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nagaimichikoの日記 RSSフィード

2008-12-05

to believe or to love

信じるより、愛するほうが簡単だ。


信じるには理由が必要だけど、

愛するのに理由は要らないから。








・・・・なんとなく思いついたので書いてみた。

2008-03-09

資本主義というシステム自体が古いものになっているのだろうか

ネット企業と資本主義の相性が悪い3つの理由 - shibataismの日記というブログが示唆に富んでいる。

ネットサービスの場合、

(1)開発に大規模なコストがかからない

(2)大企業じゃなくても優れたサービスが作れる

(3)人材はお金で買えない

ということらしい。(1)と(2)の違いがあんまりよくわからないので自分なりにブレイクダウンすると、

・サーバもインフラコストも安いから、設備費用はあまりかからない

・複雑なシステムでなければ、人もそんなにいらない

・ネットで配る分には配布コストもかからない

・口コミで広まるならマーケティングコストもかからない

ってわけであんまり資本=元になるお金 は必要ない。


「資本主義」という発想自体、ネットが生まれるよりもずっと前に出来上がったものだから、うまく合わないのも当然といえば当然なんでしょうね。



逆に必要だろうな、と自分が感じるのは、

・とにかくスピード!スピード!スピード!

・すごいこと(?)を思いついてそれを形にできる人

・いろいろあるけどくじけずに突き進めるチームプレイ

と、

・ユーザーが一気に増えても耐えられるシステムの拡張性

・口コミ、サポーターを巻き込める中の人の人間性

さらには、

・利用しようと寄ってくる人を排除、もしくは逆に利用しちゃうしたたかさ

なんてものがあるといいんじゃないでしょうか。



ちなみに「wikipedia:資本主義」とは、

社会に貨幣を投下し、投下された貨幣が社会を運動してより大きな貨幣となって回収される場合この貨幣が資本とよばれる。(資本を参照)資本が利潤や剰余価値を生む社会システムのことを資本主義という。

(Wikipediaより)


ネットと資本主義が合わない、というのは、ネット=Free!経済(cf:クリス・アンダーソンの話)だから、つまり、「資本」がネットの中に入ると別の価値に換算されてしまっているのかもしれません。そこのもっとも大きな為替商がGoogleなのかなーと思う次第。為替はいつの世も儲かりますからなぁ、うまくやれば。


資本の代わりに流通するものって何だろう

クリス・アンダーソンの話の続き。ほんとに思い付きを書き留めておくだけだけど。


お金以外で、人が奪い合ってるものってなんだろうなーと考える。それはつまり権力ってものになる力を持つもの。

現時点で思いつくもの。


・CO2排出権(C20という議会が決定権を握っているらしい)

・国連議席(途上国援助に先進国が必死なのはこのため)

・人の評価(ヤフオクとか。レピュテーション・エコノミー)

・人の関心(視聴率とか。アテンション・エコノミー

・人の愛情(お金では買えません。ブランド価値がこれかなー)

・労働力(古くは奴隷売買にさかのぼる)

・情報(メディアはこれを売ってお金にしてたんですけどねぇ)

・娯楽(ディズニーランドから風俗まで。「経験」というほうが現代っぽい)

・エネルギー源(石油、天然ガス、バイオエタノールなど)

・食料(バイオエタノールに取られて価格高騰中)

・真水(そのうち足りなくなりそうだ)

・空気(奪い合いになったときは地球が滅びるときだなー)


んー、なんか暗い気持ちになってきた。OZとか思い出しましたよ、懐かしい漫画。

2008-03-03

ニコニコ動画は新しい経済圏の最先端を行っているのかもしれない


米Wired誌の3月号を読んだ。

っていっても読んだのは、Chris Anderson(クリス・アンダーソン、「ロングテール」という言葉の生みの親で、Wiredの編集長でもある)のコラム「Free!」だけだけど。

本文の内容は以下のブログに簡潔にまとまっているのでそちらを参照してください。

B3 Annex: Longtail著者の新作”Free”、Wired誌に先行登場! 6つの無料ビジネスモデルとは?

