Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

二日分くらい働いたかな?

高密度な一日。二日分くらい働いたかな?

1限、経済学史(京大、非常勤)。ポパー反証主義(前回)を復習した後、ウェイトリの経済学方法論について解説する(『イギリス経済学における方法論の展開―演繹法と帰納法』第1章)。

ウェイトリの実務家(≒「トンデモ」経済論)批判について、そして、ウェイトリの方法がハンソンの「(観察の)理論負荷性」やクーンの「パラダイム」を先取りしたものであることについて、詳しく解説する。ついでに、京大の経済学史研究の伝統と成果についても駄弁を費やす。

受講生の反応は前回と同様にきわめて良好で、講義の終了後、またしても多くの学生から質問を受けた。質問のレベルも上がり、英語原典をチェックしている学生まで現れた。その学生にはさすがに感動してしまい、名前を尋ね、特別加点を約束した。これだけ熱心に聴講してもらえて幸せだ。次回の講義も頑張ろう。

講義内容に関連して、以下の3冊の本を紹介する。

<子ども>のための哲学 講談社現代新書―ジュネス

<子ども>のための哲学 講談社現代新書―ジュネス

現代経済学史 1870~1970―競合的パラダイムの展開

現代経済学史 1870~1970―競合的パラダイムの展開

講義終了後、ただちに千里山へ移動する。12時過ぎから14時過ぎまで会議(教育推進委員会)。会議終了後、ただちに事務方と打ち合わせ(期末試験と学部説明会について)。15時半から研究室で来週の講義の予習に着手。16時半から9期生T田さん&K崎君と次回のゼミ報告の打ち合わせ。17時過ぎに大学を出て、京都へ戻る。18時過ぎから四条河原町にて同業者M井さんと面会し、情報交換を行う。

帰宅後、なぜか突如としてインスピレーションが働き、机に向かう。思い浮かんだアイデアを一心不乱にPCに打ち込む。今は「嵐の前の静けさ」のようなもの。おそらく再来年の今頃くらいに、同時進行している4つの企画の原稿の締め切りが、ほぼ同時に訪れるはずだ。だから、今のうちにネタをこまめにストックしておかないと。

それにしても、よく働いた! 自分を褒めてうありたい。でも、明日も仕事なんだよなぁ・・・。

【9692】 腹筋4セット。BGMはこれ。80sのロックに特徴的な透明感を強調したミキシング。ひたすら爽やかで美しい。そして懐かしい。青春の思い出がいっぱい詰まっている名作。

Into the Fire

Into the Fire