きめがお…
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善と悪
どちらにしても
人の業
ヱデンの園の
果実の毒気
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財務の日、債務の日。
『ぷよぷよ』のアルルに対するアンチテーゼ、ジェゾ・ヴィグィィの誕生日。
(無邪気なアルル、と、邪念に徹するジェゾ)
カネに纏わる小汚い話、と、善悪の反面二極論の話。
ィャ。
カネに纏わる小汚い話は、微妙に、触れないかも知れませんが。
<偽物語>
随分と「もっとも」らしい西尾節による、善と悪の対論対峙。
文章で読んだ時には、ちょっと感銘っぽいニュアンスを受けたですが。
アニメで見ると「ただただ、鬱陶しい」の一語に尽きる、口喧嘩。
そもそも。
「物理的に、絶対的に、人間に対して従属を示唆する『金』」に対して。
それを介して歪曲的に突き付けられていたハズの、貝木クンの、盲執のベクトルが。
実態、『金』(即物論)を心軸とした、間接的な人間(精神論)否定の概念が。
善と言いつつ悪に寄り、悪を誇示して善を為す、人間の二律背反に対する、不信が。
……まったく、耳から心に届かなかったのが、そもそもの違和感。
……小説で、文字で、事前に読んでいたから、やっと予備的に解釈できたモノの。
……三木慎一郎さんの特異性だけを押し付けて、異様を演出したいだけにしか思えなかった、アニメ版。
それに対する、阿良々木クンの、開き直りの小理屈も。
絶望先生みたいな、言い切り型の自己完結で終わってる気がして。
「つなぎ」のハズの、キメ顔(余接)と京都弁(余弦)が、ただの萌えキャラでしか無かった。
うーん……。
まぁ、細かい異論は、さて置いて。
物語の本質には抵触しない範囲での、イチャモン。
wikiによれば、影縫余弦の方言は「大阪弁」とされているのですが。
アレは「京都弁」だ、と、作中で具体的に言及が無かったか?
まぁ、どっちにしても。
奈良県民の白石涼子さんには、些か、ハードルの高い仕事だったんじゃ無いかなぁ、……と。(笑)
「関西出身だからって仕事を回して貰っても、奈良は奈良で違うんだよ……」的な。
ラストバトルの余弦の「言刃(言葉)」に、いまいち、決定打力が欠けていたのは。
余弦と阿良々木クンの拍子抜けとか手抜きとか、そんな問題じゃなくて。
白石涼子さん自身、ドスを利かせる声の軸足の踏ん張りが滑ったから、……なのかなぁ、とか。
その辺の、すごく奇妙な部分に、最大の違和感を感じました。
性善説、と、性悪説、の、口喧嘩。
白石涼子さん、……と、言えば。
ボクの中では、白鳥隆士、綾崎ハヤテ、の、二強なのですが。
とどの詰まり、ヘタレのショタこそ、真髄だと思うのですが。(笑)
近年は、どちらかと云うと、頭脳派かつ中ボス級の女性幹部職の仕事が増えている気が。
ハスキーで、ドスが利いて、でも地味に打たれ弱い、天性の「噛ませ犬」体質。
ともあれ。
本質的に性善説の苦労人、白鳥隆士、……が。
徹底的に性悪説の苦労人、綾崎ハヤテ、……が。
双方、それぞれ、影縫余弦の命題に対して、どう反論するのか。
双方、それぞれ、阿良々木暦の中途半端に対して、どう対峙するのか。
その辺りのコトが、ちょっと、気になりました。
殊。
白鳥隆士、も、綾崎ハヤテ、も。
怪異とは無縁の、完全に普通の人間でありながら。
ガチで余弦と闘拳闘争になっても、阿良々木クンより、負う傷が浅いだろうし。(笑)
……もっと、身のある激論が期待できただろうに、と。
僕はキメ顔でそう言った。(何)
結論。
……結局、それが言いたいだけですよね。(笑)
『偽物語』の放送期間中に、あっちの四コマで。
高嶺のマナカさんに、一度ぐらい、言ってもらいたかったのですけれど。
声優ネタの兼ね合いで。
余接にしても、火燐にしても、月火にしても。
声優さんの布陣が、ことごとく、空振りしていた感が否めないのは、何故だろう。
見た目に見合った可愛い声が出せるヒトなら、誰でも良いよ、的な。