ザ・ヘッジ 入門 先物OP戦略からの誘い

ザ・ヘッジ 入門 先物OP戦略からの誘い の連載を始めました。
http://nakane2007.blog107.fc2.com/blog-entry-4047.html

誰でもが、生命保険に入っている。
車を持っていれば、必ず、自動車保険に入る。

当たり前のことであるが、生命が危険にさらされたときに、それらを金銭で助ける、
という意味だ。
決して、いいお医者さんが派遣される契約ではなく、金銭を通して、助ける、という契約だ。

では、命の次に大切な、お金、に対しては、保険をかけているだろうか。
資産へのヘッジである。

本来、ヘッジというのは
hedge
1:生け垣、垣根{かきね}、防御(物){ぼうぎょ(ぶつ)}、押さえ、保険{ほけん}
2:境界{きょうかい}
3:直接的{ちょくせつてき}な表現{ひょうげん}を避けるための表現{ひょうげん}
4:《金融》ヘッジ取引

という意味を持つ、保険、という用語だ。

しかし、残念ながら今、このヘッジと言う言葉は、悪者として、世間を横行している。
ヘッジファンドデリバティブ、はこの仲間であり、悪い意味合いを持ってしまっている。

なぜか。

本来、このヘッジを、金融資産には、どう使うのかと言えば、

資産の逆のポジションを取る

というのが、筋道だ。
順を追って見てみると

あなたが1000万円の資産を持っていたとする。
給与は20万円で、金利は5%であったとする。

こういう状況でもし、あなたが何もしなかったら、資産は減らないし、給与は、
来年21万円になるので、良いようにも思えるが、そうはいかない。

なぜなら、世間はインフレであり、給与は上がるが、レストランでも、家賃でも
来年は5%上がってしまい、資産だけは、動かないので、実質で目減りしてしまうからである。

そういう場合には、少なくとも、資産が現金なら、定期預金で、実質目減りを防がないといけない。
不動産であれば、現金でないので、インフレと共に地価が上昇し、その目減りを免れ、
逆に、それ以上に上昇する。
不動産神話の根幹だ。

株式もその場合同じだ。
ただ、出来るなら、資産と同じ金額を借りてきて、2倍、3倍の資産規模を保つのがセオリーだ。
来年は5×3=15%資産が増えていることになるからだ。

いや、少しまとう。
これではダメだ、なぜなら、資金を借りてくる事自体に、5%以上の金利がかかり、
決して増えない。

この場合は、3倍に増やした資産を、別の方法で運用しないといけない。
それが、株式、や、不動産、だ。

5%のインフレの時代なら、これらは、20%上昇するからだ。
20×3=60 あなたの資産は、60%増えたことになる。

これが、今までに、皆さんが読んで来た教科書に載っている方法だ。

だが、これまでの教科書の方法では、生きていけない。
なぜか。

そう、インフレとなること、が、大前提であり、そのための運用方法しか書かれていないからだ。

恐ろしいことに、この大前提は、神のように立ちはだかり、悪魔のように、すべての金融手法の
中に浸透していった。

そう、年金も、インフレが、大前提なのだ。

世間は、言う。
年金が、今更、減額されるなんて、超法規的処置で、民間なら、訴訟問題だ。
お上が、無駄遣いした結果を、国民に押しつけるなんてもって他だ。
一揆だ。

最後の行は、実現しないし、その前の行の話は、一理あるが、全部ではない。
そもそも、年金が減額されるのは、無駄遣い、が原因なのではなく、

インフレという大前提、自体が間違っているのだ。

すべての長期投資は、インフレ、が前提であり、長期投資にはいる、年金運用もこの掟を
逃れられない。
だから、一般的に世界は

インフレ でなくてはならないのだ。

もし、インフレでないなら、どうする?

