2016年 ごあいさつ

昨年は12月の同期展などで、年末までドタバタと、一気に過ぎて行きました。
お越しくださったみなさま、会場のカフェスローのみなさまに、支えてくれた家族には、
感謝の気持ちでいっぱいです。


カフェスローさんには、普段から家族や友人たちとの食事やイベントでお世話になっていましたが、
今回の展示期間中、毎日通うなかで、
開店前の時間の流れ、人の動きを見ていて、何度もはっとさせられました。
スタッフのみなさんがみんな落ち着いて、地に足のついた感覚で仕事をされている。
この方たちだからこそのこの空間なんだなぁ、と、しみじみ感服しました。
本当に、まるごと、勉強になったなぁ。

年をまたいでの御礼となってしまいましたが、本当にありがとうございました。




その後は30日まで、お年始のご注文風呂敷の仕立てをしていました。
ありがたいことです。
あと、ぎっくり腰もやりました。立てる、歩ける、けど痛くて座れない。
仕事ができないのでまいりました。
14キロ弱の息子の抱っこ攻撃にも。





2016年がはじまりました。
ことしは、息子が春から保育園に入れるかどうかが1月末になるまでわからず、
また、家族の手術もあるかもしれず、仕事の予定を立てられないでいて、申し訳ありません。
少しゆっくりめの歩調で、家族と家のなかに心をくばっていく1年になるのではないかと思っています。


生活のなかで使う布を作っていてよかった。
制作の時間はとれなくとも、日々を通して、使い方の実験はできます。
日常が制作にもつながっている。完全に立ち止まるわけではないので。

(遠く広い世界に憧れるだけでなく、ジェーン・スーさんがよく言う言葉、
「同じことを半径5メートルの範囲でやってみるといいんだよ」
というやつだ)

そのぶん、身近の、ちょっとほったらかしになっていた場所や、気になるあんな畑にこんな分野、
いろいろ耕していこうとたのしみにしています。


できれば。
昨年まるごと風呂敷仕立て屋としての1年だったぶん、ことしはてぬぐい屋に戻りたいんだけどな。
持ちすぎず抱えすぎず、身軽にいきたい2016年です。


本年も、どうぞよろしくお願いいたします。