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な ん で し ょ う 句 会

2012-12-28

【なんでしょう句会 シーズン1】作者別全句得点一覧

| 03:38

【兄妹(妹)aninoimouto】124◎18×14

あな悔し氷砕いて臼歯あり 5

横断の模様白だけ踏んで朝 12◎2

ポケットの指悴んで天邪鬼 5◎1

元日やタモリ恋しき昼の居間 6◎1

初夢を覚えてないの月曜日 2

色ばかり食べてるような色のグミ 32◎7

円卓のぐるりおでんを要とす 6

猫の腹分相応に撫でて良し 13

中指の爪ほどの小口開きたり 2

蒲団潜つて夜々自尊心かき集む 4◎2×1

嬰児や縞鮮やかな蜂来る 17◎1

スギ花粉総て貴様にくれてやる 9◎2

憤怒せり濡れし若布で頬を張る 1×2

草餅を咥ふ右手のキツネ逃ぐ 6◎2

コードレスアイロン遍路の如く踏む 1

青眼の太刀や一閃して薄暑

遠足のガラス重たき魔法瓶 5

蠅の来てブブゼラのごと唸りたり 4◎1

稲妻や馬鹿って言ったヤツが馬鹿 3

『すきまめし1巻』厨の友とする 1

九を9に置換してのち秋始む 1
春隣かゆい処は有りませんか -4×4

君が為揚げにぞ揚げし鶏の肉 -7×7
疼くから笑わせないで風邪の花




【あま栗(ん)amaguri_n】28◎4×19

牛すじをおでんに入れて三年目 6

鼻風邪を分度器使ってはかられり 1

長風呂やふやけて厚い富士日記 17◎1

布団なら隠せるほどの秘密かな 13◎1

縞模様似合わぬ人よさようなら 6◎2×1

家出して行くところなし春の暮れ 0×3
サンタ帽いらっしゃいませこんばんは -10×10
肉まんに罪はないですクリスマス -3×3
おでん鍋やけに元気な風邪の人 -2×2




【ゆか(夕)annayukarina】48◎5×2

初氷よちよち転ぶこぶし締め 2

枯れ葉舞う幾何学模様風の中 3

さめざめと小豆を洗う井戸の水 3

デパートや初夢競う人いきれ 1

初夢は一富士二鷹加藤鷹 2

焼けた肉でっかいかたいおおざっぱ 11◎2

くつくつと温泉つかるおでんかな 3

崖っぷち俺とおまえと60分 4

早1年鞄の主の文庫本 7◎1

夢高く日に干す布団の世界地図 0×1

ほころぶ日縞の紬に梅の帯 9◎2×1

暖簾割るお好み焼屋の痴話喧嘩 3





【あら丼(丼)aradon_3】117◎9×7

氷道そっと踏み出す赤い靴 5

顔に縞模様つくりて日暮れかな 5

残り湯やベラを眺めつ蜜柑喰う 5

先長き二年参りや線路脇 3

字の中に初夢捨てけりモカ・マタリ

ブランチやSLY流して雑煮椀 1

此頃は囲まずに食ふおでん鍋 4◎1

ぼた雪やベッドですする三分粥 10◎2

探偵をあつめて妖し創元社 16◎1

夕や潰す吾の脱け殻の掛蒲団 3◎1

節分や横縞シャツと試着室 1×1

セーターがマフラーになりたまになり 7×1

野球場かたく握った若布飯 14◎2

白梅やランナー消えし右カーブ 9◎1

啓蟄や脱水槽よなぜ騒ぐ 3

くさめする声忘れざる薄暑かな 6

朧夜や切子ガラスのハイボール 6

散る花やけんばんハーモニカ合わず 2

稲妻や黒猫何か咥へたる 11

4個入りカロリーメイト秋うらら 1

秋晴や笠置シヅ子の口広し 10◎1
年末のタクト忙しき指揮者かな -2×2
皮肉屋とただ軍鶏鍋を食らひけり -1×1
興乗らず鼻風邪多い映画館 -2×2




【あぶれ(炙)arisaypg】7◎1

スパートは おでんに賭ける 3キロ減 1

分が悪い せめてチークで 華やぎを 3

色褪せて それでも棄てれぬ 文庫本 3◎1





【栗人(栗)ayakostonez】35◎11×33

年越のグラスの氷なごり惜し 5◎2

白い髪市松模様似合わない 2

大広間座敷わらしのくしゃみ聞く 6

新月や蒲団も凍るひとりごと 4◎1

初夢がこたつの中で丸くなる 8◎3

アパートの鍵で出世の摩天楼 4◎1

橋の下半紙の釣りでおでんかな 1

分水嶺気づかぬうちに過ぎにけり 6◎1

さらば夏の光よ棚の奥にさす 11◎2

涅槃で待つ羽根蒲団より浮世床

ちゃんちゃんこ横しまなれど父思い 5

まりやより取り合うのならなほこかな 2◎1

おみおつけ若布で出汁取る幼妻 -5×5

春雨や五十鈴も濡れる右太衛門 1

そうじきの音で春眠破られり -2×2

硝子箱覗けば海鼠壁今日のあて 0×1

腋の下剃刀沁みる薄暑かな 2×3

五月雨にトライアングルラブレター 1

配置図に我が卓なきて紅葉忌 3

稲妻やモナリザの骨拾い上げ 2

電話切り鳴門金時喰らう闇 1
顔見世や案内嬢の首白し 
肉豆腐ネギは刻んだほうが好き -6×6
風邪心地こちらに来るなよ煙草吸い -16×16




【ちこ(知)Chiko9781】83◎11×12

初鶏や眼鏡のずれて目が覚める 5◎1

初夢や小吉くらゐの夢をみる 5

寒紅のなほ艶めくやチェリーパイ 15◎2

おでん屋で同伴出勤たまご食ふ 7

分けられた版の重なり冬いちご 5◎2

うたたねの文庫枕に春近し 5◎1

森ガール布団の中で巻くカール -5×6

蜃気楼縞馬まれに肉喰らふ 13◎2

春日和場外乱闘うそほんと 2◎1

午前2時乾燥わかめは膨れたる 3◎1×2

春の鳥右肩に爪を立てており 1×1

花曇りミシンをかける音ありや 9◎1×1

流されてガラスの角とれ春の海 3

春陰やピックをくれた人がいた 5

夕薄暑寝転んでみる再放送 7

風船に描かれたピカチュウ頼りなく 1

秋来たるふたりの部屋に鍵を置く 2

窓を開けずっと稲妻見ていたい 0×2





【帽子(帽)chinoboshka】60◎9

罪や我が吐く息さらに白くあれ 5◎1

初夢の象の鼻こそ優しけれ 11◎1

コロンボの肩にシーズン初の雪 23◎4

戦前やおでんの種の浮き沈み 5◎1

節分の鬼九分九厘白樺派 10◎2

読んでから見るか見てから読むか雪 6





【ちゅう(ち)chooooxxxx】109◎16×11

暴発やくちびる切れて初霞

初夢は四畳半ライブ罠!罠! 2◎1

アリゾナにいるんだまあそうなの坊や 4

おでんこぼしおんなこぼれる夜の手前 10◎2

高分子吸水体や雪明り 7◎1

テレピンを足して冬晴れ灯台へ 1

水槽の光の透ける布団かな 6◎2×1

縞縞に轢かれ漫画のやうな恋 3×1

決戦に備え八丁味噌仕込む 9◎1

給食のわかめご飯や男子女子 16◎4×1

邂逅は右に左に養花天 2

春光や除湿機に海見せられき 9◎1

菜種梅雨ヴィオラゆるゆる弓を挙ぐ 3

手をあてる春夕焼の窓硝子 2

簡便に見合い済ませる薄暑かな 24◎1

秋晴を詰めて少女の置くかばん 4

黄落に埋める全裸の美少年 5◎1×1

稲妻の緊縛グレゴリオ聖歌 5
斎場がわたしの職場大銀杏 -3×3
革靴に沁む肉の粒冬苺 -1◎1×3
蛇口から母の読経や風邪心地 1◎1×1




【百枝(百)chun_kk】34◎8×29

透きとおる汁はとなりのおでんなり 3

一分も保たずに果てり閏月 4

『ての小説』、と話すお方と新年会

面談は布団のなかで聞きました 12◎3×1

日曜日シマウマに降り続く雪 3◎1×1

殴りつつこぶしが切れている感じ 6

人魚だろう口からわかめが垂れている 4◎1×3

ようちゃんがガラスの右腕(みぎ)で注ぐビール -2×3

三月の節電タップの全落とし 3◎1×1

春雷やお前のなかにある鍵盤 11◎2

サイダーを濾してガラスをつくる夏 6

すわ薄暑帰宅部なりにうっとうしい 4
銀行員(バンクマン)の眼鏡曇れり松の内 -12×12
もも肉に銀紙巻いてここを持つ -6×6
この風邪は彼にもらったものとして -2×2




