体調は絶不調。だが、午後は仕事。ほんとギリギリに生きている感じがする。しかも、財布にお金がなく、使い捨てカイロとカロリーメイトを買うだけで、所持金は数十円となってしまう。しかも、三菱なんとか銀行はATMが使えない! しかも、水分補給もままならないまま、腹痛を押さえながら仕事を終えると、今度は電車が止まっている! 踏切でなんかあっただって!
 ああ神様! いじめですか?
 しかし、カイロはよく効いた。お腹のために、腰に張ってあっためると、身体の血行とか、お腹の動きも良くなって、なんとかしのげた様子。肩こりにも、カイロ効きます。お試しあれ。

昨日、寝る前に子どもたちに読んだ本はこれ。

雪の写真家ベントレー

雪の写真家ベントレー

この楽しき日々―ローラ物語〈3〉 (岩波少年文庫)

この楽しき日々―ローラ物語〈3〉 (岩波少年文庫)

 ベントレーは、子どもたちのものではなく、「父所有の絵本」であることを強調しています。今回、何度か目に読み直しましたが、すばらしいです。ベントレーの人生が雪のように私の心にしみいる一冊です。子どもにあげたりしません。これは私の宝物です。そういう風に扱うと、子どもたちも、この絵本は特別なんだな、というように扱っているので、おもしろいです。
 ほぼ、1年をかけて、ローラ・インガルスの物語(「大草原の小さな家」シリーズ、全部で10冊ぐらいある)を読んでいる母と、それをじっと聞いている子どもたち。たまに私が読むこともあり、そうするとこっちも夢中になる。いやあ、ほんとに素晴らしいですよ、このシリーズ。文章がねえ、いいんです。内容はアメリカ開拓時代の話であり、ちょっと現代日本の我々からは想像が難しい場面もあるのですが、訳文と登場人物の性格とか台詞とかいちいちいいんです。部分的にしか、読んでいないのに、何度か泣かされました。声に出して読んでも、よい訳です。我が家では一晩に一話ずつ読んでいます。連載朗読小説というわけです。

いまいち紹介したい本がありません。強いていえば、この2冊。

日本の論点 (2009) (文春ムック)

日本の論点 (2009) (文春ムック)

ここに書いている人たちは、まあ誤解されるの承知でいえば、良くも悪くも日本を代表する論客といえます。日本の教養を1冊にした、といってもいいでしょう。これを読んで、波長があう人の、単著へ進むのが、受験生以外の人にとっての、この本の有効な使い方でしょう。
すっぴんは事件か?

すっぴんは事件か?

で、そんな、日本の論点に波長があう人がいなかった場合は、たとえば、姫野カオルコなんていかがでしょう? 名前の印象とタイトルと内容はたぶん一致していません。