Nakamura-lab@composition,Kyoto City University of Arts

京都市立芸術大学音楽学部 大学院音楽研究科作曲専攻中村研究室 Nakamura Noriko

2016@Nakamura-lab,KCUA


毎日の活動はこちら:
Daily activity⇨  http://nakamura89.exblog.jp
大学web:http://www.kcua.ac.jp/music/music-professors/

確固としたものが揺れ動くより、
揺れ動くものがしっかりあるほうがいい。
             如何美輝暁星&暁環


Multiple singing firmly with elasticity on time frame,
than slight waving of perfect completion by time grid.

Nakamura Noriko:"Wie Schön leuchtet der Morgenstern" für Kammerorchester(2013)
& Nakamura Noriko:"annulus aurorae" concerto for bassoon and orchestra(2016)




Nakamura Noriko:
眞聲 vox verum 2013 - 地馨 dixin 2016

graphic notation ⇆ proportional notation

bassoon solo 2013眞聲 vox verum
shakuhachi solo 2013伊福 inspirare
viola solo 2013雛鳥詞 soul voice
orchestra 2013如何美輝暁星 Wie schön leuchtet der Morgenstern
trombone & tenor concerto 2014 韻禱 yundao
electronics 2014 花如 quasi flos
percussion solo 2014斎 jae
koto with singing 2015斎 zhai
bassoon&electronics 2015 眞聲花如 vox verum quasi flos
soprano & orchestra 2015 永九 yongjiu
marimba concerto 2015 眼天地耳 sky eyes,ground ears
sho & string orchestra 2015 海煥草木川花奏鳴 hae hwan cho mokgcheon hwa ju meong
oratorio 2016 天聲地韻 vox caelum,terra rithimus
bassoon duo 2016 眞聲天如vox verum quasi caelum
piano concerto 2016 眞聲水如 vox verum quasi aqua
[inataniyusuke: bn duo 2016 双樹 sohju]
bassoon concerto 2016 暁環 annulus aurorae
bassoon solo 2016 地馨 dioxin


20161204 中村典子:連聲 vox benedictus 原曲一覧

淡海 江州音頭 [滋賀] https://www.youtube.com/watch?v=DftwFeov28E
因幡 貝殻節 [鳥取] https://www.youtube.com/watch?v=NdSJjLyLShQ
出雲 安来節 [島根] https://www.youtube.com/watch?v=0qB0QodRVrY
大和 吉野木挽唄 [奈良] https://www.youtube.com/watch?v=FzSVdFNXVtQ
出雲 安来節 [島根] https://www.youtube.com/watch?v=0qB0QodRVrY
紀伊 新宮節 [和歌山]https://www.youtube.com/watch?v=2WQn21eC648
難波 河内音頭 [大阪]https://www.youtube.com/watch?v=Z7-73v7BiM0
讃岐 金比羅舟舟 [香川] https://www.youtube.com/watch?v=Pxmfq6d-jFI
阿波 阿波踊 [徳島] https://www.youtube.com/watch?v=aYMTrsOdCks
武蔵 咲良咲良 [東京] https://www.youtube.com/watch?v=MKmWDL1wJvA
李朝 アリラン [韓国] https://www.youtube.com/watch?v=PFJ1bR1Duos
高句麗 ドラジ [韓国] https://www.youtube.com/watch?v=3r_JzIbxw5s
茉莉花 [中国] https://www.youtube.com/watch?v=vHnQ0TFom9Y
武蔵 咲良咲良 [東京] https://www.youtube.com/watch?v=MKmWDL1wJvA
伊勢 鈴鹿馬子唄 [三重] https://www.youtube.com/watch?v=5rK69NRCivE
山城 祇園囃子 [京都] https://www.youtube.com/watch?v=0fEO37m4R30




Until all resonance
    Nakamura Noriko

Do not forget yesterday
Do not afraid tomorrow
Today embrace you

When I was born
Yesterday and Tomorrow
hace embraced you

Until all resonance
Until all resonance

Someday all resonant with you
Someday all resonant with you and you

Until all resonance
Until all resonance

Someday all resonant with you
Someday all resonant in the earth
Someday all resonant in this space

