日々のなごはく。

名護博物館ブログ

クロヨシノボリ、ふ化間近

前回紹介した(こちら)、
博物館で飼育中のクロヨシノボリ Rhinogobius brunneus

オスは、今日も卵を守っています。


よく見ると、卵の中には、赤ちゃん(仔魚)の眼が見えています。
卵を見つけてから、約1週間がたっています。


親には気の毒ですが、昨日、スポイトで卵を少し拝借して顕微鏡で観察しました。
卵を観察しようと思ったのですが、スポイトからシャーレに移している間にふ化してしまいました。
ふ化前の卵に刺激を与えると、それがきっかけでふ化が始まるケースがあります。

ただ、観察した感じでは、もうふ化してもおかしくないくらい発育が進んでいるようでした。
ちなみに、黒いバーは1mmですので、全長(TL)は4mmちょっとです。

水槽の方の卵は、まだふ化していませんが、数日中にふ化しそうですね。

(NM)