秋の関電前行動

 今日は定例の関電前行動の日.10月は3回やるとのこと.こちらは最近地元自治会の諸々の仕事,問題作成や授業など自分の仕事などに気持ちが集中しているのだが,ここは気分転換,いって声をあわせてきた.いつもの彼とも出会い,声を掛けあう.川内原発1号機と2号機が再稼働.関電の動きも見すえながらの,定例行動であった.
 日本の原発がこのように再稼働してゆくのも,もうその危険性を認識してアメリカの原発を順次廃炉にしながら,原爆材料を確保するため日本で原発を動かしてゆくというアメリカの戦略の結果である.衰退するアメリカの肩代わりをするという,戦争法案と同じ構造をもっている.
 アメリカの原発建設企業も東芝など日本企業に押しつけられ,その無理をごまかすために東芝では大きな不正経理が行われた.一部が明るみに出たが,さらにその損を埋めるために,東芝などは武器輸出をもくろみ,そこに戦争法案のもう一つの意味があった.
 資本主義はもう戦争でしか利潤を出すことができないところに来ている.その政治的な現れが現代ファシズムだ.しかしこれにたいして,世界の各地で闘いが現実に進んでいる.先日は,先に尼崎の集会を誘ってくれたHさんに,12日メールの中で次のようなことを書いた.

 先日イギリス労働党の党首選で,まさかと思われていた左派の人が選ばれました.数週間前まではまさかと思われていたのに,若い人らが支持したのです.日本でも,若い人らを入れて,鳩山さんらが供託金を出しあって,共産、生活、社民の統一候補をすべての小選挙区に立てるような盛り上がりが出てくれば,と思います.
 と言うか,民主党に頼らず共産、生活、社民が中心になって,多くの大衆団体や個人も参加して救国会議を作り,その政府を作ろうという方向に進んでほしいし,こちらもできることはしたいと思います.

それに対して,次のような返信が来た.

 ケルビン議員の演説に心揺さぶられました。彼とサンダースは我々の希望の星でもありますね。田中宇さんのブログでケルビン さんの大勝を、孫崎さんのTWでサンダース氏の躍進を知りました。
 これで新自由主義との決別が世界的潮流になるのではと期待するようになった。加えて我々の運動も世界的潮流の一翼を担っていると思うようになりました。それにしても、素晴らしい動画ですね。元気、勇気頂きました。ケルビンさんの演説まるで映画を観ている感じでした。それほど、現世には時代を切り開く政治家が少ないということでしょうか。
 仰る通り、共産・生活・社民を核にして緑の党など地方議員政党、団体、個人も参加する国民運動体を組織すべきです。民主党議員も個々に参加すればいい。これで来年の参院選闘えば比較第一会派は取れると思います。まずは戦争法案執行停止です。

 まったくその通りである.現代は,70歳前後の人間がこんなことを話しあう時代なのだ.彼のいうように,「我々の運動も世界的潮流の一翼を担っている」のである.彼は毎日尼崎での運動の実行委員などをしながら,元気である.私もいつまで体が動き,頭が回るの知らないが,このような時代に出会って,できることをすることが出来るのは,感謝である.あの入院から2年,いろいろ考えさせられる金曜であった.
 もう秋が深まりつつあるのだ.この春に犬が死んで散歩が少なくなった.今日は昼間に用事があって久しぶりに夙川上流を歩いた.犬を連れて歩いた時間がよみがえる.不思議な感覚であった.