最近読んだ本
エドワード・ゴーリー作の絵本。
子どもを産みたがっている女友達にもう少し考えれ(あるいは緊張するな)と伝えたい場合に贈るとよろしいのか。さくっと読めて値段も手ごろである。
この著者の本は初めて読んだんだが、子ども観に共感してしまった(母性が無いのか)
- 作者: ニール・ガブラー,中谷和男
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2007/07/27
- メディア: 単行本
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思いのままにならぬ現実の変わりにアニメという人工の世界を創造、
神のように支配し、自分の願いに沿って世界を作り直そうとした男ウォルト・ディズニーの半生を描いた本。
知識を得るためだけでなく、読み物としても面白い。
「映画でもテーマパークでも、そのファンタジーの世界で子どもの特権は完全に約束される」が、
大衆市場に迎合するために改竄されたおとぎ話は
「人生には混乱も失敗も危険もないという錯覚を植えつけた」という。
ディズニ−については、祖先がアイルランド移民であることとか、
アメリカニズムの象徴であるとかいったことしか知らなかったのだが
金銭管理能力や、契約内容に目を通さず、
判を押してしまったりといった計画性のなさにもかかわらず、
目標に対するこのエネルギーはすごい。失敗しても、恥も外聞も捨て、
生ゴミを食ってでも這い上がるこの根性はすごすぎる。
農村のコミュニティ、帰属意識を愛し、愛国心旺盛の制服好き。
未来・成長・上昇志向のかたまり。
男性志向ではあるが、同時に最期まで成熟できない大きな少年でもあった。
ミッキーのモデルはチャーリー・チャップリンらしい。
第二次世界大戦中に情宣映画・研修用映画もつくっていたらしいが、
日本では見れるのか。あとEPCOTが実現されていればどうなっていたのか。