Hatena::ブログ(Diary)

なみへいのはてな このページをアンテナに追加 RSSフィード

2012-10-11

日本人のマナー

先だってテレビで日本女子オープンゴルフの中継放映を観た。たしか横浜カントリークラブだったと思うが優勝したのはフォン・シャンシャンという中国人だった。心に残ったのはプレーそのものより沢山のギャラリーの観戦マナーだった。選手がプレーに入る時には水を打ったように静かになる。良いプレーには大きな拍手が湧く。選手も気持ちよくプレーに集中する。見ていて思わず画面に引き込まれるような気持ちの良い試合だった。十数年前、グラハム・マーシュというオーストラリアの強い選手がいて日本でプレーしていたが、彼がミスショットすると観客が拍手して喜んだ場面があって後味の悪い思いをした記憶がある。でも今は日本の観客も成長した。

f:id:namiheiii:20121010181739j:image

領土問題でいま日本と中国は険悪な関係にある。中国では政府から一般人民に至るまで露骨な暴力的な反日運動が広がっていると聞く。中国には中国の言い分はあるだろうが「愛国無罪」という言葉を聞いて戦時中の日本のような嫌な記憶を思い出した。それに比べてこのゴルフのギャラリーのマナーは素晴らしく中国人プレイヤーに対する気配りや拍手は日本人プレイヤーに対するものとまったく同じだった。日本人は素晴らしいと誇らしく思った。もしこれが中国だったらどうだっただろうか?

領土問題も日中両国が冷静にマナーを守って紳士的に話し合って解決すべきだろう。日本も「領土問題は存在しない」と言うだけでは解決の糸口さえ見つからない。隣国が小さな問題でいがみ合っていたのでは双方に不利益をもたらすばかりだ。たかがゴルフと言うなかれ、国際問題も人と人との付き合い、お互いの信頼感があってこそうまく行くものだと思う。

日本の国境問題 尖閣・竹島・北方領土 (ちくま新書 905)

日本の国境問題 尖閣・竹島・北方領土 (ちくま新書 905)

2010-03-02

バンクーバー冬季五輪雑感

猪谷、ザイラーの時代から私は山スキーに親しんでいたのでスキーの出来なくなったこの齢になっても冬のオリンピックに関心は深い。私はこのところずっと病床にあってテレビ観戦の時間はたっぷりあった。と言うかテレビ観戦で病気の憂鬱を紛らわすことが出来た。病院の待合室でも患者達はテレビに釘付けになっていた。高橋大輔の4回転ジャンプ転倒シーンではキャーと悲鳴があがった。でも彼は立ち上がって堂々とその後の演技を続けた。

f:id:namiheiii:20100302155550j:image

延々3時間に及ぶ開会式は退屈だった。やたらにショーが多すぎるし、こんな時に限って先住民族イヌイットを持ち上げて見せるところに侵略者の偽善と優越を感じた。日本のアイヌも同じだが彼等は後から来た侵略者に土地を奪われ生活の基盤を失った被害者である。ショーの材料にされるのを果たして喜んでいるだろうか。

銀メダル3、銅メダル2、世界20位の成績はまあ私の予想に近いものだったが、100人近い大選手団に見合った数字かどうか人によって意見は分かれよう。そこへ行くと韓国の好成績には驚くばかりである。日本の半分以下の選手で金メダル6を含む14個のメダルを取った。しかしよく見ると選手はスケートに特化しており、他種目にはほとんど出場すらしていない。その背後には組織的、国家的な戦略があるように見える。スポーツだから能力を競うメダル競争は結構だが、それが国威発揚に繋がってくるとスポーツ精神にそぐわない。かってのナチスドイツのベルリンオリンピックを思い出してもみよう。石原都知事が今度の日本選手の成績を評して金メダルでなければ意味がない。取れないのは国を背負ってないからだと言ったそうだが、そうした考え方で東京オリンピックの招致(失敗)に500億円もの大金を使ったというのは恐ろしい。

ともあれ大きな感動と希望を残してオリンピックは終った。参加した選手も声援を送った観客(テレビ観戦者も含めて)も世界の絆を深め合ったことだろう。本当にスポーツって良いものだ。テレビ観戦を通じて集中して全力を尽くす人の美しい目と美しい姿に見惚れた。カーリングストーンを投げる時の澄んだ女子選手の目、一糸乱れず編隊を組む女子団体追い抜き戦(パシュート)のカモメのような女子選手達の姿、それにたとえ金は取れなかったにせよ全力を出し切った者だけが見せる清々しい笑顔、そんな姿が私の目に焼きついている。

2009-01-27

朝青龍の優勝

はてな、横綱って何だろう?

f:id:namiheiii:20090128101721j:image

大方の予想に反して三連続休場で引退も噂された朝青龍が優勝してしまった。勝てば官軍、批判的だった横綱審議会も慌てた事だろう。相撲協会もびっくりしたことだろう。何しろ閑古鳥の鳴いた先場所の淋しさに比べ今場所は連日満員御礼の盛況だったのだから。麻生さんも内閣総理大臣杯を授与して「やっぱり横綱は強くなくちゃ」とオベンチャラを言った。それでも優勝決定戦に勝ってガッツポーズを取り、インタビューにモンゴル語で喋った横綱を品格ゼロと批判した委員もいた。

相撲は日本の国技だからと言う。でも人間として未熟な二十歳代の若者に完璧な人格を求めるのには無理があるのではないか?所詮横綱はチャンピオンに過ぎないのだから。同じ国技の柔道にしても国際化してルールや服装まで変わった。相撲だけが変わらないでいるのは無理があるのではないか?作法にしても精神にしてもあまりに伝統にこだわると国際化は難しい。相撲部屋の暴力事件が示すように伝統のしきたりが必ずしも良いとは限らないのである。

個人的には朝青龍にも言いたいことはある。横綱だから言うわけではないが、もう少し人間としての謙虚さを持って欲しい。でもこれは無理な注文だろう。奔放さが彼の持ち味でありそれを取り去ると彼は彼で無くなるのではないかと思う。つまりもう強くはいられないのだ。今場所の奇跡を見るとそう考える他ない。

相撲協会や横綱審議会の結論が見ものである。

一番、一番!真剣勝負

一番、一番!真剣勝負

お帰りなさい朝青龍

お帰りなさい朝青龍