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腐フェミニスト記-801 Feminist Diary- このページをアンテナに追加 RSSフィード

  

2009-11-06

【勝間和代】35歳独身限界説批判〜結婚しなくいい、同棲しろ〜

f:id:nagano_haru:20080609144323j:image

by:Corey Ann


■評判だった?!


勝間さんのブログに「結婚のすすめ〜35歳独身限界説(1)」が「評判だった」とブログに掲載されていることに驚いた。

毎回、ブログを読んでいるわけではないので、いつもこういう報告の仕方なのかもしれないけれど。



11月 5日〜国家戦略室にデフレ対策をプレゼンしましたモーニングの連載「35歳独身限界説」が評判です

* 09:45 35歳独身限界説、ですね。ありがとうございます。力を入れて書きました。 RT @orangevtr: 今号モーニングエンゼルバンク末の勝間氏コラムが面白かった。頷くことばかり。

* 09:46 ご紹介、ありがとうございます。RT @passionhack: 勝間さんの新しい火ダネ、「35歳独身限界説」。独身でいると35歳あたりから思考の幅に差がでてくるという。さらに既婚者のほうが未婚者より生産性の向上に努力すると指摘する。さて、さて、結婚してから自分生産性は・・・


結婚のすすめ〜35歳独身限界説(1)」を読んだとき、「またか・・・・」という程度の認識だった。


書いている本人はこの言説のまずさに気がついているんだろうが、仕事と割り切り、字数の制限上、受けるように書いているんだろうと。


けれども、「評判だった」などと、ブログに掲載するところを見ると、「本気?」と思えてくる。


twitterでの反応をそのまま掲載しているようだが、TL(time line)は自分の都合のいいようにできている。

フォローするかしないかなどを自分で選べるから、好きな情報しか入ってこないようになっているのだ。

嫌なら、フォローをはずす、自分のPOSTを相手に見えないようにするなど、

毎日のフォロー×フォロワーという関係からどんどん、情報は遮断される方向に動いていく。

「TL=自分の好き勝手世界観」である。



■35歳独「居」限界




結論:35歳独身限界説を乗り越える方法


結婚しなくいい、同棲しろ、もしくは、誰かと一緒に住め。



結婚のすすめ〜35歳独身限界説(1)」は



「やっぱり、男は結婚したら、家族への責任感がでて、しっかり仕事ができる」

「女は子供を生んで、母親になってこそ一人前」



という以前のステレオタイプ現代風にアレンジして、再プレゼンしているにすぎない。


結婚」を商材風にプレゼンしているのだ、「メリットデメリット」をあげつらって、「結婚」という商品を買ってもらおうとするパワーポイント資料のようなつくりだ。


勝間さんの主張する以下の結婚メリット結婚しなくても「同棲」で充分享受できる。





具体的には、結婚生活継続する中での以下の3つが大きな成長につながるメリットとなります。


1. ワークライフバランスを考えざるを得ないことから、生産性が向上する

2. パートナーとともに暮らすことにより、他人との学び合いの機会を得る

3. 社会の多様性(ダイバーシティ)に対する理解が深まる



これらは、結婚メリットではなく、「人と一緒に住む」メリットだ。

それを、なぜか「結婚」に読み替えている。

3.については、そもそもパートナー自分とまったく違う社会階層出身である場合が少ないので、根拠が薄い。

社会の多様性ではなく、人間の多様性のほうが強くないか?


結婚する必要性がないんである。


だから、「35歳独身限界説」が真実だったとして、それを打破する策は「結婚」ではなく「同棲」「同居」である。


正しく言うのならば「35歳独「居」限界説」だ。



■裏に潜む「非嫡出子差別


なぜ、そんなに「結婚」にこだわるのか?


婚姻したカップルから産まれた子を嫡出子、そうでない子を非嫡出子と言いますが、日本は、文化的に非嫡出子が産まれにくい状況です。

なんと98%の子が嫡出子です。つまり、未婚化・晩婚化が進むと、子どもが産まれにくくなります。そのため、未婚化・晩婚化対策をするほうが、少子化対策としてより効果を上げる可能性があります。


上記に見るように元記事に、少子化対策のために、「未婚化・晩婚化対策をするほうが、少子化対策としてより効果」があるから「結婚」にこだわるとはっきりいってる。

少子化対策」の一環として、勝間さんも「結婚のすすめ」を書き、「結婚メリット」を紹介し、みなさまに結婚していただき、

子供を生んで育てていただき、子供を増やそう!というわけだ。


(1) 非嫡出子が生まれにくい

(2) 事実日本の98%が嫡出子

(3) だから、結婚しないと子供は生まれない

(4) 少子化対策には、「結婚をすすめ」ないとだめだ。

(5) 結婚少子化対策以外にもメリットがあるよ

(6) だから、結婚してはどうか?



