このブログでは、カッサン建築工房の犬小屋を紹介していきます。
また、在来工法という大工の技術についても、時折ご紹介します。
末永くお付き合い下さい。

第一回目にご紹介するのは、
当工房トップモデルの犬小屋です。


お値段ですが、20万を軽く超えるとだけ言っておきます。
高いですね。

値段のことはさておき、
この犬小屋がどのように作られたのかを説明したいと思います。
下の画像をご覧下さい。

詳しい説明は省きますが、
この作り方は、本物の住宅の建て方とほぼ同じです。

いろいろとネットなどで調べましたが、
このような作り方で犬小屋を作っているところは、ほとんどありません。

多くの犬小屋製作会社は、
ただ単に板と板を張り合わせて作っているのです。
いえ、それが悪いと言っているのではありません。
私もそれで良いと思います。
実際、当工房でも張り合わせの商品はあります。
それで十分な強度は保てますし、何より安くご提供することができます。

しかし、工房のトップモデルなわけですから、
持てる限りの技術を駆使して作りたいというのが職人というものです。
まあ、平たく言えば、自慢したいだけです。


話を元に戻しますと、画像の作り方は木造軸組み工法、
通称「在来工法」と呼ばれる作り方です。

現在、大手の住宅メーカーでは、
この在来工法はほとんど用いられません。
なぜか?

コストがかかるからです。
在来工法はある程度以上の技術を必要とします。
技術を持った職人さんには、それなりの給料を払わなければなりません。
結果、高くつきます。

なので、大手メーカーのほとんどはツーバイフォー工法(通称ツーバイ)を用います。
ツーバイは、「素人でもできる」と言われるくらい簡単な工法です。
本来、大工は5年経たなければ1人前とみられないのですが、
ツーバイ大工は1年経てば一人前になれます。

決してツーバイをけなしている訳ではありません。
それがツーバイの良さだと思います。
(私は嫌いですが・・・)


とにもかくにも、
この在来工法は手間がかかります。
しかも、この犬小屋はポスト&ビーム風に仕上がっています。
ポスト&ビームとは、ログハウスの工法の一種です。

次回はそのポスト&ビームの説明から入りたいと思います。

※何かご質問などありましたら、遠慮なくコメントしてください。
それも交えて次回につなげていきたいとおもいます。


次回更新予定
5月10日


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