親孝行…感性の相違

 ところで"旅行"..これも好きなヒトは好きな世界。わたしは微妙なところです。
 昔はお盆休みとなれば家族旅行がキマリでしたがソレは父による家庭サービスだったのでしょう…バブル以前はせいぜい日曜日にちょっと遠足といった感じでした。布引で飯盒炊爨(ボンカレーだったと思う)とか須磨離宮公園とか。個人的には覚えていないのですが、それ位わたしがチビッ子というか幼稚園前にはよく須磨海水浴へ行っていたようす。古いアルバムに写真がたくさんあります。ありました、と言うべき?その古いアルバムが見当たらない..そんな広いスペースでもないのに昔のアルバムって大きいのに謎..
 それは兎も角、母の望みはいつも「ハワイ旅行」。しかし父が「ハワイなんて年とってから行く所!」と却下しておりました。そうこうする内10年以上前母のパーキンソン罹患が判明し「私がやらねば誰がやる」("キャシャーンがやらねば誰がやる"というあの映画宣伝コピー..個人的には好きな映画でサントラCDも持っている位だからその頃の話?)と立ち上がり梅地下のHISでその年末〜翌正月までの旅行を申し込みました。

 当時の上司さん..まぁ今も一応上司..にその話をすると「高い!ハワイは家内が詳しいからその見積もり貸してみろ!」との事でしたが奥様からは「年末年始なんてそんなもん」とバッサリだった様子「オマエすごいな..」って、仕事してるから仕方ないではないですか!ちな奥様は特養で介護の仕事をされておりソコの仲間とよくハワイに行っていたもよう。しかしこの時の案はわたしが鬱に加えパニック障害発症したというのを理由に妹さんが勝手にキャンセル。あの時行っておけばとは今でも思う所ですが父もあまり行きたくはなかった様子。それから数年後、再度ツアーを提案したものの却下。父は煙草が吸えないのがイヤだったのではないでしょうか..言うてもホテルによっては喫煙可の部屋もあるのですが旅客機内6〜7時間がイヤ?それならそうと言ってくれればわたしの安定剤なり眠剤をあげたのに。

 そも父はハワイ所か海外各国に何度も行っている(ハワイでは自慢気にアグネス・ラムと写真まで(右画像))のだから観光したくなければ部屋で煙草吸ってればいいではないかとも..まぁ母以外のメンバーが特にハワイ行きたくないというのも実はありましたが。
 個人的に海外に行くなら単独シベリア鉄道でモスクワ入り、というのをやってみたかったですが、もういいです。

 さて、わたしも体力の劣化が激しい。しかし時間はあるので母念願のハワイ旅行何とかならないかと調べてみたら介護タクシー(ミニバンみたいの)でツアーをしてくれる業者がありました。しかし!その間猫ーズをどうするか、という問題もあり大久野島なら海もキレイし兎も可愛いよと母に提案した所「今んとこ旅行なんてしたくない」との事でした。今んとこって....