生活

面白いことは特にない、ただの日記です(投稿後に、二三日かけて書き直します)

サミット

興味がなかった。今日お風呂の中でニュースを見た。
地球温暖化、つまり温室効果ガスの排出がもたらす気候変動に対処するには国際協調が必要であることなどはるか以前から分かっていること。だからこそ「地球」温暖化なのだし、地球環境問題なのだ。そんなことはサミットを開くまでもなくわかりきったこと。
サミットではっきりしたことは、先進国といわれる国々が何かを決めてたところで、こと地球環境問題に関してはほとんど何も決められないと言うことを確認し合ったこと。それから、各国の利害関係が複雑に絡むから、本当にやばくなるまでは、やばくなったところで、きっと何一つ進展しないだろうということ。
環境対策にはコストが掛かる。先進国のみがそのコストを負担すると、産業の競争力で立ち行かなくなる。そういった利害が問題をさらに複雑にしている。行き着くところは、保護主義だろう。
読売オンラインのトップ見出しは「議長総括で拉致問題の速やかな解決要請」とある。議長ってフクダさんのことか。要請って、誰が誰に要請して居るんだか良くわからない。要するに、何も解決しませんでした、という声明というわけか。

チューニング

職場で新しい機械を導入して、その説明会。超音波破砕装置だ。別に、最新型というわけではないが。
昔の機械はチューニングとかありましたが、これはその様なことは要りません。予めセットしてあります。(と係員の説明)
そういえば、すごく古い機械を使うのにオシロスコープのようなものを眺めながら、何かやったような記憶が甦った。チューニングによって特定の波長を選び出して同調させ、増幅する。
例えば、私の回りには沢山の電波が飛び交っている。その電波を受信し、同調して特定の周波数に相当する部分を増幅して変調すれば音波信号として理解可能なものになる。同調して増幅。
適切に同調しなければ、それらはただのノイズを形成する。出所不明のおびただしい情報が重なってしまうとノイズ。そのうち一つに同調し増幅すると信号となる。
この世に飛び交う夥しいノイズを勝手に選別して同調し、増幅する仕組みについて、私はもう少し意識したい。例えば様々な犯罪の予告が発せられたとして、私がその情報にチューニングする意志があるときに初めて意味をもつ。
かつて文献をあさるために図書館に行くことは私の仕事の重要な一部分だった。図書館で手に取った雑誌をぱらぱらとめくる。目的の文献の前後に興味深い話題を見つけることがあった。今、図書館に出向くことはあまりない。ネットの検索でpdfを見つける。デジタルなチューニングは興味のぶれを許さない。
はてなブックマークは、総体として見るとただのノイズだ。あるアーティクルやタグや、あるいはブックマーカーなどにチューニングして初めてそれらは意味をもつ。チューニングがヘタクソだったり、過剰な期待を持つと、否定的な見方につながるのだろう。所詮ノイズで、その中から有効な情報を見つけ出すのはチューニングする側、つまり情報の受け手の責任だ。