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nagisa74の日記

2012-05-20

新田国夫医師と最善の医療(5/17のクローズアッップ現代から)

国立市にも”赤ひげ先生”こと新田国夫医師がいた!f:id:nagisa74:20120520110148j:image:w360:right

医療法人社団つくし会 新田クリニック 理事長 新田国夫

平成2年国立で開業して早20年が経過。今でも、日々、地域医療とは何か、自問自答の繰り返し。

■開院時より在宅訪問診療を行ってきたが、これは通院不可能な患者に対して行う医療だが、お陰で今まで気づかなかったことが色々見えてきた。高齢者が何故廃用になるのか、どうしたら防げるか。結果として、病院医療と在宅医療の違いも分かってきた。

■これから超高齢社会を迎えて、「最善の医療」とは何か?

高齢者の終末期は、現在、約88%の方が病院で迎えている。自宅での最期を希望しても、諸々の理由で叶わないのが現実。病院では、1分でも1秒でも延命にむけてあらゆる手段を講じる。これが患者を苦しめることになっていようとも。

■私が新田クリニックを開業したのは、これらの課題を解決する為に、たとえ快復の見込みのない終末ガン患者や認知症患者であろうとも、その人なりに人間としての尊厳を保ち、希望する在宅での看取りを可能にする地域医療介護体制の確立の為である。まだまだ課題は山積しているが、行政や地元医師会等の御協力を頂いて前に進むのみである。

■最近になって我が国でもようやく、医療における患者の権利に対する認識が深まり、医師主導の医療から患者主導の医療に変わってきた

■死や終末期の議論がタブーではなくなり、学会や研究会での議論やそれに関する本も増え、マスコミも取り上げるようになった。

患者や家族の間にも、無意味な延命治療で患者を苦しめるより、尊厳の終末期を迎えたいという考えが強まってきた。

■又、2000年に介護保険制度が発足して以来、在宅介護サービスや介護保健施設が増加し、医療施設から在宅や介護施設へと「看取りの場」が広がりつつある

■しかし、その一方で増大する医療費を抑制する為に早期退院の圧力が強まっており、患者やその家族の意思を十分確認することなく治療方針が決定されるケースも多く見られる。

■2005年以降、年間の死亡者数が出生数を上回り、日本の人口減が始まった。団塊の世代が75歳の後期高齢者になる2025年には、死亡者数が出生数の2倍に達する超多死社会を迎えると予測される。

高齢者の終末期医療とケア及び死に場所の確保の重要性が益々高まるだろう。

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