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2012-11-15

前進か回帰か・・・第三極の行方・・・

民主党にも愛想をつかした。と言って今更旧態依然たる安倍自民党でもあるまい。解散総選挙では棄権する外ないと思っていたら何と80歳になる石原慎太郎が突然都知事を辞め第三極の中核となる新党を結成すると言うので波紋を広げている。先ずは立ち上がれ日本の老人党と組んでその名前は「太陽の季節」にあやかったのか「太陽の党」とするそうだ。大幅に意見の異なる日本維新の会にもすり寄っているようだ。

石原慎太郎は都知事に連続4回も当選しているから大方の都民に人気があるということだろう。そのカリスマ性とともに、大衆小説家であったことや伝説的俳優裕次郎の兄というのも人気の理由でもあろう。彼がどんな善政を施したかよく分からないが都民が4期にわたって支持したのだから善いこともあったのだろう。しかし失敗も多い。オリンピックの招致失敗、新銀行東京の破綻、いずれも莫大な都民の血税の浪費を招いた。

最右翼の独特の傲慢さには辟易することも多い。尖閣諸島問題ではアメリカまで行って火付け役を演じて問題を起こした。東京都が尖閣諸島を購入するという発想自体が甚だ乱暴な話である。深刻な中国との対立を引き起こしながら都民からはさしたる苦情もないところを見るとさすがに彼は都民から支持を得ている理由が分かるような気がする。当然これは国対国の不信問題に発展する。それを見越しての仕掛けである。これが都知事の職務の範疇に入ることだろうか? 彼は中国をいまだにシナと呼んで憚らない。中国の世論調査(日本の国有化宣言以前の調査)によると近く東シナ海で戦争状態になるという世論は50%を超えるという(日本世論は27%)。中国との有効な話し合いの場を持つことは極めて困難になった。満州事変から80年、いま日本と中国は攻守ところを変えて戦争の危機に突入しようとしている。

東日本大震災関連の発言も酷い、「日本人のアイデンティティは我欲だ。津波で流してしまえ」。原発問題では「原発は絶対に必要、脱原発を言うのはセンチメントだ」。でもこんな暴走老人慎太郎を都民の多くが好きだという。理解し難い話だ。

さて彼の目指す「第三極」はどんなものか? たしかに自民党も民主党も期待出来ない今第三極を考えるのは当然かもしれない。大阪の維新の会の成功にも心を惹かれてのことだろう。しかし政党は理念と政策のもとに成り立つものであり、原発にさえ根本的に意見の違う党を束ねて、大同団結とは時代錯誤も甚だしい。彼は乱立した小政党を束ねるのに「小異を捨てて大道につく」という古風な譬えを引用しているが、第三極とはそんな明治維新、舟中八策に回帰するような単純なものだろうか?意見の分かれる原発問題だけをとっても決して小さな問題ではない。それどころか将来の世界の運命を決めかねない大問題である。

総理大臣になり損ねた老人が八十にして立つ!その気概はよしとしよう。でも過去の時代をなぞることは有害無益である。ましてや存命中に自分の息子を立てようとする世襲を考えているようだったら何をか言わんやである。


(追記)

政局は動いている。この記事を書いた直後、国会の党首討論会で野田首相が憲法違反の議員定数是正への自民党の協力を条件に二日後の16日の衆院解散を宣言した。解散を迫っていたはずの安倍さんは意表をつかれて言葉を失った。野田さんはやはり嘘のない誠実な決断の出来る人だった。総選挙に向けて時間の無くなった第三極はどうなるのだろうか? よい機会だ。この際、慌てて離党だ、鞍替えだとか右往左往する議員たちの顔をよく見ておこう。

2012-09-01

反則か、オウンゴールか?