When my space resonant
Tomorrow space embrace
Tomorrow embrace you in tomorrow

Today,I embrace all this space
Space ask you

When yesterday and tomorrow
embrace today
resonant all
this space


共振するまで
      中村典子

昨日のことをわすれない
明日のことをこわがらない
今日がわたしを抱きしめる

わたしが生まれたところでは
わたしが生まれたそのときの
ふたりのうでが包んでいる

共振するまで
共振するまで

いつかあなたと共振するまで
いつかふたりが共振するまで

共振するまで
共振するまで

いつかあなたが共振すれば
いつかみんなが共振する
いつか宇宙が共振する

わたしの宇宙が共振すると
明日の宇宙が抱きしめる
明日のあなたを抱きしめる

今日のわたしが抱きしめた
宇宙があなたを求めている

あなたとわたしのうでで
今日を抱きしめれば
共振するよ昨日と明日も
宇宙のすべてが

공진할 때 까지
나카무라노라코

어제가 내일과 상의해

오늘 나를 껴안아 말린다

내가 태어난 곳에서는

내가 태어난 그 때의

두 사람의 팔에 싸여져

공진할 때 까지

공진할 때 까지

언젠가 누군가와 공진할 때 까지

언젠가 둘이서 공진할 때 까지

공진할때 까지 공진할때 까지

언젠가 누군가가 공진하면

언젠가 모두가 공진한다

언젠가 우주가 공진한다

나의 우주가 공진하면

누군가의 우주가 손을 넓혀

어제의 나를 껴안아 말린다

오늘 내가 껴안아 말린 우주를

누군가가 껴안는다

누군가와 나의 팔이

오늘을 꼬옥 껴안고 공진한다

어제와 내일과 우주의 전부가

[2012@nakamuranoriko-kimsoohyun]


クラシックの日陰から 
未来のクラシックへ
from the shadow of classic
to the future of classic

Shadow of left,Halation of right
Nakamura Noriko

On the first day of concerts,it was heavy raining.
I reached almost 20:00 by this condition,and
I heard there was a leak in the roof in concert place. 

On the second day,it was fine,although
a female composer who was only one existence on
the program by the almost male composer,
she was not appeared to the concert.


running up directly KAWAKAMI,he was on the halation
as the strong contrast of his visual on the
back of cathedral's organic curves.

About the first day's program,
ISHIBASHI 's trembling firmly on the first day,

HASHIZUME's complement, balancing firmly
with ARIMA'sleft-handed piano by his eyes.

About the second day's program,
KADOTA's symbolism and TSUBOI's Whole spatial continuity.

On these crossing roads,there are existing
a window for diverse organic lights.

左の日陰、右の眩暈
              中村典子

1日目の極端な土砂降りの雷雨に着く筈の会場に
約小一時間の遅れ、会場には雨漏りがあったそうだ。

2日目天気には恵まれたが、プログラム唯一の若い
女性作家が来れず、若い男性達の応酬の景となる。

駆け抜ける川上はビジュアル後方の聖堂の曲線の
有機性とは対照に、またハッチントンの対象との
交差とも無結に、対照の対照の反射の光暈にある。

1日目の石橋の確固たる震え、
橋爪の眼差しにある左手の有馬を補完させる
確固たるゆるぎ。
2日目の門田の表象性と壷井の全的空間性。

その交差の径に、多様なる有機性への光の
小窓が開いている。

歌詞一覧

江州音頭

えい-皆様たのみます
(アードッコイセ)
お見かけ通りの若輩が
習い覚えた一節を
つたないながらも
時間まで一生懸命
読み上げまするで
芽をだしまする
二つ葉の苗の育つよう
熱い情のご声援
ひとえにお願い申しまする
(コラ ヨイトヨイヤマカ ドッコイサノセ)
そもそも永正十七年
行基菩薩の御発願
四十九院の一寺にて
日吉山は千樹寺に
観音阿みだ如来をば
ご本尊と安置して
万民快楽をいのらるる
近郷近在 処々方々
善男善女の参詣に
門前市をなす繁盛
(コラ ヨイトヨイヤマカ ドッコイサノセ)
永禄十一年 秋半ば
織田信長の軍勢に
焼打ちされて たちまちに
さしも栄えし千樹寺も
跡かたもなく なりにけり
そこで 天正十四年
藤野太郎右ェ門その人が
私財を喜捨し 一寄進
寺の再建折念せり
めでたく本道建立
落慶供養の余興にて
時の住職 根誉上人
自らお経に節をつけ
声高らかに読みければ
(コラ ヨイトヨイヤマカ ドッコイサノセ)
(コラ ヨイトヨイヤマカ ドッコイサノセ)
信長の面々 相つどい
ぎゃあてい ぎゃあてい
はらぎゃあてい
はら僧ぎゃあてい
と踊りつく
身ぶり手ぶりも面白く
夜の白むのも打ち忘れ
互いに喜びかわしれり
(コラ ヨイトヨイヤマカ ドッコイサノセ)