【ちねり(C)cinelli_nande】78◎10×14

プレゼント氷の微笑でアリガトウ 5

クリスマスうずまき模様ギュッと巻く 1

鈴なりて見上げ入道現れり 3

温もりも残さず去るや冬日向 15◎1

初夢を見たという夢いま何時 5

友達に作戦という悩ましさ 6

おでん鍋とろりと笑うトマトかな 8◎2

15分岸和田言葉流れけり 3

文庫本革ジャン着せて旅支度 9◎3

颯爽とモスラ飛び立つ羽根布団 4◎1×1

シマシマの長いマフラー長嶋君? 1×3

もういいよもうってなんなのカモミール 4◎1×4

春雨や玉子スープのワカメゆれ -2×2

開幕や左打席は右の方 7◎1

春灯10年光るぜLED 2×2

汚れたガラスの向うは風薫る 1

風凪いで一息薄暑の川辺かな 4◎1

ハモニカはソミミファレレのファが苦手 2

デンコ去りソーラーパネル設置する -1×1

黄色いスイカとかいいから冷やそう 0×1

水面に稲妻はしる豊作リーチ 1





【好餌(好)cosey】67◎16×5

初東風や廃屋に父わらひをり 21◎7

初夢はいつも正夢また眠る 8◎3

チェルシーに霊集まりし淑気かな 7◎2

酒尽きてちくわぶ残るおでん鍋 10

4分の7拍子なる卒業歌 7◎2

外は雪ハードカヴァーの文庫本 2

ひとり旅出来ざるものに蒲団蒸し 2

寒風や縞馬の縞動かざる 8◎1

disられてgo shit goと呟けり -3×3

舌痛き干若布なり山背風(やませ)吹く

右腕の橈骨神経麻痺や春 3×1

銀婚の哀しきズボンプレッサー 2◎1×1





【大黒覚(大)DEEFIVE_BOT】20◎3

冬が来てソバ屋のコップの氷消え 6

落ち葉舞う模様が立体メタ視覚

うれた柿とらんとなるぞたんころり 2◎1

暖房やセーターのそで捲り上げ 3◎1

初夢の顛末知らぬ大晦日 3

双六の骰子振らぬ星条旗 6◎1





【フジノ(藤)fujinono】150◎22×16

寝るきみの腹に氷を詰めて縫う 7◎2

ラーメンのあぶら模様も飲み下し 11◎2

襟巻きにじゃれる紙舞散歩中 5

写真機や空は寒いから飛ばない 6◎1

初夢の担当夢を発表します 6◎1

テキサスで殺されて早三十年 10

おでんなんかかくれんぼにもなりゃしない 2

寸分もたがわぬひとね前世から 9

きのうから轢かれっぱなしボッコちゃん 7◎1

出しなさい蒲団で飼つてゐるものを 23◎6

かぜのよる縞々男あらわるる 7◎2×4

聞こえないおまえのことばなど冬蠅 2

隣室に若布引きづる幼女をり 9×1

白魚の右目をつまようじでつぶす 9◎3×3

春の闇触れるものみなレンジでチン 1×3

ガラス器にとぐろ巻きをり蛇しづか 7×1

薄暑来ぬページたちまち感光す 7◎1

ピアノはもう弾けないのほら指に黴 2×1

稲妻で動体視力を鍛えたんだ 1×1

みんな死んで褒めてもらえない檸檬 10◎2

水澄んで置き去りの子が笑ってる 9◎1



凍星や生きてる肉は腐らない
たいせつに育てた風邪が死にました


【疲労飽き(ひ)FujiwaraToy】30◎4×11

液晶の向こうの氷をガラス越し 2

流星に目をしばたかせ空模様 1

垢舐めが来たかの様に風呂磨く 14◎2

年越しや君がいなけりゃいつもの正子 2

初夢になすびが踊ってぼちぼちか 1

米語なら得意なのにとビター干す 1

おでんかよおかずにならねえ茶飯炊け 5

コミッション四分ノ一矜持込み 2

死ぬことと見つけたりなむ杢ノ助 1

冬の蒲団じゅもんホイミかラリホーか -1×1

しましまの天気図羽織り冬将軍 4×2

蹴る殴る蹴られ殴られ春うらら 2◎1×1

ワカメスープ生まれた日に摂る孝の国 -3×3

右袖をめくり見るきずキスで消す -3×3

プラズマを流れる桜花裂く末脚 2◎1×1





【二三五(二)  】18◎1

かえりみちまたぐか氷歩道橋 5

相棒と相撲の模様相模にて 11◎1

くたびれて河童まくらにきゅうりかな 2





【ふみ(二)fuuu123】7◎1

あつあつの おでんをみやげに 急ぎ足 1

半分こ 君が多めが ふたりのルール 1

母からの 手紙がわりの 文庫本 5◎1





【けば名人(ふ)fuzzmaster79】23◎3×7

オリオンも子犬も集うおでん鍋 5

冬空に見送る影はふたり分 1

寒中の葉書文庫本の重さ 5

日暮れまでふとんリプトン文庫本 3×4

冬の月シーツの縞の波ぬめる 5◎1

けんかした母との最後の誕生日 4◎2×3





【じょーじ(じ)george_ura】56◎5×9

友の背にこっそり氷を放り込む 3◎1

花模様しずくが垂れる五時限目 3

蜜柑かご背中に僕はコタツムリ 1

故郷やガタゴト揺れる電車かな

初夢を見てないからとまた眠る 4

初詣セント一枚投げ入れる 13◎1

問いかけの染みるおでんの白を切る 10◎2

分銅を載せたら君と釣り合うか 4◎1

ラノベだと僕の顔見て決めつけて 9

羽根布団瓦寝そべる春の午後

カプチーノ縞から一線リーフと化す 1

母さんが渡しといてとチョコを置く 3×2

昨晩の若布シンクにひっそりと 2

春歩道右手を上げて一年生 -2×7

春の昼電気ケトルは待たせない 5



【真澄(澄)gvmsm】-4×4

鼻さきもバイクも赤し息白し -2×2
寒紅の色うつされし果肉食む 
鼻風邪のゆるし乞う声忌々し -2×2




【左れいこ(麗)hidari_reko】99◎6×1

髪氷る肩こり少しきつくなり 8

真白なる「はー」マフラーの模様かな 3

臥せ飽きて座敷童とあやとりし 14◎1

ひら天に歯型楽しや初おでん 11◎1

分からない式解く君の指だけ見 11

薄紙の文栞まで数頁 3

漆椀若布見えぬと言い訳す 1

春風や右手にカスタネットの子 16◎2

ラジカセの◎(マル)貝ボタン貼るや祖父 2◎1

トロンボーン5限プールの水を吸ふ 17

病名を知り色消える昼薄暑 5×1

ガラス撫ぜ青葉はげしく踊りおり 8◎1





【珈琲(珈)hilocoffee】81◎11×16

おでん汁すするとき目を閉じる君 7◎1

終電を逃し手袋分かち行く 2

大寒や湯沸き漱石指しおり 7

隣家の布団取り込まれぬまま夜 16◎2×1

マクドの縞々のあいつみたいやな 1×4

春の闇ひるの仕返し少し噛む 13◎3

思われていたはずでした若布ぬた 12◎2

教室は窓が右きき向け黄蝶 5◎2×1

朧夜の脱水の音薫りけり 6◎1×2

メトロ乗らず勘で歩く薄暑かな 3×3

志村の目寄りてガラスの割れる音 2×1

麦茶飲む吾子ピアニカはまだホース 4

けなげなり稲妻という語のいわれ 2

すぐ怒るやさしい人にあげるレモン 3×1

置き菓子のありてくちさびしき夜長 
厨房の火を落としぬる去年今年 
年の暮れステーキ肉の不在通知 -2×2
隣人の風邪や銘菓の白い餡




【廣島屋(廣)hiroshimaya】40◎10×7

春立ちて佐藤ふとん屋跡地かな 22◎6

春風やくらへおいらの縞瑪瑙 2×1

起き抜けの喧嘩立春大吉の 4

帰るたび若布すすめてくる母よ 5

右の奥歯にスイッチが春疾風 9◎2

欲しいのはルンバ都々逸花筏 -1×1
録音部の鍋パーティーに呼ばれけり -3×3
煤逃げや肉と名付けた猫とゐて 1◎1×1
のど風邪や汚れた写真洗ふ役  1◎1×1




