Matthewは明日午前にホテルをチェックアウトして東京へ向かうので、今日が京都での接待の最終日ということになる。日本酒好きの彼のために、酒蔵見学ツアーを企画する。ご存知のように、京都・伏見は日本屈指の酒蔵密集地帯である。
TMさん、HTMTさんを含む4名でまず黄桜の酒蔵（伏水蔵）へ。2年前にできたらしい新しい蔵で大いに期待していたのだが、たいへん残念なことに、外国人見学者への対応がまったく準備されていなかった。展示物の説明は日本語のみで書かれ、英語のキャプションがなく、英語のパンフレットも用意されていなかった。われわれ日本人の英語通訳能力にも語彙力上の限界があり、Matthewにとってはdisappintingだったようだ。とはいえ、直営レストラン「カッパカントリー」は素晴らしく、美酒に舌鼓を打った。
「カッパカントリー」から徒歩数分の距離のところに月桂冠の酒蔵があったので、急遽、そちらのほうも覗いてみることにした。これが大正解。写真やガラス越しではなく、目の前に実物が展示され、英語のキャプションもあり、日本史好きのMatthewは興味津々。大いに満足してくれたようで、ここで挽回できた。
外国人観光客にとって定番中の定番である伏見稲荷大社を案内した後、いったんホテルへ戻る。四条烏丸の銀座ライオンにて夕食。
Matthewの日本に関する知識はものすごい。「笑点」や「風雲たけし城」まで知っていた（しかしなぜか坂本龍馬のことは知らなかった）。
