日々のなごはく。

名護博物館ブログ

川の水量、回復?

例年に比べて雨が少なく、梅雨入りも遅れた沖縄。
最近まで、あちこちの川で水が枯れていました。


名護博物館の近くの川の上流(5月の頭)

普段は流れのある場所なのですが、数百メートルにわたり水が枯れている状態・・・
わずかに水たまりのように残った場所もありましたが、見ての通り、魚などが泳ぐような場所はありません。
水が流れていたところに草が生えてしまっています。

5月24日に大雨が降ったので、その数日後に様子を見にいったところ・・・


水が流れているだけでなく、エビやカニ、魚などもたくさんいました。
写真は、60cmくらいのオオウナギ。夜だったこともあり、わずか100mほどの細い水路で8匹見つけました。

水量が回復してから数日しか経っていないと思うのですが、意外にたくさんの生きものがいてびっくり。
彼らはどこへ避難していたのでしょうか。


水面に足をピーンとのばしてじっとしているクモを見つけました。
ヒゲナガハシリグモの♂のようです。


別の個体。
何をしているのかなぁ〜とよく見てみたら・・・


アリをつかまえていました。
このクモは、このようにして水面で獲物をとらえるそうですね。

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さて、とりあえずは、川の水がもどり一安心。
このまま水量が維持されるといいのですが・・・

(NM)