貝殻節

何の因果(いんが)で
貝殻(かいがら)漕(こ)ぎなろうた
カワイヤノー カワイヤノ
色は黒うなる 身はやせる
ヤサホーエヤ ホーエヤエー
ヨイヤサノ サッサ
ヤンサノエー ヨイヤサノ サッサ
浜村沖から 貝殻が招く
カワイヤノー カワイヤノ
嬶(かか)よ まま炊け 出にゃならぬ
ヤサホーエヤ ホーエヤエー
ヨイヤサノ サッサ
ヤンサノエー ヨイヤサノ サッサ
戻る舟路(ふなじ)にゃ 櫓櫂(ろかい)が勇む
カワイヤノー カワイヤノ
いとし妻子(つまこ)が 待つほどに
ヤサホーエヤ ホーエヤエー
ヨイヤサノ サッサ
ヤンサノエー ヨイヤサノ サッサ
押せよ 押せ 押せ港が見える
カワイヤノー カワイヤノ
押せば皆が 近くなる
ヤサホーエヤ ホーエヤエー
ヨイヤサノ サッサ
ヤンサノエー ヨイヤサノ サッサ

安来節<素 唄>
○安来千軒 名の出たところ 社日桜に 十神山
○松江名所は 数々あれど 千鳥お城に 嫁ケ島
○出雲名物 荷物にならぬ 聞いてお帰り 安来節
○上げた白帆が 染まりはせぬか 安来港は 花吹雪
○安来安来と 駅呼ぶ声に 見れば間近に 十神山
○いつも変わらぬ 緑の色で 裏も表もない 十神
○鶴が来ました 十神の山へ さぞや亀島 うれしかろ
○鐘に送られ 清水もどり 早やも社日の夕桜
愛宕お山に 春風吹けば 安来千軒 花吹雪
○わしがお国で 自慢なものは 出雲大社安来節
○恵比寿大黒 出雲の国の 西と東の 守り神
○十神お山に 花衣着せて 添わせたいぞえ 出雲富士
○旅は道連れ この世は情け 助け合うてぞ 世は丸い
○安来港に 碇はいらぬ 十神水雲(もずく)で 船つなぐ
○関は朝日よ 杵築は夕日 名所出雲の 西東
○山晴れ山晴れ 出て山見れば 雲のかからぬ 山はない
○松江大橋 流りょが焼きょが 和田見通いは 船でする
○和田見恋しや 伊勢宮様の 松が見えます ほのぼのと
伯耆大山 だらりの帯よ 解いて投げたか 五里ケ浜
○咲いた時より その散り際を 人に見せたい 桜花
○人の手前は 薄茶と見せて 心濃茶の 四畳半
○鐘に送られ 清水もどり 早やも社日の夕桜
○汽車の窓から 社日ヶ丘は 一目千本花ざかり
○出雲八重垣 鏡の池に 写す二人の 晴れ姿
○国のお方と 知らずにいたが 唄で気づいた 安来節
○荒い波風 さぞ辛かろう 姿かわすな 嫁ケ島
○何はなくとも 出雲へござりゃ 心尽くしの 安来節
○お国ばかりか 外つ国までも 唄い響かす 安来節
○お国訛りを つい悟られて 唄いましたよ 安来節
○私ゃ出雲の 安来の生まれ 子守唄から 安来節
○狭い安来に お糸が生まれ 広い世界に 安来節
○秋の色草 先出た花の 咲いた中より 咲き誇る
○通う千鳥の 心も知らず 君が隠した 須磨の浦
○神代ながらの 出雲の国に 昔かわらぬ 安来節
○さても珍らし 月の輪まつり 夜の安来は 人の波
○唄に名高い 社日の桜 安来千軒花霞
○出雲札所は 清水さまよ 花が散ります 菅の笠
○一夜泊りの 安来の宿に 聞くもうれしい 安来節
○芸はなけれど 生まれは出雲 下手も自慢の 安来節
○まとまるものなら まとめておくれ いやで別れた 仲じゃない