【しっぽ(ぽ)It_is_shippo】7◎2×21

鍋カレー鍋カレー食べ一週間

炊き出しの雑炊分かつ仮設前

ななななな四十七の三を買う

起きなさい布団剥がれて団子虫 1×1

しましまの熊がいるなら会いたい 0◎2×7

窓の外雪降り積もり休戦 1

三陸の若布の匂い思ひ出す 1×1

右へならえ指先触れる卒業式 0×3

音のない家電揃いし春のよかん 1×1

ボタン開け坂道上る薄暑かな 7

どこかしらガラスの靴と王子様 -8×8

鴨泳ぐトランペットと春の風 4





【山科(科)jnc_klg】209◎30×1 *第二回正選王*

氷張りゆくタクシー多く走る夜 4◎1

セーターの模様にさがす鳥の群れ 6

すれちがう件のもらす花言葉 27◎5

冬晴や並んだビンに触れていく 15◎1

初夢の中では降りた駅を過ぐ 23◎6

カウボーイ扉をひとつ開きたり 10◎1

おでん屋が密かに橋を踏んで去る 15◎2

分銅を右側へ足す冬の暮 8

初雪は安吾を買って出れば止む 17◎2

輝ける蒲団の下の地脈かな 3◎1

雪原に縞引き終えて戦車燃ゆ 30◎7

春立ちぬ争う声が彼方より -1×1

俎板の若布をつかむため睨む 11◎2

右隣男子の座る耳鼻科かな 7

押し込んだ再生ボタン春の闇 15◎2

秋の暮置かれたビラが少し減る 15

稲妻や扉の裏に文字を彫る 3

秋桜や背筋を伸ばすキュアピース 1





【カイ(飼)kaibaoke】94◎13×13

氷踏む猫の背に落つ月あかり 15◎2

白菜の安定感を模様とす 8◎2

手袋をもらい戸惑う手の目かな 12◎1

強情やくちびるましろ肩に雪 11◎3

初夢に失せ物探す古機械 3

プロテインかかえ白い歯それワンツー 4

洞穴の布団けものがマーキング

盲のシマウマ天駈け春動く 0×2

億年の腹立ちかアンドロメダ 1◎1×1

海坊主若布かぶりてIs This Love -2×4

春の恋全部右脳のせいにする 14◎3

涅槃西風ラジオで枝雀ちょける夜 2×2

潰れたる蛙薄暑の通学路 8

フェンダーの傍ら芥子は微笑みて 6

割れガラス薔薇の蕾の赤が濡れ 4◎1

大停電ももクロ黄色は秋刀魚食ふ 1

秋の暮前置きの長いプロポーズ 3×3

稲妻を定規で引いて天を割り 4×1





【くにこ(く)kunikoo】121◎15×2

トラックのシートのたるみ初氷 26◎4

亡き猫の背中の模様小春空 9◎1

目目連泣くな床上浸水だ 7◎1

短日や午後の日差しに夜の色 3

正座して父の初夢採点す 22◎2

サンセットブールヴァードに冬日落つ 7◎1

三日目のおでんのつゆや午後三時 2

五分五分と言い張りこするみずっぱな 2

休日の創元推理文庫かな 1

へばりつく若布無人のスープバー 18◎3

右折車のスモールランプ春の宵 6

春塵やうなるプラズマクラスター 3◎1

遠雷かスティールパンか夜の部屋 6

ワイパーの拭き残したる薄暑かな 4

夏めくや拭き取るガラスマイペット 3
冬晴れやフォークリフトの爪重し 4◎2
寒牡丹肉屋の経木開き見る
風邪に飽き発明王になったつもり -2×2




【ことら(虎)kurotoracchi】140◎21×6

夢に来し菩薩黙つて食ふおでん 29◎7

乳かたき子の言い分を聞く凍夜 2

冬電車京極夏彦取り落とす 13◎1

繰言を吸ふて蒲団の重きかな 13◎1

縞めのう幾度か抱かれ冬終る 19◎4×1

耳裏に春の小鬼や口舌繰る 7◎1

厨暗し女三代若布炊く 5◎1

夜桜やみな右巻きに散りぬるを 5◎1×1

佳き聲の炊飯器あり春の暮 10◎1

くちづけよ薄暑の空の青の下 5

鍵盤を指の乱れて花月夜 0×1

春重し正倉院の硝子椀 6

肩に手を置かれて困る二十二時 6

青天や墓に檸檬の光りけり 12◎1

稲妻や蜜蝋のごと眠る人 9◎2
クリスマスケーキを抱きて禰宜帰る -3×3
寒月や肉叩き器を振り下ろす
風邪ひきの恋人よ其の全きこと 2◎1




【レエベマン(爽)Lebe_mann】49◎8×9

円筒の穴の予定地張る氷 8

天井の幾何学模様冬の朝 17◎4

着ぶくれた川崎駅の雨女 15◎1

おでん屋のいっときふれるミワロック 8◎2

分け前は二の次ダクト行く霜夜 7

君の名をちくまの月に問う寒暮 2
エルマイラ検針済みの毛布行け -7×7
小切手にはねた肉汁年の暮 1◎1×1
じゃあまたね局名告知姉の風邪 -2×2



【まこた(真)macota0816】9◎1

氷上を滑る朝日と子等の声 6◎1

マフラーの模様数えて待ってます 3

腹重い思いを覚り悟って欲しい





【まる子(子)marco_nandeshow】82◎6×16

月氷る夜をながめつ窓辺でくるまり 2

着膨れて待つ襟元の縞模様 5◎1

走り来る友の膝切る鎌鼬 13◎2

一月や遠くの山の澄みわたる 1

元気よく返事したのが初夢か 14◎1

ノルマなのドーナツ三個朝食に

街あるきおでんも缶にはいりけり 4

より分けて歳の数だけ豆たべる 1

つづき待つグリーンマイルの6ヶ月

布団はぐまるまる背中足で押す 2×1

しましまや痒い手首ゴムのあと -2×4

泣く女ピカソみたいな顔してる 7◎1×1

ぎゅぎゅぎゅっと絞って若布と鉢に盛る 3×1

春めいて右手が君の頬触れる -1×1

春眠しモーター音さえここちよく 1×2

子が叩く太鼓の音や燕来る 9

旅の本付箋貼り付け薄暑かな 10

ガラス越し光のマケット春の雨 2

秋うらら鍵はあそこへ置きました 9

サフランや瓶のすき間で目が合った 4

山影のすこし濃くなる稲妻や 4◎1
毛糸編む先生そっと頷けり -1×1
肉片の張り付く窓に冬の月 -3×3
見えぬもの見えてまどろむ風邪の昼 -2×2




【甘噛(噛)martan1107】111◎19×12

舌先に氷ぶらさげ子が笑う 6◎1

乱酔の罪深き痕水玉模様 3

井戸のなか皿を一枚投げ入れる 7◎2

初凪や小石水面に咲かす花 4

手を繋ぎ同じ初夢みに行こう 2

あいつだよ町を救ったヒーローは 8◎2

おでん屋の女将こひしや濡れた足 14◎3

春待ちて繋いだ手解く分岐点 4

漱石を供に倫敦冬鴉 10◎3

濡れ和紙や布団の上下止まり闇 4×1

菜飯炊く女房髪に白い縞 11◎4×2

白き皿タワシにレタス添え夕餉 5◎1×2

ひらりゆらり気泡に煽られ舞う若布 2

右肩に仔猫を乗せてテトと云う 2×1

アイエイチ意味知らぬまま炊く米ぞ 6

琉球のガラスの厚み星涼し 12◎1

硝酸の舌下吸収薄暑光 5

惜春や黒鍵だけで弾ける曲 8
冬晴れや水垢浮かすサンポール -3×3
河豚喰らう白く肉付き良い女 2◎2×2
風邪籠り開かぬ襖の人の顔 -1×1




【幽樂坊(幽)microstory】156◎20×28

長嶋を氷づけにせよ監視員 2

蔦模様きちがひの棲む冬ホテル 18◎3

置き去りの百目溢るるホームかな 15◎2

隣人の事情聴取や初句会 5

初夢や致死量12ミリグラム 10◎2

この味はよもや魚肉かウォール街 6

風船やおでんが嫌いになる魔法 4

凍月や切り分けられてゆく私 27◎5

光文社古典新訳文庫かな 2

爆音をたてて去りゆく蒲団かな 16◎1×1

春日影けものに縞を刻印す 4

春眠し二十歳の俺を言ひ負かす 5◎1

若布食ふ兄嫁やがて乾ききる 7◎2

右頬を差し出してゐる春愁 5◎1

畏れなき電子レンジや染卵 1

テルミンの輪郭淡き五月闇 7

初夏のガラス破りて兄帰る 16◎1

恋文の矢あやまたず薄暑光 2

置くだけで充電できる仏かな 12

いなづまでどの住職を殺さうか 8

ぺぺぺぺぺぺぺぺぺぺぺぺをみなえし -5×7
歯科技工士に北窓を塞がれる -1◎1×3
黒板に肉はりつけてふゆやすみ -10◎1×12
風邪声のボクの内なる殺意かな -5×5