この6つの分類だけでも、なるほどなーと思える。


ただ、私が注目したのは、このブログには書かれていない、この後に書かれた部分。雑誌で言うなら194ページ目、あとがきのように書かれたところ。



Chris Andersonは「externalities」という概念を紹介する。それは「世界で求められているのは、お金だけではない」ということ。


その最たるものは人の時間と尊敬だ。この2つの要素がどんなものかは分かっている。ただ、資産として計れるものであることは、最近になってやっと分かったのだ。「アテンションエコノミー」(人の注目を指標にした経済)と「レピュテーションエコノミー」(人の評価を指標にした経済)というのは、学問的に見るとあまりにも曖昧だが、どちらの中にも、何かリアルなものがある。


人の時間や注目を集めるのは、広告に必須。テレビCMは視聴率、ウェブサイトの広告は「インプレッション」(閲覧数)で計りますが、これがまさに典型的。

尊敬とか評価というのは、まだお金にはなっていないですが、Amazonやヤフオクで評価の低い出店主からは購入しない、なんてのが分かりやすいですね。

Chris Andersonはこれを最も分かりやすく体現しているのがGoogleだと指摘して、「グーグルはこれらの新しい経済における中央銀行になっている」と表現しています。



さらに、ぐっと来たのが次の台詞。

これら(人の時間と尊敬)は新たに求められているものだ――そして、無料(Free)の社会は、これらの価値ある資産を得るために存在していると言っていい。そしてそれは、これから明確になってくるであろうビジネスモデルのために必要なのだ。無料というものは、これまでドルやセントだけで換算されていた経済を、もっと現実的なありとあらゆるもので数え上げる。我々が現在、本当に価値を感じているものを使って。

追記

英語版、ウェブで読めることが分かったのでリンクしておきます。

http://www.wired.com/techbiz/it/magazine/16-03/ff_free

この本、いつ出るんだろ。


んー。ニュアンスが伝わるといいな。




で、この「人の時間や注目」と「人の尊敬」が動かしている経済圏が、いまここにある「ニコニコ動画」だと思ったのです。

ドワンゴの決算資料によれば、ユーザーの平均利用時間は2007年10月時点で1日1時間(PDF)。ニコニココラムによればコメント数は累計で9億を突破。1秒35コメント付いている計算。

尊敬は数字では表しにくいけれども、ユーザー=クリエイター同士がコラボレーションして新しいものを作り上げていく様子は、そこに尊敬がなければ起こりえないものだと思う。


ちなみにニコニコ動画もコンテンツは無料で見られるので、Free!経済圏に入ります。分類で言えば・・・って思ったら1〜6まで駆使してますね、これ。


1."Freemium"(1%の有料ユーザーの収益で99%の無料ユーザーを賄うモデル)

プレミアム会員(月額525円)が支えてます。


2.Advertising(広告モデル)

バナーとか時報とかですね。ニコニコ市場もAmazonはこちらに入ります。


3.Cross-subsidies(他の商品で収益を上げる)

ドワンゴの着うた系に誘導するニコニコ市場はこちら。

あと「ねこ鍋」とかのDVDとかその他の商品化もこちら。


4.Zero marginal cost(コストがゼロだから無料で配っちゃう)

事例では音楽配信が上がっていて、配信コストがかからないので無料で配っちゃう、という話がありました。ニコニコ動画だとインフラコストがゼロ・・・というのは苦しいか。でも運営側から見ればインフラコストが膨大だけど、そこにコンテンツを提供するユーザーから見たら配信コストはゼロ、ということで。


5.Labor exchange(労働力を提供する代わりに無料になる)

ユーザーさんが動画をあげたり突っ込んだりアフィリエイトを張ったりすることで労働力を提供している、と言えそうです。


6.Gift economy(プレゼントモデル)

「お金だけがモチベーションじゃない」ということで、無料でコンテンツが見られるのはユーザーさんがほかのユーザーさんに自分が作った動画をプレゼントしている、と言えるでしょう。




もう、ドワンゴ&ニワンゴ怖い子!