○三味の音色は 千両のあたい 唄は万両の 安来節
出雲大社で 結んだ帯を 心安来の 宵に解く
○心安来に 思いは隠岐に 波を枕に 船の旅
○熱い情に 鋼も溶ける 溶けて社日の 花と咲く
○恋と鋼は よう似たものよ 焼きよ次第で 味が出る
宍道湖水の 朝霧晴れて 浮いたお城の 晴姿
○松江大橋 柳の雨に わたしゃあなたを 濡れて待つ
○咲いた桜に なぜ駒つなぐ 駒が勇めば 花が散る
○恋にこがれて 鳴く蝉よりも 啼かぬ蛍が身をこがす
○金はなけれど 日毎に唄で 心楽しく 暮らしたい
○恩を忘るな 育ての親の 手許はなるる 巣立鳥
○咲いた時より その散り際を 人に見せたい 桜花
○兎角世間は 枯木に見せて 裏で咲かせる 藤の花
○思い出すよじゃ 惚れよが浅い 思い出さずに 忘れずに
○山に切る木は 数々あれど 思い切る木は 更にない
○薮の筍 どなたのために 今朝も一肌 ぬぐのやら
○露に濡れたる つがいの蝶々 しばし菜の葉の 裏住まい
○月も宿らず 汲む人もなし 木の葉がくれの 谷の水
○安来大橋 朝もやこめて 夢の港は まださめぬ
○安来千軒 昔のことよ 今じゃ万軒 唄の街
○親の手ほどき その子がうけて 孫も唄うよ 安来節
○大和島根の 北から南 歌で踊らす 安来節
○親がうたって 子供についで 孫子も好きだよ 安来節
○今も昔も 変わらぬものは お糸まつりの うたの声
○響け歌声 世界の空へ とどけ島根の 安来節
○お国訛りと 神話が自慢 うたい響かせ 安来節
○見ても聞いても 心がはずむ 日本一だよ 安来節
○花の安来で 生まれて育ち 今じゃ世界の 安来節
○三味の音色と 自慢の声で さすが本場の 安来節
○みどり豊かな 島根の旅路 唄も明るい 安来節
○唄の安来か 安来の唄か 唄で伸び行く 安来節
○出雲生まれを 誇りに持って 声張りあげよ 安来節
○唄いつづけりゃ 苦労も年も 忘れますぞえ 安来節
○花の社日と 十神の山を 風が掛けたる 桜橋
○唄は聞きもの 踊りは見もの 唄え踊れよ 安来節
○わたしゃ出雲の 安来の生まれ 子守り唄から 安来節
○年に一度の 月の輪まつり 唄いますぞえ 安来節
○安来名所は 社日の桜 人の心に 花が咲く
○たった一節 唄へば知れる 本場仕込みの 安来節
○年は取れども 鍛えた喉で 唄う自慢の 安来節
○主の踊りで 妾の唄で 世界隈なく 広めたや
○踊るあの娘の 身振りに惚れて 習い覚えた 安来節
○嫁御唄えば 鶴亀踊る 笑顔千両の 安来節
○唄に聞き惚れ 踊りにみとれ 月も浮かれる 安来節
○老いを忘れて ただ一筋に 唄い続ける 安来節
○夢の大橋 安来と米子 かけて嬉しや 中の海
宍道湖水の 屋形の上で 仰ぐ大山 雪の肌
○島根見どころ 荒波しぶき 神楽太鼓に 安来節
○十神大橋 朝もや晴れりゃ 安来鋼の 鎚の音
○伊予に石鎚 島根に大社 共に育てる 安来節
○可愛いお手ゝが 十から先は 指が足りない 幼稚園
○紅いりんごを 並べたような 子等の寝顔に 母の笑み
○親の意見と 茄子の花は 千に一つの 仇がない
○誰が生けたか 一輪差しの 春が芽を吹く 猫柳

