長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

全国平均が50%に満たない制度

 消防設備協会の東海北陸ブロック会長会議が静岡の地で開催された。
 昨今、これまでなかった様な形態の火災が連続して発生している。特に昨年末に糸魚川市で発生した、大規模火災、埼玉県で発生した大規模倉庫火災、そして25日午後3時46分に明石市で発生した、大倉市場を焼き尽くした大規模火災など規模の大きな火災が連続して発生している。
 私たち消防設備協会は、法に則った消防設備の適正な維持管理が使命だ。火災は発生させないことが第一義だが、発生した場合はいち早く覚知し、被害が広がらないうちに消火作業に繋げる事である。
 一般社団法人日本消防設備安全センターからの情報によれば、全国で設置された消防設備の点検報告率は49.2%と半分を割っているのが現状だ。
 点検報告率が半分に届かない法定制度自体に大きな問題があると考えてしまう。
 点検報告率の向上は行政が主体的に動かない限り、法的権限のない私たちの努力には限界がある。
 国民の生命と財産を守る消防設備の適正な維持管理が私たちの使命と心得て努力していかねばならない。
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