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2017-12-10 冬篇リハ(2) 加害者家族

今週は加害者家族役のリハーサル


ビューポイント

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いじめっ子に関する研究を読みました。


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↑赤くなっているのが、嬉しい反応。


いじめっ子は人の苦痛を見るのが好きだと考えられる」

「彼らは弱い者いじめをして他人を攻撃するたびに心理的な報酬を受け取り、反応の強化が進んでいることになる」

シカゴ大学心理学者ベンジャミン・レイヒー


デューク大学の研究報告によると、

子ども時代にいじめを受けていた人が長期的な後遺症に悩まされている一方、いじめた側は同年代と比較して健康的であることが分かった。

「他人をいじめることで自身は恩恵を受け、その代償を支払うことなく、さらには同年代の他の人たちに比べて精神的にも身体的にも健康である」


次に加害者家族に関する資料を読みました


名古屋アベック殺人事件

「私たち遺族はねえ、別にお金に執着してるわけじゃないんです。ただ本人たちに罪の償いをさせたい、罪の意識を持ち続けて欲しいだけ。時は経っても、罪は消えないんだから」

末松克憲

「罪の意識の問題は、何も犯罪を犯した少年たちだけに限った話ではありません。その家族についても、贖罪意識の全く見られないケースが実際に少なくないんです」

少年犯罪被害当事者の会代表・武るり子

「殺戮者は二度わらう」新潮45編集部(新潮文庫


佐世保小6女児同級生殺害事件

加害少女の父親

「事件が起きてから、報道の方がたくさん来られました。週刊誌やテレビ局の方から、フリージャーナリストと名乗る方まで…・・。電話も何度もありました。「お嬢さんに会いたいでしょう?きぬ川までの交通費、ご相談に乗りましょうか?」なんてお金で釣ろうとする人もいました」

父親によると、事件後、家族の元にはマスコミはもちろん、たくさんの宗教関係者も訪れた。救済を餌にちらつかあせ、しつこく入信を勧めるのだという」

父親だけが少女の生家に留まった。「家族が自分のせいで離ればなれになってしまったとは、娘に思ってもらいたくないんです。反省はしてほしいんですけれど、自分の親にまで迷惑をかけたとは思わないでほしいんです。」

「謝るなら、いつでもおいで」川名壮志(集英社


サレジオ学園首切り事件

同級生を殺害した被告少年Aは初等少年院出所した後、弁護士になった。

被害者家族「なんで謝りに来ないんですか」

元少年A「なんでおれが謝るんだ」

「A君は悪いことをしたつもりがない、と言ってたけど、あれってどういう意味かしら」

Aは謝罪する気持ちなど、はなから持ち合わせていないのだろう。

Aが洋君を殺害したのはつづじが真っ赤に咲き乱れる畑の中だった。

「つつじが咲くころになるとあの事件を思い出す。つつじは見たくない」

加賀美家の母娘もいまだにつつじの花を直視できない。

そのつつじがAの事務所を縁取るように咲き誇っていたのである。

「心にナイフをしのばせて」奥野修司(文藝春秋社)

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森安九段刺殺事件

息子に、どうして父親を刺したのか、訊いたことはあるのだろうか

「ありません。信じているのに、どうして訊く必要があるんですか。これからも一切触れる気はありません。事件に分からない点はあるけれど、私はあの子を信じています」

「私はいくら責められてもいい。でも、あの子にはこれ以上辛い思いをして欲しくないんです」

息子にどういう人生を送って欲しいのか

自由に生きてもらいたい。普通の人と同じように、自由に、まったく自由な人間として生きてくれたら、他に何も望みません」

殺人者はそこにいる」新潮45編集部(新潮文庫


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女子高生コンクリート詰め殺人事件

加害者カズキ(仮名)にインタビューしていた際に、照明器具が落下して、彼の頭を数センチかすめた。

「ああ、俺は許されてないんだ。彼女が怒っているんだ」

彼は両手で頭を抱え込み、つっぷしてしまった。

がっちりとした背中がかすかに震えていた。

「少年に奪われた人生」藤井誠二朝日新聞社

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神戸児童連続殺傷事件の元少年Aの手記「絶歌」(太田出版


「私はこの手記全体が、遺族の方々、いろいろな彼を支えてきた人、あるいは自分の家族への長い手紙というか、支えてくれた人にはお礼の手紙であり、遺族の方々にはお詫びの手紙として書かれたものだなという気がしました」

出版した太田出版の編集担当のインタビュー記事より

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コロンバイン高校銃乱射事件の加害者の母親の手記

「事件から1年後、亡くなった男子生徒の父親が連絡をくれた。私たちは2001年12月に彼を家に招いた。(中略)彼は帰り際に私たちに責任はないと思うと言ってくれた。これ以上にありがたい言葉は考えられない」

「殺された女子生徒の妹から届いたかわいらしい手紙には、子どもの行動は親の責任ではないと思っていると書かれていた」

「息子が殺人犯になった」スー・クレボルド(亜紀書房

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本日のお弁当

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物語上も半年経っているので、その間にどんなことがあったのか、心情はどう変化しているのか、話し合いました。

