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2007-09-07

クリスチャンの成長を阻む12の誤解 〜"聖書的"思い込みからの解放〜

「神を信じて歩んでいるのに何故か成長しない。自由になれない…」

そんなあなたは、この12の誤解に陥っているのかもしれません。

クリスチャンの成長を阻む12の誤解

クリスチャンの成長を阻む12の誤解


「本書には、人々を解放し、癒し、成熟させるための知恵が満載である。」

J.I. パッカー(神学者 『神について』著者)


◆◆推薦文◆◆

聖書キリスト教会 東京教会牧師 尾山清仁・キャシー

 この本が地引網出版から邦訳出版される予定であるとことを一年ほど前にお聞きし、心から喜んだのを思い出します。『境界線』が翻訳された時もそうでしたが、これらの書物は今の日本にとって絶対に必要なものです。現在世界中で用いられているタウンゼント&クラウド両博士の代表作を、地引網出版が続けて素晴らしい翻訳で出版してくださったことに、心から感謝しています。

 特に、このたび出版される『クリスチャンの成長を阻む12の誤解』は、日本のクリスチャンにとって目からうろこの落ちるような、衝撃的書物となることでしょう。本書は、21世紀の健康な個人、そして教会のあり方に光を与えてくれる、とても貴重な一冊です。日本のクリスチャンのため、そして聖書を学ぼうとしておられる方々にとって大いに助けとなるはずです。

 著者は、キリスト教界のなかで一般的に受け入れられてきた幾つかの教えが実は聖書の教えとは似て非なるものであり、信仰を成長させるよりもむしろ阻む要因になってきたという事実を鋭く見抜きます。そしてそれを、深くバランスの取れた聖書釈義によって一つひとつ論破していきます。両氏の豊富な経験と分かりやすい論証には説得力があり、いつの間にか引き込まれてしまいます。読む者は、思わず自分の問題と重ね合わせ、気が付くと「なるほど!」とうなずいているのです。

 私たち夫婦は、日本とアメリカという違いはありましたが、ともにクリスチャンホームに育ちました。そしてその中でクリスチャンの常識やクリスチャン的考え方、あるいはアプローチといったものを身につけてきたわけですが、本書を読み、それらの事柄の多くが、実は聖書が伝えようとしていたものとは異なっていたことに気づかされました。これまで自分たちにとってどうも納得のいかなかったことが、本書によって明確にされたのです。

 この書物の中では、私たちがしばしば勘違いする代表的なもの12例が挙げられています。これらの12の誤解は、私たちの心が解放され、健康にされていくために必要な真理が歪められた形で見え隠れしているので、真理らしく見えるのです。その中には、「神がいれば人はいらない」「過去を振り返るのはやめよう」「罪悪感と恥は私の益になる」といった一見正しく思えるものがあります。著者は、こうした思い込みについて、聖書全体から、その教えの問題点はどこにあるのか、そして聖書が意図する真意は何なのかを正しく説明していくのです。

 また、これらの12の誤解は、単に人がよく間違えるという意味において代表的というだけでなく、聖書の教えるクリスチャンライフ、特にクリスチャンが健全に成長していく上で欠かせない重要な視点を再認識させてくれるものでもあります。教会やスモールグループにおいて一緒に取り組んでいく時、さらに深い理解が与えられ、また教会の健康を回復させてくれる良い機会ともなるでしょう。

 ここで取り扱われている12の誤解は、重箱の隅を突っつくような議論や詭弁ではなく、私たちのクリスチャン生活と健全な成長に密接に関わる大切なものです。大いに期待して読み進まれることをお勧めします。

 この書を手にされた皆さんにとって、この本が人生を健全に成長させていくために役立つ最高の一冊となることを心からお祈りしています。健康な人生を志されるあなたが、今与えられた貴重な時間を費やして読むに値する一冊だと確信しています。

 神様の豊かな祝福がありますように。


◆◆翻訳者あとがき◆◆

 本書『クリスチャンの成長を阻む12の誤解 〜"聖書的"思い込みからの解放〜』は、12 "Christian" Beliefs That Can Drive You Crazy (Cloud & Townsend, 1994 Zondervan) の翻訳です。クラウド、タウンゼント両博士の著作を読んでいつも思わされるのは、お二人がいかに人間というものを本当に聖書的にとらえているかということです。人間は"霊的"な存在であると同時に、身体と魂(感情・知性・意志など)を持った"肉的"な存在でもあります。「心を尽くし、思いを尽くし、力を尽くし、知性を尽くして、あなたの神である主を愛せよ」という戒めは、霊的な部分だけでなく、肉的な部分も含めた私たちの全人格を総動員させて主を愛し、主に仕える必要があることを示唆します。そして、"霊的成長"とは、全人格における成長と聖化を意味すると著者は述べています。

 クリスチャンであっても、様々な痛みや葛藤、感情の問題に苦しむ人は大勢います。また、使徒パウロがそうであったように、自分が信じていることと実際の行動のギャップに悩む人も少なくないでしょう。著者は、問題や失敗、痛みや悲しみがあるのは当然のことだと言います。クリスチャンとは、問題や失敗などがない人ではなく、それらを通して神の恵みを体験し、そこからの回復の過程で品性を練られ、キリストに似た者へと成長し続けていく人のことだからです。溢れるばかりの神の恵みのゆえに、自らの中に存在するいかなる痛みや罪をも恐れずに「所有」し、神や神の家族の助けのもとにそれらを取り扱うことができるとは、何という幸いでしょう。私たち夫婦も、本書を通して、これまで未処理だった二人の間の問題に立ち向かう勇気が与えられました。

 ここで取り上げられている十二の思い込みのいくつかは、皆さんにも覚えがあるのではないでしょうか。中には、すぐには納得できないと感じる部分もあったかもしれません。著者も最後に述べているように、聖書に照らしつつ吟味し、ご自身でこれらの思い込みに関する神の真理を確認してください。そして御言葉から教えられたことを実践してください。巻末のディスカッションガイドを用いて、グループで学んでください。主にあって共に成長させていただきましょう。本書が、神の真理と恵みにあって成長させられたいと願う全ての方々の励ましとなることを祈ります。

 私たちを贖うため、肉をとってこの地上に来てくださった主イエスの御名を讃え、心からの感謝を捧げつつ。

2005年アドベント シカゴにて      

               中村 佐知

               中村 昇


◆◆目次◆◆

はじめに

思い込み その一  自分の必要(ルビ:ニーズ)を満たすことは自己中心である

思い込み その二  霊的な歩みをしていれば痛みや罪深さとは無縁になる

思い込み その三  行ないを変えれば霊的にも感情的にも成長する

思い込み その四  ただ主に委ねればいい

思い込み その五  私の回復(ルビ:リカバリー)はいずれ終わるはず

思い込み その六  過去を振り返るのはやめよう

思い込み その七  神がいれば人はいらない

思い込み その八  「○○すべき」は良い動機である

思い込み その九  罪悪感と恥は私の益となる

思い込み その十  正しい選択をすれば霊的に成長する

思い込み その十一 正しい事をするのが大切で動機は二の次である

思い込み その十二 真理さえ知っていれば成長する

おわりに  

ディスカッションガイド

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