３月１６日〜１７日の間、名護博物館の中庭にある市指定文化財「謝名城（じゃなぐすく）の高倉」の、カヤ葺き替えを行いました。
この高倉は大宜味村の謝名城から、県立博物館を経て平成元年に移築された沖縄県に現存するきわめて少ない沖縄型の高倉です。平成１５年（２００３年）に葺き替え作業を行いましたが、それ以降カヤさしは行われず、昨年の強烈な台風２回の直撃でだいぶ傷んでしまったので、カヤブキ専門家の指導の元で葺き替える事になりました。
３月１４日の高倉、だいぶ屋根が傷んでいます。
３月１５日に、カヤを外した屋根
３月１６日、カヤ葺き替え１日目、作業中！！
３月１７日、カヤ葺き替え２日目、大分、形になってきました。
カヤの上にかぶせた木をたたきながら、中で縄を引っ張って絞めていきます。
高倉の中で、縄を引っ張る様子。
なんか幻想的っぽかった写真（笑）
２日目、作業終了時の高倉。全体的にペッタンコです。
３月２３日の高倉。少しずつ、カヤ刺しをして相当屋根っぽく見えてきました。
これから、剪定してもう少しカヤを足していきます。
名護博物館では、作業の様子をＤＶＤで流しています。体験・見学できなかった方は、一度ご覧になってみてはいかがでしょうか？
作業に参加・協力していただいた方々、大変ありがとうございました。博物館に立ち寄る事がありましたら、高倉の様子をぜひ見ていってください。
（しま）