「人の時間や注目」と「人の尊敬」が動かしている経済圏のビジネスモデルは、Chris Andersonも「これから明らかになってくる」と語っています。

Googleが「人の時間や注目」と「人の尊敬」をひたすら集めて別のところへ流すPipeになることで巨大なビジネスを作り上げようとしているのに対し、ニコニコ動画が目指すのはエンターテインメント。つまり、「人の時間や注目」と「人の尊敬」を何倍にも膨らませる仕組みが出来上がる可能性があるわけです。



面白いことになってきました。


この話は、個人的にもすごくわくわくしているのです。追い続けたいテーマ。

お金は必要だけど、お金だけではすべての価値を計れない。

特にある程度、資金力が豊かになった「先進国」と呼ばれる国で、お金があるだけでは幸せになれない現状に、尊敬とか愛情とか連帯とか、いまは曖昧な言葉でしか語れないものを指標化できれば、「豊か」という言葉の意味が、もっと本当に豊かになれる気がしているのです。

「我々が現在、本当に価値を感じているもの」。それをもっと大事にできるように、していきたいな、と思うのです。


多分その答えを、私たちは手に入れつつあるのだから。

2008-02-29

はてなとニコニコ動画の共通点

はてなが京都に移転するという。


それ自体は別に、「そっかー、はてなってもともと京都の会社だもんねー」と思って、自分の中では「ふーん」程度だったんだけど、反響の大きさにびっくり。

プレスリリースは400以上はてブがつくし、twitterはその話題で持ちきり。

まぁ、「アメリカ行ってたんじゃなかったの?」とか「子どもが生まれるんだって、おめでとう!」とかあるんだろうけど、それにしてもオマイら騒ぎすぎだろと。

なんか、めっちゃ愛されてるなぁ、と思った。





なんでこんなに、はてなはネット住人から愛されてるんだろう。










ってことをずーっと思ってたら、一部サービス終了のお知らせが届いた。

はてなマップ、はてなリングのサービス終了予定について



これ見て思い出した。

ああ、はてなはユーザーの声を聞きます、それを取り入れます、反映させます、ということをわりと初期から明示していた会社だったんだって。




自分たちが声を上げれば、はてなは聞いてくれる。

ユーザーの投票結果で新機能が開発されるくらい、本気ではてなは自分たちの声を聞いてくれる。



それが、うれしいんだ。






多分それはニコニコ動画にも言えて。


運営さんが「最近は要望板が多すぎて見きれません」っていうくらい、ずっとちゃんと見てる。

だから信頼できる。







自分はサービスを開発できるほどじゃないけど、こうだったらもっと良いのに、っていうアイデアならある。それを聞いてくれる。取り入れてくれる。







逆に、なんで「自分の声を聞いてくれる」サービス元を好きになるんだろう、って思うと、

自分が何かの役に立てることを教えてくれるから。

無力を英語でhelplessというけれども、誰かをhelpできる=自分が無力じゃない、ってことを感じさせてくれるから。



ちょっと前にAttribute=51さんのところで「ニコニコ動画が言い続けた「アンチ集合知」とは何だったのか」 というとても面白いエントリがあって、ここから「ニコニコ動画は承認欲求を満たすか」的な話が延々とされてておもしろかったのだけど、(そしてその承認欲求は主に動画うp主とそれにコメントをつけたりして絡む人の話だったけど)、


なんとなく世の中の気分としてあるのは、

こんな、とても自分が敵わないようなすごい人たちがごろごろしているネット社会の中で、「それでも自分にも存在価値はあるんだ」って、感じたいってことじゃないだろうか。



・・・まぁ、それは自分の欲求なんですけどね。ほんとは。

2008-01-25

今日の結論

社内のやりとりや情報共有の大半はtwitterで事足りる予感。

社内twitterとか作って見つけたサイトの情報とか社内外の雑談とか流したらいいんじゃないか。





・・・と思ったらニコ動開発者のみなさんがすでにやってた。そういえば。