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キャラクター・インタビュー

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休憩

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実家の将棋盤を送ってもらいました。

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冬篇で加害者家族と関わる役を演じる石上亮さんと中川香果さん

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2017-12-02 冬篇リハ(1) 被害者家族

『許された子どもたち』冬篇のリハーサルがはじまりました。

初回は被害者家族役のメンバーが集まり、事件資料を読みました。

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「犯罪被害は連鎖的に家族の人生を奪っていくものなのだ。同時に、家族を犯罪に合わせてしまったのは自分のせいではないのか、と遺族は激しく自分を責める」

滋賀・青木悠君リンチ殺人)


「遺族は人生を楽しんじゃいけないと思う人が多いし、私も最初はそうでした。でも人間だから笑いたい、おいしいものを食べたい、楽しみたいと思う。でも、そうしちゃいけないという気持ちに負けてしまうのです。そのうえ、あの人、家族を亡くしたのにもう楽しんでるよ、と陰でいうような偏見が日本社会には根強い。例えば笑っているところを人に見られたらどうしようと思う」

「時々、妻と娘の声を思い出せないことがある。それは罪何でしょうか?」

光市母子殺害事件

『殺された側の論理』藤井誠二講談社

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「家族で怜美の話をすることはないね。ほとんどないというべきかな。息子には、何回かこっちが水を向けた」

「ただ、考えようと意識しなくても、突然怜美の記憶が蘇ることはしょっちゅうあるわけで。怜美が好きだった曲がコンビニで流れたり、怜美が好きだった食べ物が出て来たり、そんなことがきっかけになったり、会社帰りの夜道を一人ぽつぽつ歩いているときに突然、思い出が噴き出すこともある」

「向こうの親から月1回のペースで手紙が来てます。向こうの親も非常に苦しんでいると思う。でも、「だから許します」というほど単純にはならないんです」

佐世保小6女児同級生殺害事件)

『謝るなら、いつでもおいで』川名壮志(集英社


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「生きているあの子が支えであり、生きがいであり、宝だったんですよね。だから、夫婦だけの生活になると、どうしてもプラスの方にいけない」

謝罪して欲しいのは勿論なのだが、現実に謝りに来られるのもつらい。またさらに、謝罪を受け入れることと、少年を許すことは、根本的に違う」「線香をあげてもらうことには納得がいかなかった」

「ええかげんにして!お父さんもお母さんも勝手過ぎる!今までいろんな取材を見ていても、取り上げられるのは悲しんでる親の事だけ。後に残った子どもの事はほとんど触れられていない」

(1995年 岡山県の大学生が18歳の少年3人に暴行を受け死亡した事件)

『少年にわが子を殺された親たち』黒沼克史(草思社


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「仲のいい同級生たちから家庭の事情を聞かされるたびに、どうしてうちだけこんなに苦しまなくてはいけないんだろう、どうしてうちだけ不幸なのだろうと思った」

「社長には兄と同じ年頃の息子がいて、兄の死を知っているにもかかわらず、たびたび父の前で息子の自慢をしたそうだ。社長の無神経さに「頭にくる」とよくこぼしていた」

サレジオ高校首切り殺人事件

『心にナイフをしのばせて』奥野修司(文藝春秋社)


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「他人からすれば、偶然だとも、妄想だとも思われるかもしれません。医学的に私たちの心の状態を開設しようとする人もいるかもしれません。でも、そんなことはどうでもいいのです。苦しみのどん底にあった私たち夫婦は、この日を境に温かい心を取り戻して行けたのですから」

神戸連続児童殺傷事件)

『彩花がおしえてくれた幸福』山下京子(ポプラ社





「多くの方々の励ましと慰めとは反対に、多くの嫌がらせもありました。その数は少なくはなく、5つのうち1つの割合で嫌がらせがあったと思います。郵便や電話などによる嫌がらせですが、その中には何がいいたいのか理解に苦しむものもありました。

最もひどい嫌がらせは、事件発生後まもなくにきたものでした。それは一通のハガキで、人間の首を切った絵を描いていました。」

神戸連続児童殺傷事件)

『淳』土師守(新潮文庫




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人物の背景について話し合い、

キャラクタインタビューを行いました。


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午後は

主役の上村侑くんと、冬篇の中心的人物を演じる名倉雪乃さんも参加してのリハーサルです。

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名倉さんは演技初経験ですが、役柄についてよく考えていることが伝わりました。

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2017-11-24 『マイティ・ソー バトル・ロイヤル』『彼女がその名を知らない鳥た

タイカ・ワイティティ監督『マイティ・ソー バトル・ロイヤル』(2017)@TOHOシネマズ渋谷

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白石和彌監督『彼女がその名を知らない鳥たち』(2017)@渋谷シネパレス

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2017-11-23 『ジャスティス・リーグ』

ザック・スナイダー監督『ジャスティス・リーグ』(2017)ドルビーアトモス@TOHOシネマズ新宿

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2017-11-22 『リュミエール!』

ティエリー・フレモー監督『リュミエール!』(2016)@東京都写真美術館

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