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自民党の谷垣総裁は野田首相問責決議案を参議院に提出可決した。主たる問責理由は衆議院でマニフェストに違反して消費税引上げ法案を成立させたからだという。しかしこの増税法案はつい先ごろ民自公三党の合意で成立させたものだ。自らを否定する不可思議な行動である。さすがに公明党はこの投票には欠席した。

このところ、谷垣さんは口を開けば「解散」を繰り返し辟易させられるが、ここまで来ると開いた口がふさがらない。ただ解散ありきでその目的のためには手段を選ばず恥も自己矛盾も眼中にないらしい。問責されるべきは賛成票を投じた自民党議員である。果たしてこれで解散が早まるかは疑問だが、自民党が国民の信頼を一気に失ったのは確かである。

これで今国会の審議はストップ、臨時国会を開いても自民党は審議に応じないそうだ。この国会で決まったのは増税だけで憲法違反の議員定数削減も赤字国債発行に必要な特例公債法案の審議も出来ず予算の執行にも差し支える事態になった。国民に増税は課すが生活の保障は与えない。自分らの身は切らない。もし解散総選挙となったとしても自民党につくのは反則カードとオウンゴールの失点だけだろう。

2012-02-25

アメリカ vs.日本

日本には原発事故に関する何ヶ月にもわたる事故対策検討委員会の会議の議事録が全く無いという信じられないような報道を聞いて唖然としていたら、アメリカから彼の国で行われたこの事故に関する独自の調査や議論の3200ページに及ぶ詳細な報告書が送られて来たそうである。そこには発言者の一言一句が詳細に書かれているという。日本の行政の稚拙さを世界に露呈した恥ずかしい話である。この事実に日本の閣僚や官僚のまともなコメントは聞かない。議事録は後追いでこれから作ると言うのだから驚く。(作成は後日メモなどをもとに76ページの体裁だけのお粗末なものが作られたと言う)

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このアメリカの報告書に照らして日本での事故の把握、対応に関しては大きな遅れがあったことが分かった。例えば3月11日の事故数日後にアメリカでは原発3基のメルトダウンを予測していたのに、東電が2号機のメルトダウンを認めたのは何と2ヶ月後だった。避難区域の設定も半径20kmと80kmと大きな差があった。日本の20kmはその後次第に広げざるを得なかった。これによる被害の拡大は将来に禍根を残すことになるだろう。避難計画の指標となる航空機による汚染地図の作成もアメリカが独自に3月17−18日に実施しているのに当事国である日本側の観測は連絡ミスによる遅れで25日以降になったという。

またSPEEDIという緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステムを持ちながら誰もその存在すら知らずそのデータが活かされることも無かったと言う。何故そうなったか、誰がどう判断したかは議事録すらない今となっては闇の中である。悔やまれるのは得難い貴重な体験が今後に活かされず闇に葬り去られることである。

政府はパニックを恐れて事故をなるべく過小に公表したかったのだろう。でも本当は真実をありのままに伝えて国民に理解と協力を求めるべきだと思う。それによってもっとスピード感をもって対処出来ただろう。隠蔽や誤魔化しで国民が政府を信頼出来なくなれば混乱はより大きくなるはずで事実はそうだった。これらの事実は東電ともども日本の行政の隠蔽体質を露呈したものだと思う。また原発推進の関係者が原子力に関する安全神話を作り上げあぐらをかいていた結果でもある。

野田さんが昨年末に冷温停止をもって「事故収束宣言」を行ったがこれは誇張された言い廻しである。メルトダウンした炉の核燃料の状態がまったく分らないからである。また大量の使用済み核燃料が不安定のまま放置されている事も大きな問題である。完全な廃炉には40年かかるという。「収束」という言葉は如何にも現実から遊離しているし誤解されやすい。。

原発推進を進める経済産業省の中にチェック機関である原子力安全・保安院があるという組織的な欠陥も事故直後のIAEA査察団によって指摘されながらいまだに改善されていない。そのために事故後1年になるという今になっても今後の原発再稼動をどうするかという問題についての方向性が決まらない。

被災者の救済についてもスピード感がない。日本のみならず世界各国から寄せられた被災者への義援金の半分がいまだに使われず宙に浮いているという。行政の怠慢もしくは機能不全としか言いようがない。1年も経つ今頃になってやっと復興庁の看板が出来たという。

