ruby-trunk-changes r48000 - r48002

今日は Binding オブジェクトのマーク処理が足りなくて SEGV の恐れのある不具合の修正がありました。

ktsj: r48000 2014-10-18 20:46:31 +0900

ブロックを渡したメソッドから Binding オブジェクトを作って返して、その Binding#eval で yield を呼び出すとブロックの情報が GC されてしまっていて SEGV される可能性がある不具合を修正しています。 Binding オブジェクトのマーク処理が不十分だったようです。ついでに Binding の生成処理を関数にまとめています。 [ruby-dev:48616] [Bug #10368]

ktsj: r48001 2014-10-18 20:46:41 +0900

Binding オブジェクトの作成で r48000 で切り出した rb_vm_make_binding() を直接呼び出すようにして、ただのラッパとなっていた rb_binding_new_with_cfp() 関数は削除しています。

svn: r48002 2014-10-18 20:46:47 +0900

version.h の日付更新。