いや、そんなことはない。
長期で見れば、インフレだから。

そう言って、タンス預金として売り出したNTT(9432)はどうなったか。

NTT(9432) 年足


300万円以上あった株価は、1/10になった。
25年かけて。

長期的には、インフレであることを前提として、同じようなことが、違う銘柄、違う市場で
行われただけだ。
それが、四半世紀にわたって、デフレとなれば、一人の人間の一生のうちには、対処できない。

買って持つ。

バイ アンド ホールド。

このもっとも簡単な戦略に、レバレッジをかければ、どうなるか、説明はいらない。

では。
デフレの時は、どうやって、資産をヘッジすればよいのか。
それが、いよいよ、デリバティブなのだろうか。

みんなが、やってきた方法から検証してみよう。

つづく・・・・・・・

つづきは テクニカル分析の株式先物ブログ で

アドレスの変更

ブログのアドレスを変更し、システムトレードの結果と共に日々の戦略を
http://nakane2007.blog107.fc2.com/
でお送りすることになりました。
今後ともよろしくお願い申し上げます。

なお、過去ログにつきましては、画像の移動が難しいため、当面このアドレスを
残します。

NYダウ切り返し早く

NYダウは、中期調整のポイントにいましたが、このポイントをすでに回復しました。
この場合、ダブルトップ形成はさらに先になります。
東京市場もこれを追い風に、短期上値抵抗ポイントを取ってくれば、
しばらくの間、電気株が非常に面白くなりそうです。
ただその他の業種は、前回の高値以下ではポジションを取れません。
NYダウ30分足 黄色が前回の上値抵抗ポイントです。

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引き続き投資家不在

米国市場急反転、為替123円、日経18000円のせ。
それでなぜ出来高20億株届かず、でしょう。

確かに円安メリットは日立(6501)東芝(6502)NEC(6701)と良い感じ。
しかし、ながら一方で天井特有の出来高を伴わない二番天井下の乱高下となっている銘柄も多いのです。
今週は海運がピークをつけました。
しかし全業種がそうなった訳ではなく、

住友金属鉱山(5713) 日足
など、非鉄金属など、ごく一部です。
しかし、すでに中国関連として市場を引っ張ってきた銘柄群は、ダブルトップとなりました。
市場はこのあと、必ず、天井形成で見られる、二番天井での乱高下に入ります。
その大きな波に付き合ってはいけないのです。


まとめと戦略 0990-518-518 でお送りします。
なおシステムトレードは本日は敗戦-5万円(週間は+15万円)でした。
状況については
http://blog107.fc2.com/nakane2007/
を参照下さい。

少ない銘柄でこつこつと

この異常に歪んでしまった相場を乗り越えるためには、本当に少数の銘柄で我慢していくしかありません。
相場が終わってしまった銘柄はいくら日経平均が上がっても動きません。
これと同様に市場がピークアウトすると、その度に一つ一つ相場を引っ張ってきた業種が消えていくはずです。
市場のピークアウトは、最終的には中期トレンドでしまされますが、それまでの間何度か
短期トレンドで大きくぶれてきます。
すでに、このブレは、海外でも顕著になってきました。
暴落へのステップ2までは完了しています。
http://d.hatena.ne.jp/nakane2007/20070606/1181094438
ここからは、さらに下の方にある中期トレンドで下値抵抗ポイント
(これは海外、国内ともまだ届いていません。)を割り込んではじめて最終段階です。
ですから、まだ、本格的な下げでなく、いまは、自由に、好材料悪材料といって動いてきます。
債券が下がったといって下げ、債券は、それほど関係ない、と言って上げ、
これらの話を何度もぶり返して熟して行きます。


「相場は絶望の中で生まれ、懐疑とともに育ち 楽観のうちに終わる」


中国投資家がこの言葉を耳にするのは、そう遠くない気がします。
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東芝(6502)だけ

http://d.hatena.ne.jp/nakane2007/20070605/1181030673
大日本住友製薬(4506)はまだかやの外ですが、すでに東芝(6502)は相当強い展開となりました。

東芝(6502) 週足
ただこれで上値抵抗ポイントに週足で目先到達しそうなレベルになってきましたので
もちろん買い増しは厳禁です。
買い増した瞬間、安いところから仕掛けた意味が一気になくなります。
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