2009-11-06
【勝間和代】35歳独身限界説批判〜結婚しなくいい、同棲しろ〜
by:Corey Ann
■評判だった?!
勝間さんのブログに「結婚のすすめ〜35歳独身限界説(1)」が「評判だった」とブログに掲載されていることに驚いた。
毎回、ブログを読んでいるわけではないので、いつもこういう報告の仕方なのかもしれないけれど。
11月 5日〜国家戦略室にデフレ対策をプレゼンしましたモーニングの連載「35歳独身限界説」が評判です
* 09:45 35歳独身限界説、ですね。ありがとうございます。力を入れて書きました。 RT @orangevtr: 今号モーニングのエンゼルバンク末の勝間氏コラムが面白かった。頷くことばかり。
* 09:46 ご紹介、ありがとうございます。RT @passionhack: 勝間さんの新しい火ダネ、「35歳独身限界説」。独身でいると35歳あたりから思考の幅に差がでてくるという。さらに既婚者のほうが未婚者より生産性の向上に努力すると指摘する。さて、さて、結婚してから自分の生産性は・・・
「結婚のすすめ〜35歳独身限界説(1)」を読んだとき、「またか・・・・」という程度の認識だった。
書いている本人はこの言説のまずさに気がついているんだろうが、仕事と割り切り、字数の制限上、受けるように書いているんだろうと。
けれども、「評判だった」などと、ブログに掲載するところを見ると、「本気?」と思えてくる。
twitterでの反応をそのまま掲載しているようだが、TL(time line)は自分の都合のいいようにできている。
フォローするかしないかなどを自分で選べるから、好きな情報しか入ってこないようになっているのだ。
嫌なら、フォローをはずす、自分のPOSTを相手に見えないようにするなど、
毎日のフォロー×フォロワーという関係からどんどん、情報は遮断される方向に動いていく。
■35歳独「居」限界説
という以前のステレオタイプを現代風にアレンジして、再プレゼンしているにすぎない。
「結婚」を商材風にプレゼンしているのだ、「メリット・デメリット」をあげつらって、「結婚」という商品を買ってもらおうとするパワーポイント資料のようなつくりだ。
勝間さんの主張する以下の結婚のメリットは結婚しなくても「同棲」で充分享受できる。
具体的には、結婚生活を継続する中での以下の3つが大きな成長につながるメリットとなります。
1. ワークライフバランスを考えざるを得ないことから、生産性が向上する
これらは、結婚のメリットではなく、「人と一緒に住む」メリットだ。
それを、なぜか「結婚」に読み替えている。
3.については、そもそもパートナーが自分とまったく違う社会階層出身である場合が少ないので、根拠が薄い。
結婚する必要性がないんである。
だから、「35歳独身限界説」が真実だったとして、それを打破する策は「結婚」ではなく「同棲」「同居」である。
正しく言うのならば「35歳独「居」限界説」だ。
なぜ、そんなに「結婚」にこだわるのか?
婚姻したカップルから産まれた子を嫡出子、そうでない子を非嫡出子と言いますが、日本は、文化的に非嫡出子が産まれにくい状況です。
なんと98%の子が嫡出子です。つまり、未婚化・晩婚化が進むと、子どもが産まれにくくなります。そのため、未婚化・晩婚化対策をするほうが、少子化対策としてより効果を上げる可能性があります。
上記に見るように元記事に、少子化対策のために、「未婚化・晩婚化対策をするほうが、少子化対策としてより効果」があるから「結婚」にこだわるとはっきりいってる。
「少子化対策」の一環として、勝間さんも「結婚のすすめ」を書き、「結婚のメリット」を紹介し、みなさまに結婚していただき、
(1) 非嫡出子が生まれにくい
(6) だから、結婚してはどうか?
こういう構成になっている。
しかし、大事なことがすっぽ抜けている。
それは、「なぜ、非嫡出子が生まれにくいか?」という問い。
婚姻したカップルから産まれた子を嫡出子、そうでない子を非嫡出子と言いますが、日本は、文化的に非嫡出子が産まれにくい状況です。
「日本は、文化的に非嫡出子が産まれにくい状況です。」とさらっと流している。
これはまず、大きく間違っていることを言わざるおえない。
日本は「文化的に非嫡出子が生まれにくい状況」は完全なるNGである。
正しくは「非嫡出子差別があるから、(結婚しないと)生みにくい状況」だ。
非嫡出子とは、婚姻関係にない間に生まれた子どものことをさす。
その差別は、戸籍に非嫡出子と記載されるとともに、「正当でない」子供というレッテルが付きまとう。
それは、あなたの周りにないだけだ、もしくは隠されているだけだとはっきり申し上げよう。
法的にはっきりと「差別」されており、それは最高裁の判決例でも見て取れる。
「婚姻していない男女の間に生まれた「非嫡出子」の遺産相続分を嫡出子の半分」と規定している。
以下の裁判では、「法の下の平等を定めた憲法14条に違反しない」と判決を出したにもかかわらず、
まどろっこしいな、つまり、「違憲」だろ?といいたくなるが。
婚姻していない男女の間に生まれた「非嫡出子」の遺産相続分を嫡出子の半分と定めた民法の規定の合憲性が争われた審判で、
最高裁第2小法廷(古田佑紀裁判長)は9月30日付の決定で「法の下の平等を定めた憲法14条に違反しない」と判断し、
実はこういうことだと思う。
(1)非嫡出子が生まれにくい。
タイトルが「結婚のすすめ」なんだが、もう、「結婚ありき」で話が進んでいるので、こういうことになる。
メリットとかどうのこうのとかは「おまけ」で、「結婚」を現代風にメリットを説明して、「結婚しないと子供は生んではいけない」という価値観を補強している。
「婚活」というワードが流行って、ただでさえ、非婚者に対して厳しいのに、
「デメリットばかり見て、結婚を先送りするのではなく、ぜひ思い切って飛び込んでみてください」
とは。
結婚を先送りするのは、デメリットどうこうのまえに・・・・・って前に、そもそもって話だ。
「そもそも、結婚って何さ?」
これから、結婚する人、結婚しない人、結婚について考えてみる時は、
陽のあたる毛の会ー「結婚」って何だろう? 制度としての結婚を考えるー
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