【ミホノフ(穂)mihonov】43◎6×3

おでんアリしばらく帰りません母 21◎4

五分五分の決着つける空っ風

新潮が並んだあたり爪研ぎ場 12◎2

午前四時しれっと蒲団奪われる 5×1

縞柄の幕どこからか卒業式 4×1

聞きたいのならゆうてやる鬼は外 1×1





【藤幹子(幹)mikikofuji】118◎28×8

先生のおでんはおやつに入りません 1

雨ひと日湯呑みに分けし卵酒 2

感冒や指栞して廁まで 29◎7

蒲団よりえなりかずきの顔出づる 0×1

鳥雲にミルクレープは縞々に 6◎1×1

春の陽の擬音どほりに殴りけり 13◎3×2

点鼻薬しゆるしゆる若布戻る水 4◎1

花いちご右手は海の道ぞひに 6◎1

げんげ田へつまみを回すテレビかな 3◎1×1

カツレツをさくりと分ける薄暑光 29◎6

マリンバのやうに味はふ草餅は 7◎1×1

鳥の恋硝子の輿の通り過ぐ 2

輪を置けば教室となり天の川 3

五勝手屋羊羹稲妻ぎつと断つ 5

胡桃割るたちまちオズへ続く道 2
番台にラジオ置かれて聖夜かな 6◎6
肉付きの良きセーターを骨の上 -1×1
風邪心地姉はベッドに満ち満ちぬ 1◎1×1




【鯖好き夫(鯖)Misoniu】153◎31×51

色悪や良い氷とか言いにけり 7◎1

わからない土産にわからない模様 32◎8

小さめの大入道だよあれは 17◎6

冬ざれや三つ数へて引き鉄を 8

初夢の故郷おぼろ女衒宿 1

残り火や二つ名付きて年を越し 1

わたしこのおでんみたいなかて黙れ 6◎1

分銅の震え収むや寅彦忌 18◎4

どうせなら文庫貫く弾丸で 8◎3

掛け布団越しに曖昧なる獣 17◎2×1

すれ違う度の干渉縞や冬の首都 -3×5

憤る資格のありや犬洗う 19◎1

もうワカメ食べられないよムニャリムニャリ -4×5

振るために右手を出したはずだった 6◎1×1

パンを焼くときは目盛りを少し右 3◎1

夕涼や硝子戸閉めて螺子の鍵 10

四つ辻の魔出払っており薄暑 9◎1

夏闇に臥して唯ハモニカの味 20◎1

稲妻だなんてウソでしょ知ってるの

夜毎来て団栗置いていく女 17◎1

栗ごはんマガジン九月号を買う -1×1
「やんだね」春を待つ彼女は泥棒 -17×17
枇杷の花「(ねえ)マリオって肉屋?」 -15×15
「見て、童顔のメキシコ人」と風邪のひと -6×6




【みつん(光)mittsun_nande】161◎18×10

くすりゆびやがて氷の張る池に 4

はらり落つみぞれ染み込む水玉模様 5

冬晴るる一反木綿ひるがえり 13◎3

沈黙や虚空切り裂く寒鴉 4

初夢を貘に喰はせて猫の爪 3

日記買ふ原子力空母停泊す 12◎1

熟慮しておでんの煮える音しづか 15◎1

砂嵐黙って蜜柑の小房分け 18◎3

文庫持ってロマンスカーで行きましょか 1

遠吠えや蒲団かぶりて自戒する 3×1

大理石縞なぞる指春近し 3

狼藉者目を見ずに噛む炉端漬け

訃報あり煮過ぎたわかめ味噌に浮き 12◎1

春雷や右手に文庫左に君 -1×2

吸引音白きかかとを眺め春 12◎2

春の蝿四方ガラスの昇降機 11

あんぱんのつや並びたる薄暑かな 23◎2

木琴にばちをすべらし春の暮れ 2

柚子の皮貝をあやめた手で削る 13◎1

稲妻や東急ハンズでネジを買う 2

嫁ぐ人ゆきて箸置き余り秋 13◎4
冬の星右の革靴ドア閉まります -3×3
古暦夢で転がす肉団子 -1×1
風邪ひかぬ母の鎖骨や水蜜桃 -3×3




【なご(和)nagosumire】18◎3×39

郷の味、語り合いつつ減るおでん 3◎1

体温を分け合い眠る猫と我 5

我が輩も猫であればとこたつにて 6

団子より恋より何より羽根蒲団 1

しましまのしっぽ天指し蝶とまれ 0×2

チョコレイト投げつけ苦い指の我

若布などずつと嫌ひと妻が言ふ 6

右前の家のミモザよさようなら 6◎1×1

なあルンバ君はアトムの祖先かい 4◎1×1

流れ行く九番目の雲薄暑かな 4

花疲れ遠くのピアノソナタ消え 4

きゆきゆと鳴らす硝子や風薫る 4

「別れましょ」りんごうさぎをことり置く 4

午前2時きんもくせいを一握り 2

稲妻をしらんぷりして飯喰らう 2
サンタ見て金赤という人でした -4×4
牛肉をふんぱつしたよ年の暮れ -13×13
風邪ひいて一箱空の鼻セレブ -18×18


【南雲(雲)nagumobunko】-9×9

エクセルをちらしに検算するや冬 -7×7
どこまでが肉か骨かを尋ねけり -1×1
風邪引きの京風たぬき頼みける -1×1




【波平(波)namihey0328】242◎39×13

初氷ぱりりと踏みて朝帰り 21◎2

マフラーの模様憎らし口喧嘩 17◎4

妖怪と妖怪抱き合っても寒し 11◎3

耳鳴りや冬の自転車強く漕ぐ 20◎3

すぐ聞かせたき初夢やまた眠る 13◎1

冬トンネル抜ければ光ハワイかな 1

生き延びてあたためなおすおでんかな 19◎3

言い分のありてシンクに白き葱 23◎4

終電車コートのポケットには「こころ」 2

蒲団干すための蒲団を出でられぬ 0×2

春風に縞の靴下合わせをり 16◎4

残雪や傷つき傷つける私 -1×3

亡骸も若布も同じ海に在り 15◎4×2

落椿指輪右手に付け替へり 5◎1

受難節ミキサー何もかも砕く 9◎1

ガラス瓶つぎつぎ回収されて夏 12

心療内科にぎわつて薄暑かな 11◎1

木下闇その他はリコーダーを吹く 12◎3

手は膝の上に置くなり栗御飯 11◎1

秋うららやがて崩れるオムライス 13◎1×1

稲妻や女つぎつぎ孕みをり 12◎2×1
つくづくと歳暮断る教師かな 1◎1×1
肉ひとつひとつ包まれ年忘れ 1◎1×1
風邪ひける男の声の甘さかな -2×2




【平ん(平)nande_daira】55◎9×9

余所見するしゃらくさいおでん冷えはじむ 1

分度器で測る行く末卒業 1

鏡文字細雪かしら夜の車窓 9◎3

童貞が固い蒲団で毒を吐く 7

春遠き普天間星と縞揺れる 2×1

落日やサルルンカムイの痴話喧嘩 2

淋しさや豆腐にワカメ貼つてみる 12◎4

佐保姫も初心ね右ワキ処理甘し -2×5

春昼や吸引力の落ちぬ妻 0×2

ガラスペンの線そのままに吹流し 6

この世からあたたか〜いが消え薄暑 4×1

調律師呼び武者人形出して待つ 13◎2





【かとちえ(千)nande_katochie】145◎29×18 *第五回正選王*

寄せ鍋や怒るタイミングを逃す 17◎1

初夢といえども夢の話禁止 4◎1

NYの冬がつらくてDJ帰国 4

おでん食べたい君に会いたくなくない 3

分けないであなたが持っていて浅蜊 23◎3

なつのひかり80ページのような笑い 3◎1

卵恋背嘘布団で育てたもの -5◎2×10

縦縞の手品みたいに春の恋 8◎2

ふははははお前も橇にしてやろうか -2×4

責められてワカメになっていく三時 15◎3×2

春はいま右へと通り過ぎました 15◎1×1

炊飯器持って駆けたいほどに春 41◎14

西瓜より硝子割りたい二十代

接続詞ばかりが積もりゆく薄暑 15◎1

黒鍵を叩いて春を見送った 4×1





【マオリ(森)nande_maori】79◎9×10

人肌の恋し氷を口うつし 2

セーターの波打つ模様に胸はなり 3◎1

寒泳の一反木綿が舞いをどり 1

初空や歯軋りきしり耳をかみ

初夢や見そめし人の鐘をつく 7◎1

初春や全米泣いたとはしゃぐ子ら 6

おでんだしからしいろまじりあひし黄身 7◎1

分度器に三角定規かさね雪 2

吊革と眉とスピンゆれて雪国 4◎1

抱きよせて吾を放さぬ布団かな 1×2

縦縞の彼寝ころびて下萌ゆる 3◎1

妻チェーン越しに笑みたり冴返る 11◎1×1

湯気立ちて昆布と若布黙礼す 2◎1

コストナー右回転し春来る 6◎1

美顔器に積もる埃や初蝶来 8

ガラス棒濡れ所在なし月下美人 2

禊する匙やカレー薫る薄暑 6

ハイハット発射秒読みする夏野 3

ここ行くの気圧配置図指す雨月 2

点字なき道行く人や秋うらら 1

稲妻や女の膝を撫でてをり 7
冬うらら指の鳴らないプロデューサー 1◎1×1
肉屏風立てておしくらまんじゅうす -4×4
触れるより触れられており風邪心地 -2×2




