会社沿革


 中西印刷は、およそ95年前の明治45(1912)、北海道初の写真製版所として創業しました。北海タイムス(現北海道新聞社)の写真製版を請け負い、当時の出版文化の先導的役割を果たしてきました。
以来、大正・昭和と写真製版一筋に歩みを続け、昭和18年には活版印刷部門を増設しました。また、昭和29年には平版印刷部門も増設し、ここに初めて総合印刷工場としての体制が整いました。
 昭和30年代中頃から岩戸景気に乗って道内経済も急成長し、印刷・出版活動も盛んになりました。自治体の周年事業の時期とも重なり、当時手がけた市町村史は55を数え「史誌の中西」とも言われました。
 昭和40年代に入り、官庁・学校・民間を問わず、事務印刷から商業出版印刷まで、あらゆる種類を製品化、その量は膨大なものとなりました。
 昭和50年代は、エレクトロニクスの波が押し寄せたため、技術革新が行われ、当社も写真製版は電子製版に、文字入力はワープロに、そして編集は電子組版機に移行してまいりました。また、印刷物もカラー化が盛んとなり、カラー4色機を主体とした高速オフセット印刷へと変革を遂げていきました。
 昭和61年には、出版事業部を創設し、出版活動を開始。63年4月、中西出版株式会社として分離独立し、道内の出版文化を担うまでに成長しました。
 世は平成となり、コンピュータの普及やデジタル技術の発達でネットワーク化が進みお客様のビジネス環境も大きく変わりました。
 中西印刷は次なる変革を視野に入れ、新時代にふさわしい企業を目指し続けます。