吉野木挽唄

ハアー 吉野吉野と 訪ねてくればよ
吉野千本 サア 花盛りよ
ハアー何んの因果で 木挽を習いよ
花の盛りを サア 山奥によ
ハアー木挽女房に なるなよ妹よ
思う中でも サア 引き分けるよ

新宮節

新宮よいとこ 十二社様の
(セノ ヨイヤサノセー)
神のまします よいところ
(エッサーエッサー ヤレコノセ
ヒーヤーリ ハリハリセー)
お灯祭りは 男の祭り
山は火の滝 下り竜

河内音頭

エーさては一座の皆様へ
ちょいと出ました私は
おみかけ通りの悪声で ヨホーイホイ
まかり出ました未熟者お気に召すようにゃ
読めないけれど 七百年の昔より
唄い続けた河内音頭にのせまして
せいこんこめて唄いましょ
ソラ ヨイトコサッサノ ヨイヤサッサ
エー 大和と河内の国境
中にひときわ悠然と
ヨーホイホイ エンヤコラセ
ドッコイセ
そびえて高き金鋼山 よ 建武の昔大楠公
その名も 楠正成公 今に伝えた民謡
河内音頭と申します 聞いておくれよ
荷物にゃならぬ 聞いて心も
うきうきしゃんせ
気から病が出るわいな
唄の文句は小粋でも 私しゃ未熟で
とってもうまくも きっちり実際まことに
みごとに読めないけれど
八千八声のほととぎす
血をはくまでも つとめましょ

金比羅舟舟

金毘羅(こんぴら) 舟舟
追い手に 帆かけて
シュラシュシュシュ
回れば 四国は
讃州(さんしゅう) 那珂(なか)の郡(ごおり)
象頭山(ぞうずさん) 金毘羅大権現(だいごんげん)
いちど まわれば
金毘羅石段(いしだん) 桜の真盛(まさか)り キララララ
振袖(ふりそで)島田が サッと上(あが)る
裾(すそ)には降りくる 花の雲
いちど まわれば
金毘羅み山の 青葉のかげから キララララ
金の御幣(ごへい)の 光がチョイさしゃ
山雲霧(うみやまくもきり) 晴れわたる
いちど まわれば
お宮は金毘羅 船神(ふながみ)さまだよ キララララ
時化(しけ)でも無事だよ 雪洞(ぼんぼり)ゃ明るい
錨(いかり)を下(おろ)して 遊ばんせ
いちど まわれば

阿波踊<はやし>
(ア ヤットサーヤットサー ア ヤットヤット)
(アーラエライヤッチャ エライヤッチャ ヨイヨイヨイヨイ)
○阿波の殿様 蜂須賀公が 今に残せし 阿波踊り(盆踊り)
○月の眉山 浮かれて浮いて 様は踊りの 夕化粧
○踊り踊らば 品よく踊れ 品の良い娘を 嫁にとる
○阿波の徳島 十郎兵衛娘 お鶴いとしや 巡礼歌
○巡礼お鶴の あの菅笠に いとし涙の 雨が降る
○手ぶり足ぶり 七つの海を 越えて見せたい 阿波踊り
○阿波へ阿波へと 流れる潮は やがて鳴門の 渦となる
○風がそよそよ 浮気の風で 滝の山から 花咲かす
○思う汐先 恋路の底へ 深う鳴門の 渦がまく
○阿波はよいとこ 蜂須賀様の お威勢踊に 夜が明ける
○こうも鳴門で 未練の深み それで渦ほど 気がまわる
○秋の時雨に 紅葉を染めて 流れ筏の 吉野川
○盆に見せたい 編笠姿 誰と踊ろか 宵星に
○顔は見えねど 編笠越しに 主を見初めた 盆踊り
○阿波の踊り子 よしこの囃子 盆の三日を 町々へ
○盆の踊りと 眉山の桜 聞かせやりたい 阿波だより<唄ばやし>
!踊る阿呆に 見る阿呆
同じ阿呆なら 踊らにゃ損々 !
新町橋まで行かんか 来い来い
!お先のお方に お負けなよ
わたしは負けるの 大嫌い !
大谷通れば石ばかり
笹山通れば笹ばかり
猪豆喰うて ホーイホイホイ !
ひょうたんばかりが浮きものか
私の心も浮いてきた
ホーラ浮いた浮いた

