詩人の魔法の言葉

nakatomimoka2016-08-21

西澤泰生さん。「フランスの詩人、アンドレ・ブルトンがいつも通る街角に、一人の物乞いがいました。首から下げた札には『私は目が見えません』と書かれています。でも、彼の前に置かれたアルミのお椀にコインが入ることは、めったにありませんでした。そこでブルトンが、ある言葉を書いた札を渡して首から下げさせます。すると突然、お椀にコインが入り始めたのです。そこで、クイズ!ブルトンが物乞いの札に書いた『魔法の言葉』とはどんな内容だったのでしょう?(ヒント:書かれた言葉はたったの2行)。答え『春はまもなくやってきます。でも、私はそれを見ることができません』[出典『日本語教室』井上ひさし著]この話は、コピーライターの勉強をすると必ず出てくるというくらい有名なのだそうです」今の状況に、言葉を与えることで、打破できぬか。