ぽかん

長い連休も最後の日曜日。すかっとした晴れと言いたいが、黄砂が出て
いる。こんな日は頭が痛くなる。
連休の終わりの日は、いつも自分の休日とひとりで出かけていくことに
している。行くと言っても、本屋ばかりだが元町へとりあえず出ていき
ウロウロと見て回る。今日は「ぽかん」を見つけるのも目的のひとつ
「ぽかん」とは、ミニコミ詩だが書き手がなかなか渋い。山田稔氏や
普段、他では書かないような人がいてそれは恐らく編集長の真治さんの
力だろな。真治さんは、元大阪のちょうちょぼっこをしていた一人の
若い可愛い女性だが、その容姿より中味はかなりなので普通では無い
本好きな人で自分で店をやる人は大体、変わった人やすごくこだわりの
ある人また頑固な人とかが多いが、彼女もその一人だと思う。でないと
ミニコミ誌を出し続けるなんてできないよ。
ちょうちょぼっこへ行った時に、真治さんとあれこれ話したことがある。
古本市でも会ったり思えば出会いから結構年が経っている。
「ぽかん」は神戸ではトンカ書店にあったけど、トンカさんは先日子ども
が産まれて産休中なので手に入らない。今まで、創刊号から全部ここで
買ってた。三号から、型が小さめの四角形になったり付録がついたりし
装丁に林哲夫さんが関わり表紙絵も変わったりしている。実は、この中
の内濠弘「千代田区猿楽町〜」を読んでいて、この続きが読みたかった。
読んでいると、「彷書月刊」の田村さんを思いだす。金銭面の相当な赤字
で何度も廃刊の話が出て、その度に田村さんが嫌がり続けていたとか多分
そうだろなと思ってたが、赤裸々に描かれている。
「ぽかん」は結局、真治さんにメールして直接送ってもらうことにした。
久しぶりに連絡する機会ができたかな。送られてくるのが楽しみ。
定価900円