【酒井(酒)nande_shosakai】116◎17×8

うしろ襟に氷すべらせ笑いをり 2

往来の外套なべて模様無く 19◎2

鰭酒や酒呑童子となりにける 2

早々にまどろむ人や年始酒 5◎1

Tシャツの島人居たり初夢か 

賀状書きくコーヒーのうすさかな (※「く」はくの字点) 9◎2

悪童の笑み晴れ晴れと串おでん 13◎1

分銅のむんずと凍てて1グラム 1

初不動見違える娘の手にカフカ 13◎3

かりそめや丈の足りない羽根布団 4

横縞やパットメセニー亀鳴かす 6

組み合ったまま転がって春の雪 12◎2×1

若い布と書いて若布や露たたへ

雀右衛門黄泉の桜に舞ひをるや 6◎1

鯥五郎ベッドの下の埃食む 3◎3×3

濁り鮒の目にも硝子体こそあれ 2

グラウンドにホルン響いて薄暑かな 1

春雷に裂けたるウッドベースかな 3

魔方陣描く鬼灯をそこへ置く 5

雨月かな吾を通り過ぐ総武線 2

いなづまや目無きだるまの目の虚ろ 12◎2
遅昼餉うぐいす嬢のくさめかな
大雪や肉割り下を確と吸ふ
直毛の男に風邪ぞもらいける -4×4




【凡コバ夫(凡)nande_show】210◎30×8 *第一回正選王*

外灯や氷踏むときだけ黙る 33◎6

丼の底は模様や冬の昼 8◎3

猫又と気付かれなくて丸くなる 21◎3

大喧嘩の後の眉間や鏡餅 5◎1

おじさんの地味な初夢ちゃんこ鍋 5

ギターよりバンジョー軽し松の内 11◎3

おでんになる前の大根も好きでした 14◎2

分度器もち測るものなし初時雨 3

歩きそうな文庫の上の小石かな 10◎1

どの家も布団ばさみのバネ強し 21◎3×1

弾む前のスーパーボールの縞寒し 5

空風やだんまりと決めノブまわす 10

底にワカメなにもかもうまくいきます 3◎1×3

恋に解なし右に回すんだっけ螺子 15◎3

ビデオデッキの真実の口春浅し 6×1

叱る人の二の腕うつくしき薄暑 22◎2

板ガラス運ぶ軍手や初夏の街 11

抱きつけぬコントラバスや春終る 6
歳晩や前をみている運転手
風花や朱肉の残る指の腹 3◎2×1
恋人や風邪と関係なく猫背 -2×2




【ちよ(地)nandeshow_m】82◎13×37

初氷踏み踏み歩けランドセル 10◎2

らしくない模様の服を買ってみる 9◎1

真夜中の散歩の供にぬっぺほふ 7◎1

仏壇や鏡餅までほどこされ 1

初夢を見のがし昼寝うとうとと 1

シアトルにいます色々ありました 19◎4

とりあえずビールおでんは大根を 4

三姉妹ケーキ見事に分割す 10◎1

花柄の書皮掛けられし蟹工船 18◎1

独り寝や羽毛布団の頼りなさ 8◎1×1

朝焼けのゲレンデ飾るよろけ縞 3×1

男ってバカよ二個目のみかん剥く 16◎1×1

マーチングバンドベルリラ眩しけり 5◎1

ぬぐえどもガラスクルーの跡残る 2×1

22℃からを薄暑の目安とす 1×1
いいですか問うな早く切れ美容師 -16×16
次々に焼かれる肉の横に葱 -4×4
風邪気味のような気がする白湯を飲む -12×12




【舘ざんす(舘)nande_zansu】58◎7×23

氷踏む子のまわりには白けむり 6◎2

針を刺し模様熱持つクリスマス 4◎1

冬銀河乗っているのは提灯小僧か

おでん鍋湯気の向こう握り箸 4

聞き分けの無い女指に皸 4

朝焚火彼の文庫本燃えろ燃えろ 8

由紀さおり流るる昼餉蒲団敷く 9◎2

横縞と縦縞まぐわう猫の恋 3◎1×2

ルノアールにて押印を迫る君 16

姑や若布の塩抜き忘れおり 3

右車線陽炎を踏むデモ行進 5

洗濯機の渦に乗りたる土筆かな 7×1

赤い羽根胸に置きたるぎこちなく 1

稲妻の走る街急くルブタンで 3

流れたる雲の高さや柿紅葉 1
シャチョーサンアタシノクニニフグナイノ -6◎1×8
旅人と馬肉食ふなり冬薔薇 -2×2
砂糖入り缶コーヒー買う風邪のせい -10×10




【寝る子(寝)neru_ko】124◎20×10

窓閉めて星空ごと氷になれ 6◎1

風吹けば銀杏落葉の模様かな
外套脱ぎ捨て酒呑童子の頬さわる 3◎1

太箸や名も知らぬ人家族となり 17◎1

初夢と二度目の間毛布足す 17◎3

悪い子はハンバーガーに挟んでやる 7◎1

楽園に蒲団屋のある訳を聞き 11

薄氷や裏地の縞の飽きる頃 15◎1×1

白梅や先に謝るべきでしょう 30◎7

湯気に消ゆ乾燥わかめひとつまみ 3

草萌ゆる上り列車は右が吉 11◎3

春塵や各社共通紙パック 10◎1×1
冬空や非番の巡査倒立す -4×4
見つめ合うことに飽きたら肉豆腐 -3×3
風邪心地呼び出し音の長い夜 1◎1×1




【麻衣子(麻)n_maikom】64◎5×7

ベル遠しふとんおばけも許したり 

虎縞の腕刈りて明日はいざ春 1

さびしいを使えば四字で済む文句 18◎2×1

家々に若布めぐりて里知らす 5

下萌やいずれお前の右に出る 9

液晶に容れて持ち寄る桜かな 15◎2×1

洗車機がガラスを破るかもしれぬ 3×1

うめいたのはおれかテルミン春病 4

青い方のボタン押して薄暑知る -1×1

たくさんの遺書や稲妻ひかりあつめて -1×1

一葉落ついつも箸置使う家? -1×1

稲の波おもいおもいに息を吸う 13◎1
二代目のやや大きめの熊手買う -1×1
にじむ目や匙を刺したるかきの肉
子の寄りて風邪の計画めがね拭く


【のわわ(わ)nowawa】-4◎1×6

冬天やタップダンサーめくタイプ -2×2
冬ざるる肉のかたちに在る現世 1◎1×1
風邪だからつかまえるのは素手でいい -3×3




【二羽剣(剣)nwkn2】50◎7×20

氷りたる川面の下に溺れる子 5

雪時雨死刑中止になる模様 13◎1

くしゃみして振り向くゾンビのシャツに縞 8◎2

死ねっ死ねしねしねしねと蒲団打つ 0×6

春や昔フリッパーズの縞と縞 8◎2

いま姉を殺りにゆきますバレンタイン -2◎1×6

美人海女殺しの凶器初わかめ 1×3

三月の右乳ばかり吸う子供 5×1

あたたかやルンバのほかはみな眠る 9◎1

ギブソンに埃がつもり春惜しむ 2

春ねむい硝子がすべる首落ちる 2×1

バス停で透けブラ盗み見る薄暑 -1×3





【オカヤ(茅)okayaizumi】123◎19

氷用絵の具ってなに透けてるの 4◎1

模様過多元日にだけ叔母と会う 16◎3

冬空に一反木綿反射光

冬晴や効き目の長い風邪薬 13

初夢の報告はまだパンか餅 8◎1

ハグは嫌紙箱入りの中華麺 3

丸いものばかりのおでん生返事 14◎1

空風やヒヨコ分け終え小便す 14◎4

春まだき8行分を乗り過ごす 26◎3

薄明かりひとの匂いの蒲団部屋 14◎3

冴返る水平線と縞のシャツ 3

春色のかかとの音や鼻血跡 6◎2
冬の月ドアに督促状を貼る 2◎1
双六や肉だけはまだ食べられる
息を継ぎ風邪よりましな言い訳を




【オシツオサレツ(ツ)OsituOsaretu】23◎6

初氷百人乗っても大丈夫 13◎4

広げたらどんな模様の恋かしら 5◎1

口裂けの娘も呼ぼうクリスマス 5◎1





【紀野珍(珍)quino_chin_sub】183◎31×8

手のひらにいのち閉じこめ氷面鏡 3◎1

重ね着と目じりにかくすうら模様 1

ろくろつ首そのセーターを脱がすのは 6

元旦やにきび弄りはてリモコンは 3

初夢とあたしどっちがだいじなの 11◎1

マフラーを解く眉きりりフーターズ 11◎2

さまざまにくち開けしむるおでんかな 20◎5

大寒や分母三百六十六 15◎3

ケツポケにあるは安吾か探梅行 3

乱れなき蒲団の下に乳さぐる 5×1

文字列が縞と見えたり春の雨 14◎1×1

壁を背に窮鼠ならざる鼠は笑む 3

わかめ吸ふときは多めに汁を吸ふ 14◎3

11の右に読点打ちて、春 4◎1×1

掃除機の尻嗅ぐパグの尻や春 13◎2×1

彫り深き老婆ガム噛む薄暑かな 12◎2

硝子戸に映る尿(しと)の弧修司の忌 5

空壜をぼおと震はせ夏来る 15◎2

稲妻のあとに湿布のにほひける 10◎2

深読みを強いる静寂(しじま)やレモン噛む 2

置いた螺子の器用にまはる夜半の秋 7◎1
エプロンの結び目かたし息しろし -3×3
肉綴ぢる黄身の明るき寒夜かな 3◎2×1
風邪の手でまつすぐに貼る付箋かな 6◎3




