G.A.W. このページをアンテナに追加 RSSフィード

20100203

[]スカートってなんであんな不合理なん?

 このあいだは化粧の話題だったが、同じ状況で今度は別のことに疑問を持った。バイトの女の子が例によって着替え終わった。今日は昼はともかく夜はかなり冷え込むことが想像されるわけで、しかもその子は寒がりだ。上半身はなんだかするりとした生地のダウンジャケットを着こんでいて暖かそうなのだけれど、下半身といえば、ごく短いスカートに膝上まである黒のソックスで、スカートとソックスのあいだには、いわゆる絶対領域的なものが見えている。肌が白いですねとかそういうのはいいのだが、あれ寒くないのだろうか。

 だってあれじゃスカートの下はぱんつだ。冬の冷たい空気が直接ぱんつあたりに殺到したらすごい寒いんじゃないのか。寒がってるならまず下半身をどうにかすべきだと思うわけだ。下半身の1枚の厚着は上半身の2枚分に相当するとよく言うじゃないか。それともなにか、俺のこの口とかちんちんとかいろんなところから出るホットな闘気をもってしてあたためてほしいという遠まわしな懇願か(考えうる限りもっともダメな推測)。

 というよりスカートっつー衣装はあれいったいなんなんだろう。いちおー現代社会では女の人はあんまり人前でぱんつ見せないほうがいいことになってるわけで、それであの短いスカートってえらい矛盾してる。

 仮にファッション性とかそういうのすべて取っ払って考えるなら、スカートなんつーもんが生き残る余地はあんまりないと思う。夏場はともかく、寒い季節にあれは意味がわからない。チベットの高地にしろイヌイットにしろ、だいたい寒い場所に住んでる人たちはズボンっぽいものをはいていることになっている。やっぱスカートおかしい。


 ところで俺の周囲にいる女の人は、なぜかやたら理屈っぽい人が多い。理屈っぽいっていうのは「AならばBであるときに、CがDならば」みたいな理屈で考え、理屈の通ってないことはとても嫌い、というタイプのことだ。そういう人たちは、よほどの必要にかられなければ好んでスカートをはこうとはしない傾向がある。

 とりあえずその代表であるうちの奥さまに、そのことについて聞いてみた。つまり、俺はスカートというものは合理的ではないと思うんだが、あなたがそれをはかないのはどうした理由だ、ということだ。

「そりゃあんたの言うとおりでしょ。スカートは合理的じゃないからだよ。てゆうか、合理的じゃないものをいっぱい身につけないと女にはなれない。あとは優先順位だよ。いろんな人のなかで生きてかなきゃいけないときに、どんだけ不合理なもの切り捨てられるかなーと思ったら、あんがい女やんなくても生きてけるだろって判断になったんだよ」

 まあそりゃそうだろうなーと俺も思った。

 冬にスカートをはくということは「寒い、ならばどうするか」→「着ればいい」というあたりまえの判断を切り捨てることだ。「寒い」と「スカートをはく」という両者のあいだには「しかし」という逆接が入っているのであり、その逆接を無効化するなんらかの先入観をいろんな人が持っているということだ。ちなみにストッキング実はけっこうすごい防寒効果あるとかそういうツッコミはできれば避けてください。

 女の人のうえには、どう見積もっても男が背負っている「しかし」よりも多くの負荷がかかっている。おっさんとかが「女なんぞ感情の動物だ」とかよく言うけど、そんなんあたりまえだ。「寒ければ、着ればいい」というアホでもわかることを「わかってはならない」のだから、論理なんぞ操ったら、自分のやってることのうち、かなり広範な部分に疑問を抱かねばならず、そんなことやってたらふつう人はいらいらしてばくはつする。

 もちろん男にだってそれ相応の負荷はかかっており、もしだれのうえにも負荷がかからないのであれば、その社会は崩壊する。俺が気に入らないのは、その負荷の種類が「男だから」「女だから」ということで決まっていることだ。「自分は、他人がたくさんいるこの世界で生きていくことに決めたので、そのために必要な負荷は引き受ける」という個別の決意ではないことだ。もちろんそこには「男だから」というようなものを引き受けることも入っているだろうけど、それだってすでに「あらかじめ決まっていたこと」だからだ。

 もっとも、このへんの「男だから」「女だから」というのは、若い世代になるほど崩壊しつつある気はする。


 というような理屈はともかく、俺はとにかく「○○だからこうあるべき」が嫌いなだけだ。男がスカートはいてなにが悪いんだかわからん。すね毛きたないからか。そりゃ俺もすね毛どうかと思うが、すね毛きたないってだれ決めたん。俺のなかにもちんこはシャレになってもまんこはシャレにならんって意識はあるけど、俺はその「シャレにならん」っていう意識が嫌いだ。本来はまったくもってシャレでかまわないはずだからだ。

 しかしもちろん、俺は女の子がスカートはくことは好きだ。その女の子が11歳でクソ生意気で性的な意味で俺の上にまたがってくれれば言うことはない。あるいは16歳でクソ生意気で性的な意味で俺の顔面を踏んでくれれば言うことはない。もちろんゆのっちが性的な意味で「これでいいのかな……?」と顔を真っ赤にしてスカートをたくし上げてくれても私はいっこうに構わぬ! あとゆのっちと宮ちゃんはお風呂でちゅっちゅすべき。しかしそれらのすべてはあくまで俺の個人的な妄想であり、いかなる意味でも現実に適用されるべきではない。もし適用される日が来るのならば、それはある程度個人的に親しくなった女の子がいたとして、俺が「すいませんがこう、スカートをたくしあげてですね」とお願いしたところ「うん……でもあんまり見ないでね」「見なきゃ意味がない!」「じゃあやらないもん!」などというコミュニケーションが成立するようになった暁に、密室でおこなわれるべきものでありなんかもう死にたい。


 ……この文章の結論なに? 人には完全なる自由はないってこと? ねえ!

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/nakamurabashi/20100203/1265195026