こういう構成になっている。

しかし、大事なことがすっぽ抜けている。

それは、「なぜ、非嫡出子が生まれにくいか?」という問い。



婚姻したカップルから産まれた子を嫡出子、そうでない子を非嫡出子と言いますが、日本は、文化的に非嫡出子が産まれにくい状況です。



日本は、文化的に非嫡出子が産まれにくい状況です。」とさらっと流している。

これはまず、大きく間違っていることを言わざるおえない。

日本は「文化的に非嫡出子が生まれにくい状況」は完全なるNGである。


正しくは非嫡出子差別があるから、(結婚しないと)生みにくい状況」だ。


非嫡出子とは、婚姻関係にない間に生まれた子どものことをさす。

その差別は、戸籍非嫡出子と記載されるとともに、「正当でない」子供というレッテルが付きまとう。

表立った文化差別はないと主張する人もいるかもしれない。

それは、あなたの周りにないだけだ、もしくは隠されているだけだとはっきり申し上げよう。


法的にはっきりと「差別」されており、それは最高裁判決例でも見て取れる。


婚姻していない男女の間に生まれた「非嫡出子」の遺産相続分を嫡出子の半分」と規定している。

以下の裁判では、「法の下の平等を定めた憲法14条に違反しない」と判決を出したにもかかわらず、

裁判官は異例な反対意見・補足意見を出している。



まどろっこしいな、つまり、「違憲」だろ?といいたくなるが。


非嫡出子:相続規定、最高裁が合憲決定

 婚姻していない男女の間に生まれた「非嫡出子」の遺産相続分を嫡出子の半分と定めた民法の規定の合憲性が争われた審判で、

最高裁第2小法廷古田佑紀裁判長)は9月30日付の決定で「法の下の平等を定めた憲法14条に違反しない」と判断し、

非嫡出子側の特別抗告棄却した。


 決定は4裁判官中3人の多数意見で、判例踏襲した。

今井功裁判官は「子の出生に責任があるのは被相続人で、非嫡出子には何の責任もない。規定は違憲」と反対意見を述べた。

合憲とした竹内行夫裁判官も「相続時は合憲だが、社会情勢は変化し、現時点では違憲の疑いが極めて強い」と補足意見を述べた。

実はこういうことだと思う。


(0)非嫡出子差別されている。

(1)非嫡出子が生まれにくい。

(2)事実日本の98%が嫡出子

(3)だから、結婚しないで生んだ子供差別される。

(4)非嫡出子差別があるから少子化対策には、「結婚をすすめ」ないとだめだ。

(5)結婚少子化対策以外にもたくさんメリットがある。

(6)だから、結婚して嫡出子を生んで育ててはどうか?


タイトルが「結婚のすすめ」なんだが、もう、「結婚ありき」で話が進んでいるので、こういうことになる。


メリットとかどうのこうのとかは「おまけ」で、「結婚」を現代風にメリットを説明して、「結婚しないと子供は生んではいけない」という価値観を補強している。


婚活」というワードが流行って、ただでさえ、非婚者に対して厳しいのに、

デメリットばかり見て、結婚を先送りするのではなく、ぜひ思い切って飛び込んでみてください」

とは。

結婚を先送りするのは、デメリットどうこうのまえに・・・・・って前に、そもそもって話だ。


「そもそも、結婚って何さ?」


これから、結婚する人、結婚しない人、結婚について考えてみる時は、

下記サイトを読んでみることをおすすめする。

陽のあたる毛の会ー「結婚」って何だろう? 制度としての結婚を考えるー



おすすめ企画】

ななしななし 2009/11/06 14:45 コメントつけていいのかな?
全く同感です。
私も事実婚ですが、幸い、相手にも親にも反対されなかったんですよ。
1990年代後半だったからかなあ。
naganoさんの日々を応援しております。