【ジョシュー(助)quruquruquru】40◎4×9

氷とは幸せの熱で固まる 1

雪の模様発見したのは物理学 6◎1

にんにくを食べない君にドラキュラを

桜散る初夏を知らぬや黄色い葉 3◎1

初夢がみる初夢はチョモランマ 2

元旦のタイムズスクエア白い息 5◎1

空蒲団妻の匂いが残りをり

恋猫や雄に気高き化膿あり

鳥帰る海兵隊の縞は青
母老いぬ
若芽の汁の味薄し 1◎1×5

右手にはぼんやりとパリ花ぐもり 5

春日にて傷目立ちたり黒電話 2×3

ファンファーレ鳴りぬ日傘を買いにゆく 10

窓ガラス割れて夕蝉泣き止みぬ 3×1

乳飲み子が泣きたる車内薄暑かな 2





【箱(は)rinderon】7

おでんたち味染み待ってたらもうない 1

3分でできる人いるのその料理 1

書棚にて太宰の隣にエロマンガ 5





【まへ(屁)ringelnatz2】27◎3×17

セーターや 重ね着の稚児 毛糸玉 4

三なすび 食べた初夢 麻婆で 5◎1

うす味の 母の味噌汁 アメリカン 5

おでんだろ君どこからか嗅ぎつけて 9◎1

飛ばぬ鳩ここが進化の分かれ目か 9◎1

一面の菜の花畑レクラムの表紙 2

敷きっぱのふとん寝そべりパンを食ふ -2×3

ミノギアラ親父シマチョウもう一丁 -2×3

バカガイのようだと兄になにごとか 0×1

舌入れりゃ加速装置のある奥歯 2

信号の黄色は赤に変わるのみ 3×1

稲妻のような女を歌うヒゲ -1×2
帰社途中となりは北へ往くホーム -2×2
肉厚の唇のごと寒椿 -1×1
のど飴を舐め風邪治るはずもなく -4×4




【るいべえ(る)ruibee】186◎31×8

奥信濃かの湖の結氷す 2

盤上の模様まぎれて大晦日 10◎1

年老いた座敷わらしと餅を食う 10◎1

凍て星やグラス倒立して雫 12◎2

初夢に眼鏡忘れて来たりけり 29◎6

金管と姦淫そしてコーラ飲む 5

深宇宙サービスエリアのおでんかな 4

初雪や今晩分電盤本番 3

先生とハヤカワ貸し合う冬休み 20◎2

曙の布団干すなり冬日和 2◎1×1

縞馬は枯野を渡る西へ西へ 3

バレンタインまでが期限だ降伏せよ 3◎1×1

みそ汁のわかめのどこか異形なる 8◎2×1

薊咲くあたりが仮の右中間 31◎12

東風吹いて島の午前のラジオかな 19◎3

ガラス割れて春光なんて入ってやしない 2

町一番高き処へ薄暑の日 11

ディジュリドゥを吹き平原の野火を恋う 4

稲妻の朝や卵を割りにけり 0×1

つまづきてレモン転げる夜の坂 2

ぼろぼろのベンツ花野に置いてある 10
去年今年日記欠かさぬ博奕打ち -1×1
サンタ・マリア洋上で噛む塩漬け肉 -2×2
風邪ごころ蛇口冷たく締まる音 -1×1