咲良咲良

さくら さくら
弥生の空は 見わたすかぎり
霞か雲か 匂ひぞ出づる
いざや いざや 見に行かん
さくら さくら
野山も里も 見渡す限り
霞か雲か 朝日に匂ふ
さくら さくら 花盛り

アリラン

アリラン アリラン アラリヨ
アリラン峠を越えて行く
私を捨てて行かれる方は、
十里も行けずに足が痛む。

アリラン アリラン アラリヨ
アリラン峠を越えて行く
晴れ晴れとした空には星も多く、
我々の胸には夢も多い。

アリラン アリラン アラリヨ
アリラン峠を越えて行く
あそこ、あの山が白頭山
(満州民族朝鮮民族の霊峰)だが、
冬至師走でも花ばかり咲く

아리랑

아리랑 아리랑 아라리요
아리랑고개로 넘어 간다 나를 버리고 가시는 님은 십리도 못가서 발병난다
아리랑 아리랑 아라리요 아리랑 고개로 넘어간다 청천하늘엔 별도 많고 우리네 가슴엔 꿈도 많다
아리랑 아리랑 아라리요 아리랑 고개로 넘어간다 저기 저 산이 백두산이라지 동지 섣달에도 꽃만 핀다

アリラン

アリラン アリラン アラリヨ
アリラン ゴゲロ ノモガンダ
ナルル ボリゴ ガシヌン ニムン
シプリド モッカソ パルビョンナンダ
アリラン アリラン アラリヨ
アリラン ゴゲロ ノモガンダ チョンチョンハヌルエヌ
ビョルド マンコ ウリネ ガスメン クムドマンタ
アリラン アリラン アラリヨ
アリラン ゴゲロ ノモガンダ
ジョギ ジョサニ ベッドゥサニラジ
ドンジ ソッダレド ッコンマヌ ピンダ

トラジ

トラジ トラジ トラジ
可愛いトラジの花咲いている
峠を越えてゆく道
幼なじみの道だよ
ヘイヘイヤ ヘイヘイヤ
ヘイヘイヤ!
トラジ トラジ トラジ
白いトラジの花みつめて
母を偲ぶたそがれ
星はやさしく揺れるよ
ヘイヘイヤ ヘイヘイヤ
ヘイヘイヤ!
トラジ トラジ トラジ
髪にトラジの花飾れば
過ぎた昔なつかし
夢もほのかに浮かぶよ
ヘイヘイヤ ヘイヘイヤ
ヘイヘイヤ!

도라지
도라지 도라지 도라지
심심산천의 도라지
한두 뿌리만 캐어도
대바구니로 반실만 되누나 (후렴) 에헤요 에헤요 에헤애야 어여라난다 지화자
좋다 저기 저 산 밑에 도라지가 한들한들
도라지 도라지 도라지 은율(殷栗) 금산포(金山浦) 백도라지
한 뿌리 두 뿌리 받으니
산골에 도라지 풍년일세
도라지 도라지 도라지 강원도 금강산 백도라지 도라지 캐는 아가씨들 손맵시도 멋들어졌네

Doraji
(Korean pronunciation)

dolaji dolaji dolaji
simsimsancheon-ui dolaji
handu ppuliman kaeeodo
daebagunilo bansilman doenuna
(hulyeom) eheyo eheyo eheaeya
eoyeolananda jihwaja
johda jeogi jeo san mit-e
dolajiga handeulhandeul
dolaji dolaji dolaji eun-yul(eunlyul)
geumsanpo(geumsanpo) baegdolaji
han ppuli du ppuli bad-euni sangol-e
dolaji pungnyeon-ilse
dolaji dolaji dolaji
gang-wondo geumgangsan baegdolaji
dolaji kaeneun agassideul sonmaebsido
meosdeul-eojyeossne

Doraji

(Traditional Korean Folk Song)
Doraji, doraji, doraji!
I walk over the pass
where doraji flowers bloom. It is a path
that is familiar to me. Hey-ya, hey!
Doraji, doraji, doraji!
I look at these white flowers
that remind me of my mother, in the evening
with the twinkling stars. Hey-ya-hei!
Doraji, doraji, doraji!
When I wear these
white flowers on my hair,
it reminds me of my young days and my dreams.
Hey-ya, hey!

