図解 コンサル一年目が学ぶこと

本日読了。

Amazon Prime Reading無料本。良書。

  • 話す技術。結論から話す、数字というファクトで語る、前提から話す、相手の理解度を確認しながら話す、相手の期待値を正確に把握して常に期待値以上の成果を出し続ける。
  • 考え方を考える。ロジックツリー、雲雨傘、仮設思考、検証作業としてのリサーチ、常に自分の意見を持つ、本質を追求する。
  • 捨てる技術、時間はお金、コミットメント力。

人的資本経営 実務ハンドブック: 非財務情報を企業の競争力に変えるこれからの経営資本管理

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良書。人的資本経営とHRTechの概要がわかる。

人的資本経営とは、ヒトこそが企業における価値源泉(=資本)であると位置付け、戦略的な人的投資によって人材価値やウェルビーイング(心身の健康や幸福)を最大化させ、事業成長に結びつけることで、企業価値を向上させていく経営。

美しいデータ可視化の心得

  • 課題・目的・ゴールを明確にして、不要なものは入れない(経営や現場・その他意思決定者の役にたつ、意思決定の質が向上する)
  • 適切な可視化のパターンを選び、3秒で理解のできるグラフを心がける(分布、推移、序列、構成比、相関、経路)

資金繰りの不安がなくなり、自己資本比率が上がる! 付加価値額の教科書

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中小企業経営で、原価に算入する人件費もすべて販管費にして、付加価値額を見える化し、それを目標にしたらうまくいった、という話。個々のエピソードは中小企業経営のポイントではあるが、表題にもなっている会計見直しがそこまでインパクトある話なのか?はわからず。大企業でのEVA経営みたいなものか?

トヨタ 中国の怪物 豊田章男を社長にした男

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良書。壮絶。元トヨタ中国総代表の服部悦雄の半生を描きつつ、戦後から文革時代を経た中国の実情と、豊田家興亡の内幕を明らかにする。

戦略ごっこ―マーケティング以前の問題

 

良書。マーケティングの通説は実は否定されていることが多い。

  • 既存顧客維持が効率的なわけではない。
  • 20%の顧客が占める売り上げはせいぜい50〜60%である。
  • ヘビーユーザが購買頻度が高いのではなく、購買頻度が高い人をヘビーユーザとしていただけである。
  • 小さなブランドが一部のヘビーユーザで成り立っている、というのはまやかしである。
  • 購買する人の大半が、事前に購入意向を示さない。
  • 推奨意向(NPS)と将来の業績との間には、有意な相関はない。
  • 差別化はマージンを高めるアプローチ(水平的差別化)と、ボリュームを増やすアプローチ(垂直的差別化)がある。また既存顧客向け手法であり、新規獲得の手法ではない。また、差別化は、消費者から見て、明らかに異なる場合に機能する。
  • 大きなブランドほど価格弾力性が小さい(値上げの影響は受けない)。また主要競合の価格を超えるかどうかで、弾力性に大きな変化がおきる。
  • 価格プロモーションは既存顧客に影響し、価格感度を高めてしまう。
  • ブランドイメージは、マーケティングではなくシェアで決まる。薄く広く間口(CEP = Category Entry Point)を広く、がポイント。
  • ストーリーとしての納得感は、KPIにはならない。

生成AIで世界はこう変わる

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良書。

  • 生成AIにより、従来のAIに関する予想が書きかわった
  • 汎用人工知能AGIはできるという研究者が増えた
  • 生成AIは人間の創造性の大部分を獲得(組み合わせと探索はできる、革新はできないが人間でも革新はなかなかできない)
  • 従来の予想とは反対になり、ホワイトカラーこそがAIの影響を受け、ブルーカラーは影響を受けにくい
  • いまのところは、労働置換型ではなく労働補完型であると見られている → 利活用できるかどうかがポイント