【はやし(林)ruska_kukka】154◎27×11 *第七回正選王*

よく眠る祖母やくずれる雪の音 28◎5

初夢やつつじの蜜を吸うており 11◎1

インディアン海馬の底の母音かな 7◎3

まるさんかくしかくがやがやおでんかな 5◎1

弟の分度器すこし春めけり 9◎1

底冷えの腑や美しいアナベル・リイ 14◎3

布団かぶってもはねのけても無明 9

等高線の縞さざめかせ春の風 6◎1×1

金鳳花痴情のもつれと囁きぬ 5◎1×1

水面の月に触れたき若布かな 17◎1×1

春山に踏み迷いけり右大臣 6◎1

絨毯の放熱だけの春の宵 6◎1

蜜林檎ひかり充つれば痛からん 6

稲妻や身に隠すもの透かさるる 5

置くときもすこし鳴きけり鳩時計 26◎7
冬晴れや高田馬場のちんどん屋 1◎1×1
鮟鱇や誰でも貌の下は肉 -3×3
たくさんの人たくさんの風邪の菌 -4×4




【サトミ(里)sat_mi】47◎3

氷の手はあと息吐く通学路 1

クリスマス模様の包みをそっと置く 1

ねんまつだまっくろくろすけおいはらえ 4◎1

ふるさとやほんまに喪中の正月か 8

初夢や言い訳ばかり思いつく 7

SPF50を二度塗る冬のグアム 5

汁のみの四日目おでんにうどん入れ

肉まんを半分に割る美術室 20◎2

仰向けで蒲団かぶって読める本 1





【碍子(碍)seitr】170◎27×16 *第四回正選王*

初空や大平洋に達磨浮かぶ 3

初夢の色は何色あたしは黒 10◎2

ダッシュボードに拳銃か冬薔薇か 18◎3

金貸しのおでんちくわぶばかりなり 11◎1

分子には雪分母には富山湾 19◎3

狐火や胸の谷間に『罪と罰』 7

真夜中に武者が布団を踏みにくる 11◎1

スキー部のジャージの縞が多すぎる 11◎3

寒月や殴る一瞬だけ触れる 34◎8

思春期の人魚のリボンみな若布 7◎2×1

春の野に新右衛門さん転びたる 7

荷風忌やアナログテレビまだ映る 7◎1

メーデーや防弾ガラス越しのキス 3×1

刺青のヴィオラ爪弾く春の夜 4×1

茶道部の朝はコーヒー薄暑かな 5×1

拳銃を置いて廻しを締めたまへ 3

稲妻や門に表札多すぎる 6

秋祭ひよこがみんな脱走す 12◎1
ローソンの店員きっと蒼い熊 -5×5
白鳥に肉あり人に覚悟あり -6×6
風邪の夜の螺旋階段どこまでも 3◎2×1




【白豆(白)shiromame】173◎24×9

反論を言いたくなくて氷噛む 17◎3

霜花の模様の話できるひと 1

雪女こっそりビキニ買ってある 10

門松やトキを思ひて初涙 1

初夢の責任重く泣く枕 9◎3

ジム・ヘンソンじっと見つめる鏡餅 8◎2

こっそりとおでん占いしてたんよ 12

水分子みたいなソファで待たされる 17◎1

本読まぬ母の三冊細雪 14◎2

これがこの国の布団ね美しい 21◎5

二本から縞と云うなら空に縞 17◎4×1

探りつつ語尾をだんだん悪くする 6◎1×2

若布だけ自由に泳ぐ椀二つ 6

右と言う手には箸の朧かな 1×1

チャンネルの仇敵の注ぐ春の酒 5◎1

薄暑来て本閉じたまま手紙書く 3

角丸のガラス見つけた蝸牛 1

夏めくや笛の半音うまくなる 8

稲妻に憧れており深海魚 8◎1

森永のミルクキャラメル夜長かな 6◎1

待宵や置傘に名を付けてみる 7
受付の中に彩る膝毛布 -2×2
ラガー等に饗する肉の算段す -2×2
風邪愉し小さく遠く見ゆる顔 -1×1




【小嶋智(智)skoji】36◎4

玉子だけそういうおでんかそうなのか 4

分銅に指紋の脂何グラム 2

雪明かりベンチで凍っている文庫 6

椅子布団マリー=キュリーになれはせず 5◎1

冬ごもり群れて絡まる縞の蛇 11◎1

小春日や対峙する尾のふくらめり 8◎2





【炭余分(炭)suminobunn】87◎11×17

アンペアを超した夜窓に氷柱立つ 5

朝霜や液晶画面の虹模様 9

河川敷ホワイトアウト鬼火出づ 1

甥っ子や君へ伝へる事はなし 7◎1

山手線どこで見たのだ初夢は 13◎2

ニューヨーク同じ緯度ですそうですか 4

麦酒箸ツナ片付けりおでん噛む

寒空や渋谷へ響く四分休符 10◎3

茶けた背の青背読みけり黒ジャンパー 1

主の居ぬ蒲団を思ふ佐渡ヶ島 5

縞柄のネクタイ長し新成人 7

知るか馬鹿放った晩の鱒の顔 5◎1

狐狸庵やワカメスープもワカメ過多 1

右の眼を欠いた親猫伸びる午後 7◎2

小春日や明日はテレビも届くかな 1◎1×3

地球にてガラスは蜘蛛の糸となり 2

コントラバスタングステン製エンドピン 3×1

通話先こことは違う薄暑かな 6◎1

相撲からニュースに移る箸を置く 1

暗記法思い出したる月見かな 3

稲妻や先輩はまだ起きている 9
冬の夜ワンメーターだけ温しかな -5×5
隙間風戸棚に魚肉ソーセージ -1×1
次就くは風邪で困らぬ仕事かな -7×7




【トモサダ(友)tadanoomosa】130◎19×3

軽装で氷上に立つ四人組 18◎5

ひらがなが模様のようにみえた頃 18◎2

風花やのっぺらぼうが三人目 7◎1

初富士や河原は永く緑なる 

初夢やオランダ南部の舟動く 7◎1

馬鈴薯に贋金挟むや冬の小屋 8◎3

袋あけてぼとりぼとりのおでんかな 12◎1

ストーブの音分銅の薄きかな 7◎1

寄せ鍋や父の文庫の小さき字 19◎2

西向きの部屋は慌てて布団干す

地図に縞春の招待状来たり 6◎1×1

みな耳をふさぐ喧嘩や春寒し 2

わかめだけすくって椀を戻す人 4◎1

ひとまずは右に除けたり春大根 11

春の昼ねむい毛玉取り器うるさい 3×2

硝子戸をことごとく閉め夏の夜 3◎1

パラパラのチャーハン出され薄暑かな 3

麦の秋リコーダーだけ吹ける人 4





【よもぎ(蓬)tammythehermit】150◎26×3 *第八回正選王*


仏人のひそむる息や初氷 3

冬研究棟ナノメートルの模様編み 5◎1

ぬりかべの照らしかへしや冬夕焼 7

煤掃や薬指のみ祖父に似る 18◎5

初夢のバンドやベース見覚えなし 5

にわとりを一羽づつ食ふ聖夜かな 9◎1

ほしいまま白とグレーをおでん鍋 1

分度器に傷のいろいろ春近し 14◎1

雪晴れやボックス席に伏す「大地」 14◎2

蒲団より矢放つタクラマカンまで 5◎1×1

降りしきる雪や湯呑みのよろけ縞 15◎2

だからそれはと吠えたとき蜜柑届く 6×1

持ちかける旅行のはなし新若布 20◎6

右袖をまくりて春の日射しかな 2

ココマデの線ひたひたに水の春 16◎2×1
冬雲へ車掌の指の長さかな 8◎4
肉桂の匂ふ範囲や冬うらら 2◎1
iPhoneを横に持ち替へ風邪籠




【崖元(崖)teshima_tbiz】107◎17 *第三回正選王*

ドラキュラの氷柱紫青緑 3

少年の模様破れて冬の虹 6
ぬらりひょんらかためてあげた冬うらら 1

初雪やアイロンかける黒い指 9◎1

初夢のヒヨコの成長早すぎる 13◎3

雪眼鏡タイプライター叩くかな 4

父さんの無罪判決おでん食ふ 24◎5

牡蠣を割る分厚き唇の男 22◎4

ポケットのポルノ小説どぢやう掘る 13◎2

太陽の匂ひ少なき布団かな 3

短足の縞馬連れて冬の虹 6◎1

証拠など要らぬ女ぞ虎落笛 3◎1





【メタル彗星(彗)toriaezu_pixy】36◎1

氷上のクレパスはまるペンギンくん 4◎1

雪降りし子供遊びてまだら模様 3

しゃぶしゃぶを口さけ女そんな食う 7

ドンジャラやこたつ使いし涙飲み 1

初夢に去年の始末書顔浮かび 3

ロッキー見慣れぬ靴はき息白し 1

おでん食べからし付けぬと口喧嘩 5

節分に米寿以上に子らは食べ 1

トルストイ冬の長夜になえて閉じ 6

ガラス窓薄く写りし若葉色

ピアニカに手足一緒の入学式 1

手を握り無言で汗ばむ薄暑かな 4





【十猪(猪)toshiozawa】113◎14×11

おでん炊く冷えきるまでに好きと言へ 13◎1

新巻の分際でちと頭が高い 5

文庫本伏して凍蝶動かざる 16◎1

干蒲団乱れ打ちする団地かな 4

シマウマの縞の消えゆく牡丹雪 7◎1

鉄拳や顔縞にして伏す蒲団 -1×4

ひととせを漂ふばかり若布かな 10◎3

チューリップ右頬だけの笑窪かな 6

卒業の朝電子レンジは静か 15◎3

物置に核爆弾のある薄暑 7◎1×1

潮騒と合はせ夏めくサキソフォン 7

風薫るパントマイムの窓硝子 13◎1

秋冷を混ぜ卵掛け御飯かな 7◎2×1

稲妻に虚飾落さる都会かな 1

頬杖の位置定まらず秋思かな 3×1
空打ちの鋏のボレロ冬駅舎 3◎2×1
駅伝子首傾ぎつつ肉薄す -2×2
まどろみかうつつか杳と風邪兆す -1×1




【朝顔(朝)trefle2】30◎3×29

貧血のサインの掲示に「氷食う」

模様なしばかりを乞うた年長さん 8◎1

ディズニーの人魚は陽の造形か 2

方言や非難のオトココトバなし 4

初夢で旧友たちがみな同窓 1

オーッイエスイエェェッス!ノーはほんとにノーだから 6

おでんには甘い具ないよと姪に言い 6

各人の分岐綾なし今日が来る 3

「自炊」するキミにはあの日の『キッチン』を 2

ふとんよしさんてんとうりつじいじみて 0×4

父帰る四半世紀の縞の傘 8◎1×1

何時からか思想へ優劣禁忌化し -4×4

エアポートワカメ捨て泣く女子四人 0◎1×3

右だけ度ワタシ前から知ってたわ -2×2

乾け染み彼が来るまであと二分 0◎1×3

らっぱぷぅさんぽの犬がたけき顔 2×1

嘆息すガラスと規格あな文明 -1×1

薄暑なり街にはドロップおどりたり 3

put it here 緑の目へ置く視線とは

稲妻が寄り添ってくれ孤独消え 3

「きんいろ」より黄色もちいるべし塗り絵
バイオリン工房出勤モッズ脱ぐ -4×4
肉付けの半刻全裸美術室 -1×1
第九指揮風邪うつさぬよう息おさえ -6×6





【かぎ(鍵)troookie】-13◎1×20

テレビ上置き時計なし初嵐

あみだくじの中に現る小稲妻 2

女子高生1万人が叫ぶ秋 2×1
白い息マイク一本挟み合い -3◎1×5
「好物は肉です」大根前にして -2×2
風邪というわけじゃないけどマスクして -12×12