麻莉花

きれいな茉莉花
庭中に咲いたどの花も
その香りにはかなわない

麻莉花

好一朶美麗的茉莉花
好一朶美麗的茉莉花
芬芳美麗滿枝椏
又香又白
人人誇 讓我來將你摘下
送給別人家
茉莉花茉莉花

mòlìhuā
(Mandarin pronunciation)

hǎo yī duǒ měilì de mòlìhuā hǎo yī duǒ měilì de mòlìhuā fēnfāng měilì mǎn zhīyá
yòu xiāng yòu báirén rén kuā ràng wǒ lái jiāng nǐ zhāi xià sòng gěi bié rénjiā
mòlìhuā ya mòlìhuā ya

JASMINE FLOWER
(Traditional Chinese Folksong)

Here is a beautiful jasmine flower;
Here is a beautiful jasmine flower.
Perfumed blossoms fill the branch,
Fragrant and white for everyone's delight.
Let me come and pick a blossom
To give to someone,
Jasmine flower, oh jasmine flower.

鈴鹿馬子唄

坂は照る照る鈴鹿は曇る
あいの土山雨が降る
馬がものいうた鈴鹿の坂で
おさん女郎なら乗しょというた
手綱片手の浮雲ぐらし
馬の鼻唄通り雨
与作思えば照る日も曇る
関の小万の涙雨
関の小万が亀山通い
月に雪駄が二十五足
関の小万の米かす音は
一里聞こえて二里ひびく
馬はいんだにお主は見えぬ
関の小万がとめたやら
昔恋しい鈴鹿を越えりゃ
関の小万の声がする
祇園囃子 歌詞無し

ー映画祇園囃子(1953 監督:溝口健二)からー
新しい時代、基本的人権を主張する時代と、
芸妓の世界. 美代春も栄子も基本的人権を主張する女性でした.
義理、人情に、ここでは詳しくは触れずに置きますが、
描かれた義理、人情は決して良いものではありません.
人としての情を失ってはならないけれど、
義理、人情で他人にすがる行為はいけないのですね.
栄子は母親の友人だった美代春に頼み込んで芸妓になったのは、 美
代春の義理、人情にすがった行為でした.
美代春もまた、栄子が芸妓として顔見せするとき、
他人の義理、人情にすがってお金を借りました.
そして、この借りたお金が後々まで尾を引くことになります.
基本的人権を主張するということは、 一つには人間として自立することであり、
他人に頼らない、義理、人情に頼らないことである.
ことさら、お金に関わることで、義理、人情にすがることは
卑怯なことと言うべきなのでしょう.
結果として、卑怯な人間たちの都合によって、
体を与えることになってしまいました.
人としての情を失わず、互いに助け合うことは 大切なことなのですが.
義理、人情が支配し、基本的人権が守られない世界ならば、
芸妓の世界はなくさなければならない世界である.
文化遺産だ、無形文化財だからと言って、
基本的人権が無視されてよいはずがありません.
最後に栄子が言ったとおりなのですね.
神崎(役人)
楠田(専務) 佐伯(部下)--- お君(女将)
美代春(芸妓)
栄子(舞妓)<あらすじ>
置屋に所属せず一人で商売を営む芸妓、美代春は、
没落した昔の馴染み客の娘、栄子に頼って来られ、
「芸妓になりたい」という彼女の願いを聞き入れて
祇園を仕切る女将のお君に借金の相談に行く。
修行を重ね「美代栄」としてお披露目となった席で
栄子は、車両会社の御曹司で専務の楠田に見初められ、
同時に美代春も、そこで接待を受けていた役人の神崎に
一目惚れされる。
神崎に取り入って大きな仕事の受注を受けたい楠田の部下の佐伯は、
美代春が神崎と寝るように計らってくれと女将のお君に頼む。
お君の説得に美代春はなかなか良い返事をしない。
進展しない事態に焦れた楠田は東京見物を仕組み、
強引に美代春と神崎を会わせる一方、
自分は栄子を手込めにしようとするが、
抵抗した栄子に舌を噛まれて大怪我する。
佐伯は、こうなった以上どうしても美代春を
神崎に差し出して事を収めるようお君に釘を刺し、
お君は美代春を呼びつけて恫喝する。
お君の差し金で商売を干され進退窮まった美代春は、
栄子の免罪と引き換えに神崎と寝る。
それを知った栄子は反発するが、
「あんたを守るため」と美代春に宥められ、
晴れてお座敷解禁となった二人は
着飾って祇園の街に出て行く。
祇園の情緒たっぷりに
女の哀しみを描いた佳作といった扱いの本作だが、
ここに描かれているのは最初から最後まで、
露骨なまでの権力関係である。
錯綜する権力関係があらゆる場面に充満している。

