ruby-trunk-changes r47269 - r47274

今日はおもにリファクタリング的な変更のみでした。

normal: r47269 2014-08-25 11:24:10 +0900

rb_iseq_location_t の first_lineno メンバの型を size_t から VALUE に変更しています。けどセットしているところしか弄ってなくて使ってるところが変更されてないなぁ…と思ったら rb_iseq_first_lineno() は VALUE 型として first_lineno を返していたので、元々型が間違ってた(食い違ってた)ということみたいですねぇ。コミットログをみると rb_iseq_build_for_ruby2cext() は experimental な関数ということなのでここはほとんど使われてなかった模様。

svn: r47270 2014-08-25 11:24:22 +0900

version.h の日付更新。

nobu: r47271 2014-08-25 12:56:53 +0900

標準添付ライブラリ logger で出力するメッセージの時刻の microsecond を strftime の "%N" 指示子を使って出力するようにしています。 https://github.com/ruby/ruby/pull/704

nobu: r47272 2014-08-25 13:03:33 +0900

r47271 の続きで、標準添付ライブラリ logger のメッセージに含める日付の文字列の生成の条件分岐を || 演算子でまとめてより短く書くようにしています。

nobu: r47273 2014-08-25 16:29:50 +0900

標準添付ライブラリ uriURI.decode_www_form_component で % のあとに16進数2文字が続かないような部分文字列があった時にエラーにするための正規表現を否定先読みを使って書くようにして正規表現をシンプルに、効率的にしています。

suke: r47274 2014-08-25 20:18:17 +0900

拡張ライブラリ win32ole で引数の文字列が tainted だった時の $SAFE > 0 の時の SecurityError 発生の修正。といっても元々あった処理のメッセージの変更と SafeStringValue() を使っていたため自前の例外発生処理にくる前に例外が発生してしまっていたところを StringValue() を使うように修正するものです。