【鶴谷(鶴)tsurutani】160◎27×5

お尻の下氷の足をいれていい? 9◎1

模様から模様へ跳んだ靴のつめたき 5

百目より隠れて潤む毛布かな 7◎2

凧上げや遠いツェルニーだけが音 25◎7

初夢の散らかった部屋に漂へり 3

吠え止みてペンシルヴェニア冬のなか 9◎1

鍋の底おでん微かに揺れ鳥目 7◎2

地吹雪や卵とバター分裂す 6

電車混み文庫を拾う見知らぬ手 5

我を只綿の布団と思へ君 22◎5

雪どけや残像の縞のぼつてゆく 1

しゃらくさい死ねばいいのに春隣 2◎1×2

淋しさやわかめスープの長い匙 16◎2

二重跳び右へ右へと春の宵 29◎6

充電器にもテレビにも春光線 -1×2

ガラス千枚集まって海になる 15◎1

水に脛流す浴室薄暑かな 1

石段をのぼる背中にトレモロする -1×1





【有理数(数)ulysses459】82◎11×12

氷など見たこと無いと拗ねる父 9

開かれた魚が描く血の模様 2

約束を強いて俯く雪女 14◎3

はんぺんはおでんにいれちゃいけないの

分かち合う想い根雪のごとくなり 3

山眠る猫は文庫を枕にし 1

並べたる布団の距離や意気地なし 12◎1×1

粋な縞オカピに逢いに行く彼岸 3◎1×1

ブランコに不穏な二人漕ぎもせず 10◎2×2

若布はな侵略種だと力説す 6×1

無計画右往左往の伊勢参り -1×4

電源を入れずにぬくい春炬燵 0×2

女王蜂ガラスの眼をし子らを産む 13◎3

御目見得やウクレレを弾く浮かれ者

薄暑にて丈十分から引く三分 4×1

台風に負けぬイエローサブマリン 3◎1

糸瓜忌に置き去られたる句集読む 1

稲妻や懺悔の声を聴きました 2





【うめはる(うめ)ume_nanminchamp】

八時五分旦那好きなの?ひきわり納豆





【裏表(裏)uramotomaru】55◎8×5

氷噛む昨日の空気の味がする 20◎5

そのマフラー飼ってた猫と同じ模様 7

実は彼ぬらりひょんかもしれないの 12◎1

初春や在るものすべてきらきらし 2

初夢の茄子を焼きつけぢゅっと吸う 12◎1

ガムスケボーセントラルパーク白い息 7◎1
息白し打刻の間だけ停まるゆび -2×2
血と皮と肉と骨とでクリスマス -3×3
風邪を診る医者の額のいぼを見る




【少佐仮面(少)vmsawrs303e】23◎4×26

窓氷りハンドル擦りて帰れない

くちづけてマーブル模様ラテアート 6◎1

朝寝坊焦る足下すねこすり 6

四日市工業地帯や今レジャー 3

初夢を宴に浮かれうっちゃって 

全米でナンバーワンは初動だけ 1

顕現す新天地かな敷布団 9◎1

煙突や陽炎ゆらぎ縞となり 3◎1×1

ごまかしがバレてタイヘン申告制 1

ワカメ待つカップの底にて復活を 0×2

交差点右へ曲がるの声は無く

夜更けへのラジオとともに猫さかる 3

夏暁やガラスいちまい隔てカブ 6

遊興に袖有無迷う薄暑かな

門外漢惑うスイッチ群シンセ -1×2

休暇果つたくあんしょっぱい身に沁みる 2◎1×1

くたびれてきちきちばつた置き土産 3

桃色の稲妻線香花火かな 1
年の暮怒号飛び交う厨房や -3×3
肉まんやコストパフォーマンス高し -15×15
呆ける身教育テレビにゆだね風邪 -2×2




【渡邉朧(朧)watakasu】92◎11×12

金魚ごと氷る火鉢に手をかざし 9◎1

雨の模様みぞれの模様おじぎして 2

のっぺらぼう表情読んで「微妙かな」 8◎2

歳晩やマンホール蓋の危なきを 7◎2

今日の日に見れば初夢見ねば夢 3◎1

右に炎左に板持つフランス人 2

21世紀はトマトおでんになりにけり 2

小春日や分厚いトーストゆびで押す 16◎2

レモンエロウ題名ままの表紙かな 2

蒲団干し死に損ないの二十四年 4◎1×1

春日傘オカピ模様を縞として 

黙れば大田螺みたいな顔だな 6◎2

もどさない若布やプラスチック片 3×1

春の酒ならんで右にあたるひじ 5×1

ついたてのごとき52インチかな 7×1

波硝子の一枚ない戸青嵐 3

昼起きてキャッチボールの薄暑かな 10

三角の切れ目が放つ高い音 2

銀杏黄葉のぎっしり指定ゴミ袋 3

置き引きをしても虚しい星月夜 4×1

稲妻の吸い込まれたる女学生 1
凍星やカーナビは使わない主義 -4×4
肉煮込む音の静かや長氷柱 -1×1
風邪籠ラジオどうでもいい話 -2×2




【レゴ黒木(黒)whalitc】117◎15×9

氷上でホバリングする第一歩 2

警告の模様を真似て毛糸編む 3

去年今年練り塗り壁に塗り込めり 2

春待つや木遁の術敗れたり 8◎2

初夢を身振り手振りで亀に説く 15◎3

蕩尽の渡米前夜や冬座敷 5

深海に潜むものなりおでん鍋 5

言い分があるならば聞く玉子酒 14◎2

上巻を入れて下巻を出す鞄 19◎4

真ん中に蒲団敷かれて寄る辺なし 5◎1

縞馬の白のあたりが冴え返る 9◎2

言い負けて悔しかりけり春の服 1

シャラリラと乾燥ワカメ鳴らしをり 5

茂吉忌の送球逸れて右に落つ 2×1

レンジから蝶が生れる思考実験 1×3

青嵐ギター手にする素振りなく 3

夏帽子フロントガラス越しに振る 3

濁点を付けて呼ばるる薄暑かな 4

稲妻や棚卸する女の手 11◎1

戴いた蘭の置きどころに悩む 2

出勤の司書が踏みをる銀杏の実 1
数へ日の切ればまた鳴る電話かな -2×2
冬ざれの肉食獣となりぬべし -1×1
風邪薬受け止める手の丸みかな 0◎1×2




【yagimeiko (芽)yagimeiko】62◎10×26

朝早く氷の下の鯉静か 6

木漏れ日がキミの頬の上丸模様 2

添い寝する唇紅き雪女郎 1

干し芋や太陽の匂いをまとい照り 4

初夢は霧笛の中を進む船 3

ジェイソンが沈んでいたと脅かされ 1

帰宅して好物のないおでん鍋 12◎3

蝋梅を作り物と言う分からず屋 4

なだれ落つ文庫本踏む去年三月 7◎1

座布団をくるりと返す前座かな 9◎2×1

崖にたつ縞は太古の海の跡 8◎1×2

"Kill me!"は「殺せるものなら、さあ殺せ!」 1×1

柔らかな若布に託し恋歌う 2

一度箸を持つ仕草してから右を指す -4×6

留守電の伝言消して悔やむ春 4×2

老友の死を夢で知る薄暑かな 4

病床のガラスにゆがむ山椒の花 2

ランドセル並び奏でるリコーダー 0×1

床の間の置石に故郷の山思い 1

シトリンを飾った指でげんまんし 0×1

稲妻を見て強いパーマかけに行き 0×1
赤ん坊取り上げる指曲がる冬 4◎2
肉置きの悪い仏や冬安居 2◎1
風邪ほどで来るなと医者に叱られる -11×11




【雪(雪)yotii23】148◎14×9

朝くもる窓にふれ言う「はつ氷」 1

縞もよう春待つ背に射す日と影と 8◎1

ぬりかべと寄り添い合っていて寒し 5◎1

吾にふれる指の白さや冬の水 10◎1

はつ夢を語りし人の声の夢 6

自由といひ正義といふ国初明かり 8

おでんなら大根ふつうの君がすき 8

分別をなくして泣きたし冬の空 15◎3

手のうちにしなる表紙やわが睦月 6

島さびし蒲団冷たく重い冬 1×2

春光のいくつの波で海の縞

正しさで勝って二月の悔い残す 24◎4

暗がりのお椀にふえてゆくわかめ 8

風光る右目が先きに見えなくなる 8◎1

花白し電気毛布にくるむ夜 2

磨りガラス濡らして春を透かしみる 8

サイレンや追い立てられるごと薄暑 3

音ならぬ白鍵ことりと沈み春 22◎3

踏切のバー上がるまで飛ぶな百舌 8

稲妻や波間に落ちるべく光れ 2

秋晴れや置き去られてる靴の青 2
コート着て早番と言う夜明けかな -1×1
肉と虫のどちらが贄か冬の百舌鳥 -1×1
風邪なので林檎と針を所望します -5×5




【尓々(に)yutaponn】30◎1×17

ひとのなりした羽根蒲団凍らせる 2

休日の午後のヨコシマカットソー 1×1

売り言葉放って空し8byte 10◎1

こわいものが増えたボウルに照るわかめ 8

右ねじを説く君の手や試験前 7

昼ごはん合格の鐘背で聞く 1×2

パンまつり揃いの強化ガラスかな 7

鍵盤の上で仔猫になってみる 2

シトラスやにほふ薄暑の更衣室 4×2
見廻りの窓にふたご座流星群 
二の腕に肉透けにけりヒートテック -2×2
鼻声も涙目もぜんぶ風邪のせい -10×10




【はな(ぱ)0deco】7◎1×24

海中のデータ読み込む若布かな 13

春ショールつなぐ彼女は右が好き 0×1

ステレオのための北窓開けにけり 5◎1

散る花のトライアングルかき回す 1×1

大卒が先に逃げたる夕薄暑 9

誰ですか目貼りとガラス剥いだのは 1
暦売るカンタンなお仕事です -20×20
肉厚のダウンコートの溝が好き -1×1
AMのダイヤル探る風邪心地 -1×1




【巴(と)332g】3×2

肌色に稲妻走るオフィスレディ 1

十五夜に届かない手をひざに手を置く 0×2

のみこんでしまったレモン味のあめ 2





【黄犬(黄)44_endo】108◎10×6

舎利となり氷の水へかへる頃 9◎2

エッシャーの模様のあはひ霜雫 2◎1

相老いてコロポックルと待つ聖夜 3

玉砂利をゆく人波や初鴉 11◎1

モノクロの初夢台詞僅かなり 13◎1

アラスカの日輪白く海豹来 2◎1

ラジカン閉館おでん缶開缶す 5

手袋を分かち歩みの合ひにけり 4

初笑ひ文庫の帯に何も彼も 3

羽根蒲団そろそろ黒子おほひけり 3◎1

縦縞のカーテンひらり猫の恋 7

春服の二人振りかへらずにのる 6

目を瞠る魚の隣の若布かな 2

春泥や膝に預けし右の耳 9×1

亀鳴くやファックスが吐き散らす夜半 10◎1

大硝子開けて初音を待ちにけり 3×1

キャンバスの筆は油壺へ薄暑光 3

春雲へ白球ブラスと歓声と 3

行商の秋の荷総武線坐る 6×1

運河行く舟は真中に稲光 2

饐え葡萄置いて記憶の絵続けり 1
鯨めく鞄の行員来て真昼 3◎2×1
肉食の獣冷たき肉喰らふ -1×1
準急の止まらぬ駅や風邪心地 -1×1




【ロケッ子(五)5_rockets】21◎5×11

あゝ薄暑眠り浅き子眉動く 4◎1

絵日傘をかき鳴らし待つ路線バス 4◎1×1

ガラス戸に爪立てるよな苦い蕗 2

あの人の記憶サッサで消すや秋 2×1

同姓のカルテ置かれし秋の暮 5

稲妻や私いま犬臭いでしょ 5×2
冬蝶や逢瀬重ぬる校区外 -1◎1×3
年忘れ不安は肉に巻いて喰ふ 2◎1
風邪ひきのゴーシュと言ったきみの負け -2◎1×4