長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

表裏の技術

 ラペリング(懸垂下降)は登山の技術のひとつだ。
 クライムダウン(器具をつかわず下降すること)が出来ない場合は、支点を構築し、ロープと下降器を使い下降する。
 この技術自体はさほど複雑ではないが、一方で事故が多いのも事実だ。複雑でないが故に、システムの確認を怠る事も少なくない。
 また、下降中にトラブルを起こした場合は、そこから登り返す技術も必要だ。そう、下降と登り返す技術が表裏一体でラペリングは成り立っているとも言えるだろう。
 最近、教えを請うている山岳ガイドは、ラペリングの事故の多さにも警鐘を鳴らしている。今年、剱岳の八ツ峰で起きた懸垂下降中の事故も、トラブルが起きた時の対処ができなかったことに起因している。
 登山技術は奥が深く、常に安全に行動できるように学んでいきたい。
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