TakeishiTakeishi 2009/11/06 16:23 こんにちは。
事実婚も結婚ですから、ここでは「結婚」を「法律婚」に置き換えた方が良いんじゃないでしょうか。

nagano_harunagano_haru 2009/11/06 16:51 ありがとうございます。
事実婚の先輩ですね。わたしは事実婚を通して、本当に目に見えないかたちの常識がどんなカタチで作用していたかというのを実感できました。これからも、そういうことを発見できるように自分をまっさらにして、物事を見ていきたいと思っています。

nagano_harunagano_haru 2009/11/06 17:01 私が「法律婚」と言う言葉を使わなかった理由は、

(1)勝間さんのブログの批判なので、相手が使っている言葉を使うことが伝わりやすい。
(2)勝間さんの言っている結婚=法律婚なのでわざわざ、こちらで、「法律婚」という用語を使うと読者が混乱する。

の2点です。

相手を批判する場合、相手が使っている言葉の空間のなかで行なわないと行き違いが起きると考えています。相手を批判するとき、違う言語の定義の空間を使うと難しくなるので、「結婚」に統一しました。

もし、「法律婚」という言葉を使う場合は事実婚と法律婚の定義から書き始めないと難しいと思います。そして、そのような定義から始めるとブログ内容は長くなり、専門的になり、読みにくくなる恐れがあります。

そして、私が言いたいことがぼやけてしまいます。

 私がこの記事で主張したいことは「結婚のメリット?それ、同棲のメリットでしょ?」ということと現在の結婚制度から生まれる非嫡出子問題に限定しています。

 そして、この問題は「法律婚」「事実婚」よりも、「結婚」全体にわたる価値観だと思いますので、広義の「結婚」という言葉を使いました。

ちなみにちなみに 2009/11/06 17:45 勝間さん自身は、非嫡出子の差別に反対していますし(「日本を変えよう」毎日新聞参照)、法律婚にもこだわっていないようです。

ae0800ae0800 2009/11/06 19:49 同棲カップル(共働き)に子供ができたとして、結婚せずにその生活を維持した場合、母子家庭扱いになるんですか?
子供手当てとか扶養控除とかの面で結婚しているよりも不利になる部分ってあるんでしょうか。

nagano_harunagano_haru 2009/11/06 23:29 うーん、母子家庭についてはわかりません。結婚しているときに比べて不利になるのは、経済的には共働きの場合はないと思います。ただ、子供を生むときに妻が一時的に働けない場合、扶養控除はないのではないでしょうか?内縁関係で保険などは会社によって入れますが、扶養は認められません。こちらがくわしく乗ってますよ。ご参照ください。「ふつうに事実婚」http://www.h6.dion.ne.jp/~pnest/wedding/jijitsukon.html

arohaaroha 2009/11/08 18:57 女性は、身一つで気楽に結婚に飛び込むことができてうらやましいです。
男性の場合は、家事負担・女性の遊興費・子育て・不倫されるなど、
結婚した後の負担とリスクが大きすぎます。

しかも今は雇用が不安定ですから、
失業したら、離婚される上に、財産の半分を慰謝料としてふんだくられますよね。
再就職も厳しいとあっては、もう自殺するしか道がありません。

団塊ジュニア世代のフェミニストがマスコミを利用して、
男性を虐げまくってきたおかげで、今現在の若い男性が法律婚に踏み切るには
想像を絶するほどの重圧があります。

女性は結婚してほしいようですが、現在未婚の女性が現実を考えるなら
事実婚で済ませるのが、男性にとっての妥協点でしょうね。

shiorishiori 2009/11/09 16:46 元記事の主張からズレたところで反論しても仕方ないのでは? 事実婚だって結婚だし、守るべき子どもがいる生活をすることも大事だってことでしょ。非嫡子どころか養子だっていいじゃん。

nagano_harunagano_haru 2009/11/09 17:13 大変そうですね。事実婚でも結婚と変わらなく認められる義務・権利もあるので、「1)夫婦の同居・協力扶助義務(民752条)2)貞操義務、婚姻費用の分担義務(民760条)他」ご注意ください。
くわしくはこちらをご参照ください。http://www.h6.dion.ne.jp/~pnest/wedding/jijitsukon.html#kenri01

ナガノハルナガノハル 2009/11/09 17:17 私は「ずれた」ところから「反論」しているつもりはありません。元記事が書かれた背景の慣習・法律について「批判」しています。

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