なみかわみさきの日記

2018年ころまでの日記。

いい仕事をしよう。−オンラインと「しごと」について

はじめに

この記事は「子供/保護者」×「オンラインコミュニケーション」 Advent Calendar 2016の12日目の記事です。去年に続きお声がけいただき、 id:hanazukin さんありがとうございます。ていうか、毎年そうそうたる面々でほんと参加してていいのかと小一時間自問自答です。前の日なんかよしだせんせいやで!!!!!

ことしは「子供OR保護者++オンラインコミュニケーション」ということで、ぼんやりいろいろ最近考えていたことを書いてみます。たぶんたまたま、あの事件というか、アレがあって、ちょっとそのへんの感想も含みますがすみません。

アップデートされ続ける「しごと」

星の数ほど、たくさんの仕事(職種)があります。それらはどんどん細分化していて、さらにパソコン・ネット・スマホタブレットの普及によって、いろんな人がいろんな関わり方で、仕事にタッチしています。

特に、オンラインであることは、それまで職場に行かなけれならなかった、職場にいなければできなかった仕事に、翼をつけました。会議も決裁もオンラインでできるようになって、会社に帰らずに報告書が書けたり(?!)して……。


時間がお金にならないと焦ってしまう

だいぶん前から、いわゆる主婦(主夫)の人にたいする、労働対価について価値を認めるべきだという議論は続いています。それでもなかなか、頭の固い人たちには、認めてもらえなくて、つらい思いをしたり、ストレスを感じる方は多いです。
昔から、機械部品のかけらを作ったり、筆耕をするなどの内職がありましたが、それらもアップデートされ、最近はクラウドソージングというあたらしい働き方も注目されています。

働きやすいものであればよいのですが、ただでさえ普段の家事で大変なのに、仕事で疲弊してしまわないかが心配です。

人を買いたたく人たち

そして最近、あと少しすれば機械やAIで自動化できそうなことに関して、かなり安い単価で仕事を売り、それを買ってしまうケースが増えています。仕事をうける側も、経験が無いことや、正社員として拘束される条件に足りないことから、安くても、1円でも稼げるからという構図になっています。

しかも、渦中にいると気づかず、文字1円以下で誰にも指導をうけず、手引きも見ないで量産してしまったクオリティの低い文章を積み上げてしまってから、安かろう悪かろうでやったことは、後々の成長に結びつかないことに気づくのです。

オンラインコミュニケーションでぼうだいなデータに意味をつける

子供でも、突出した個性で作った動画やイラストが、たくさんの人の目にとまることがあり、そのまま売れるコンテンツになっていくことが増えました。
また、保護者の立場でも、先述したように、隙間時間を利用して、お小遣い稼ぎができたり、あるいは新しい働き方を見つけた人もたくさんいます。

ただ、そういう時代にがががっと移り変わっていっていたとしても、本質的なところ、お仕事をなぜするのか、それでできたものはどうなるのかってのは、同じはずなんですよね。あくまでも、オンラインやネットは、サポートするものでしかないのです。

成功する事例については、マス=コミュニケーションも注目し、多少誇大して広めるため、なんだか「オンラインで何かをすると、必ず儲かる」と過信しそうになります。おいしそうな話ほど、尾ひれがついてオンラインで加速して届き、自分たちもそこに行かなければならないような錯覚におちいるかもしれません。けれど、ちょっと立ち止まりましょう。今すぐ「既読」にしないとダメな世界なんて、少し前にはなかったはずです。

毎日毎日処理しきれずにあふれているデータの、どれを採り、どれをスルーするのか? これも信頼のおけるみんなで、コミュニケーションを取りながら慎重に選択していってほしいです。

一番いいのは、誇りある、未来につながる良い仕事をして、それに見合う対価をきちんともらえることなんですけどね……(とまた某プレミアムフライデーのコレジャナイ感にいろいろ思っている)。