国家の危機に対して政治家は何をして来ただろう?一党一派一個人の権益を巡って醜い足の引っ張り合いをやっているだけで与野党一致協力して国難を乗り越えようとする気迫がまったく感じられない。これは自民、公明の野党に著しい。解散総選挙を叫ぶだけで政権を奪還したらこうするという訴えがまったく聞こえて来ない。与党の民主党でも党内派閥の存在で党の方針がさっぱり決まらない。今こそ野田さんには強力なリーダーシップを発揮してもらい、議員一人ひとりが心を入れ替えて議員定数や公務員の削減を始めとする政治行政の改革を断行して国民の不安を解消してもらいたい。そうでないと昭和初期のような議会解散、翼賛政治の時代に戻りかねない。すでにその芽が出かかっているように思えてならない。

2011-09-13

死のまちという表現

菅さんが孤軍奮闘頑張り過ぎて裸の王様になってしまい、新しく野田内閣が発足した。でも少し落ち着くかと思いきや早々に閣僚の失言問題がとび出してしまった。

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大臣の中でも原発問題で今最も注目される経済産業大臣が就任早々の福島原発被害地視察で「人っ子一人いない死のまち」と表現して非難を浴び辞任に追い込まれた。

色んなメディアが寄ってたかって「被害住民の感情を逆なでするものだ」と非難する。野党は早速「解散総選挙しかない」と内閣の足を引っ張る。その結果としての辞任だった。

どんな文脈の中で使ったか定かでないが「死のまち」という表現自体がそれほど悪い表現だとは私は思わない。現実はその通りだろうと思うからだ。大事なのは当たらず触らずではなくその現実から目をそらすことなく正面から対峙することだ。そしてこの事態をどう収束し復興に繋げるか方法と手段を策定し実行することだ。そのための施策を議論するならよい。単なる不用意な失言での辞任とは虚しい。あっさりと辞任したのはこの人の無責任さと無策と情熱の不足をさらけ出したものとしか思われない。

反省してもらいたいのは失言大臣だけではない。言葉尻を捉えてことさら失言を騒ぎ立て手柄顔にネタ作りをするメディアの取材記者達、その報道に飛びついて権益の拡大と党利党略にうつつを抜かす政治家達、これで日本の復興は出来るのだろうか?

失言報道には取材記者に「放射能をうつしちゃうぞ」と言ったとか訳の分からぬオマケ騒動までついた。子供じゃあるまいしいい加減にしてもらいたい。これがニュースとは恥ずかしい。

内部被曝の真実 (幻冬舎新書)

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報道災害【原発編】事実を伝えないメディアの大罪 (幻冬舎新書)

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2008-12-25

紅葉マークの見直し

はてな?まだ半年だよね。

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紅葉マークの問題点についてはこのサイトでも9月に書いた。今日の夕刊を見ると警察庁が罰則付き紅葉マーク強制の見直しをしていると言うではないか。”改むるに憚る事なかれ”結構な事だ。それにしても800円も出して買ったのになあ、無駄遣いだった。でもこれで嫌がらせをされたり詐欺や泥棒に狙われなくてすむ。何よりも私は75歳以上ですという看板を降ろして走れるというのが嬉しい。

年寄りを苛める後期高齢者医療制度もこの位迅速に廃止してくれればよい。それにはやっぱり早く解散総選挙をやって政治が変わらなければならないのだろう。麻生さん、そう権力に執着してないで早く解散しなさい。それが国民のためですよ。

2008-09-15

敬老の日

はてな?敬老の日を作ったのは誰だか忘れたが後期高齢者医療制度という人間を年齢で差別するという稀代の悪法を作ったのは小泉元首相である。その自民党は後継の世襲お坊ちゃん首相が一年のうちに二人も途中で政権を投げ出すというとんでもない事をやってくれた。改革という名のもとに癒着した政と官のあらゆる悪がさらけ出された結果だろう。

この自民党の後継総裁の選挙に5人もの候補者が名乗りをあげ新聞テレビはその報道に血祭りをあげている。来るべき解散総選挙に向けてメディアは挙げて自民党の宣伝をしているように見える。自民党の支持率が上ったという調査結果までおまけ付きの報道ぶりである。

それにしても5人の候補者はすべてが放り出し内閣の閣僚だったにもかかわらず反省や謝罪の言葉がないのはどうしたことだろう?むしろ内閣の瓦解を待っていたかのようにも見える。あまりに責任感が無さ過ぎる。万一この中から次期首相が選ばれたら3度同じ轍を踏む事は明らかだろう。国民はちゃんと見ているのだよ。

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