★今橋澄爾著 随想・短歌集                                     『出会いと別れ』出版祝賀会開かれる

寝屋川市会議員を三期勤められ、そのあと府会議員候補や市長候補のなどもこなしてこられた今橋澄爾さんが、随想・短歌集『出会いと別れ』を昨秋出版されたのを、わたしにも贈呈していただいていました。
 今橋さんが短歌を詠まれていることは知っていましたが、まとまった文章を読ませていただいたことはありませんでした。本をいただいたとき、短歌をたしなまれる今橋さんがどんな随想を書かれたのか、大いに興味がありました。今橋さんは、国民救援会支部の役員(会計)をしていただいているので、月に1度の役員会で顔を合わせています。ほかの会議や集会でも互いに参加している間柄です。
 その今橋さんから前ぶれもなく『出会いと別れ』を贈っていただきました。まず、わたしは本の題名の「出会いと別れ」の“別れ”がちょっと気になり、違和感を感じました。読み始めましたらぐいぐい引き込まれました。簡潔にして要を得ていて、その上自然や人情の機微や情感もことば豊かに語られていて、感動・感激を持って一気に読ませていただきました。何度も胸が熱くなり、涙が落ちそうになり拭いながら読み終えました。早速感想を今橋さんに伝えました。


 しばらくして、今橋さんが大腸ガンを宣告されておられると聞きました。そんな切っ掛けで出版を思い立ったとのことでした。今思えば、国民救援会支部総会があった昨年11月末、今橋さんはすでに、ガンであることを知っおられたと思うのですが、にもかかわらず、普段となんら変わりない振る舞いで世話をやき、懇親会の司会などをしていただいていました。気丈な今橋さんです。今橋さんらしい。
 本をいただき、本の感想とお見舞いのことばを送ったら、事実をしっかり受け止めたられていて、その上でいま自分がしなければならないことをわきまえておられ、体力維持のため毎日の散歩を欠かさず実行しているとのことばが返ってきました。感服しました。
 出版祝賀会は、寝屋川市民会館小ホールで開催され、奥さんを始め、京阪短歌会の皆さん、名張市など遠くからの参加や今橋さんの妹さんたちの顔も見えも、地元の自治会の役員の方も参加、おおよそ100名(?)が、今橋さん一色の感動的な祝賀の会でした。久しぶりに懐かしい人何人かの方にもお会いできました。このようなこころの底からの感激・感動を呼ぶ会の記憶は、長くわたしのこころに残ることでしょう。
 ひとえに、今橋さんの暖かい人柄、社会変革へのあくなき確信と信念がかもし出す共感が、今度の本から受けた感動と重なって、参加者の心を揺さぶったのだと思います。 
 今橋さん、今橋澄爾さん、ありがとう。
 ガンの手術が成功して、随想・短歌集の第2集のお祝いの日の近いことをこころから願っています。
   *写真上は、祝賀会会場風景、下は、今橋さんご夫妻
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