえず父親が大笑いする位いい気分になったのはよかったと思う。
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 しかし今日の夕食時父親が「今日はクミちゃん何してたん?」と言ったのには心苦しく思った‥悪いけどパパ&ママと食事するのは週に一回とさせて貰いたい‥毎晩は無理。

白蛇教異端審問/桐野夏生

日本で一番面白い作家とは?‥ったら、結構「好み」で別れるトコだと思うんだけど、私は桐野夏生。
 宮部みゆきも断然面白いけどなんか性善説っぽい。村上龍も面白いけど類型的。
 その点、桐野夏生の小説はベタな性悪が執拗に描かれていて面白い。
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 そんな桐野女史のエッセイ集というので購入に躊躇‥だってへんにキレイゴト書かれてたら‥という懸念は懸念に終わりました。
 うーん、桐野女史、実にどろどろとした人間の下種な部分を執拗に見極め、それに淫する事を理解してる。
 好みが別れるエッセイ集かも。でも私は好きだな。