民謡の読人知らずの言葉は力構造との抗いで、
触れずにいたい無意識が逆転構造を発生させ得る
耳とは閉じることのできない器官である。
無言語の音楽化が対位する原点を軸に
浮上の構造も発生させ得る。

2016年度中村研究室時間割 Schedule of NAKMAURA lab.2016

[schedule]

月曜 1講時 作曲法(音楽学部生・専門講義室) 

   2講時 作曲レッスン(予約・研究室)

  12:10-13:00 昼休み 

   3講時 音楽学演習i[創造のための電子音楽演習](CM室)

   4講時 作曲演習([M2C]研究室 or CM室)

   5講時 作曲([5] 研究室)

Mon 9:00- Composition(for undergraduate

all speciality students,lecture room)   

10:40- Composition(undergraduate 4B,lab.)

12:10- noon break

13:00- Musicology Seminar i[elecotronic acoustic studies for creation](CM lab,Uni.Hall)

14:30- Composition(reservation,lesson,lab.or CM lab.)

16:10-Composition(undergraduate 4A,lab.)

火曜 1講時 作曲([3B] 研究室)

   2講時 作曲理論研究(大学院・小合奏室・研究室)

   12:10-13:00 昼休み 

    3講時 委員会(中央棟)

   4講時 委員会(中央棟)

   5講時 教授会(大学会館)

Tue 9:00- Composition(undergraduate3A,reservation,lesson,lab.)

10:40- Study of Composing Theory (master course all students,lab.)

12:10- noon break

13:00-18:00 Meeting(Committee)[central building,uni Hall]

水曜  1講時  楽曲分析(音楽学部・専門講義室)

    2講時  3回生楽曲分析(作曲・指揮専攻、研究室)

    12:10-13:00 オフィス・アワー(研究室)

    3講時  作曲レッスン(学3A,研究室)

    4講時  作曲レッスン(予約・研究室)

    5講時  4回生楽曲分析(研究室)

Wed 9:00- Analysis

   (undergraduate all speciality students,lecture room)

   10:40- Analysis(undergraduate 3,comp.&cond.,lab.)

12:10-Office Hour(lab.)

13:00-Composition(undergraduate 3A,lesson,lab.)

14:40-Composition(reservation,lesson,lab.)

16:10- Composition (undergraduate 4A,lab.)

木曜 1講時 2回生楽曲分析(研究室)  

   2講時 作曲実習(院1A院1C,研究室)

   12:10−13:00 昼休み 

   3講時 作曲演習(院1A院1C,研究室)

   4講時 作曲レッスン(学4B・研究室)

   5講時 1回生楽曲分析(研究室)

Thu 9:00- Analysis(undergraduate 2,lab.)

10:40- Composition(graduate 1A)

11:40-Composition(graduate 1C)

13:00- Composition Seminar(graduate 1 A&C,lab.)

14:30- Composition(undergraduate,4B)

16:20- Analysis(undergraduate 1,lab.)

金曜 1講時 作曲レッスン(予約・研究室,CM室,伝音)

   2講時 作曲レッスン(予約・研究室,CM室,伝音)

   12:10-13:00

   3講時 作曲レッスン(予約・研究室,CM室,伝音)

   4講時 作曲レッスン(予約・研究室,CM室,伝音)

   5講時 作曲レッスン(予約・研究室,CM室,伝音)

Fri 9:00- Composition(lesson,reservation)

10:40- Composition(lesson,reservation)

12:10- noon break

13:00- Composition(lesson,reservation)

14:30- Composition(lesson,resavation)

16:10- Composition(lesson,reservation)