時期が悪い

 昔から結構大雑把に報道されている気がするブラジル。
 今回の食肉加工業者の賄賂に関する問題で報道では何となくではあるが、ブラジル産鶏肉は全てダメ、店頭から消えないのが不思議っぽい感じに映る。
 偽装されていれば分からないが、とりあえず国内で出回っている鶏肉は衛生的、もしくは添加物などの問題があることに関して摘発された業者から輸入されていない、というのが当時の話だったように思う。
 そういった印象に関する乖離があるように感じる最中、とあるスーパーでブラジル産鶏肉が広告の品として安売りされていた。
 うーん、あまりに時期が悪い。
 さらに、陳列状況からして、あまり売れている気もしない。
 まぁ、こういうのは摂食後に直ちに病院送りにならざるを得ないものでない以上、正しさよりも感覚的にどうか、という部分が先行せざるを得ないのはしょうがない話なので。
 と、言いつつ、私は、もともとの目的だったカナダ産の豚肉を買って帰るわけである。
 だって、安いもん。(正確にはあくまでほんの少しだが)
 とはいえ、これとて差額関税制度によって調整された価格しか消費者は目にすることができないので、安心安全とは無関係に現地での実質的な売価はどんなものか全く分からないのだけど。