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柚の管理記録

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2018-06-13

ノーマルを飛ばす理由


 いつものとおり、今回はコカ・コーラクリアを飲んでみた。
 で、味とかどうのという前に、いつも思うのは、国内一位であるゆえんともいえそうだが、よほどの事件でもない限り生産能力は安定しているし、流通力も桁違いに強いので、片田舎でも新製品に関して、あの店になら発売日ちょい過ぎで売り始めるかなぁ、とかいちいち考えなくても大抵どこでも扱っている(コンビニで買えよってのはナシね。限定販売でもなければ、高いので)のが楽だといえるかと。
 それにしても、ググってみた感じでは、発表されて以降、必ずといっていいほどタブクリアと関連付けられているのは、どれだけ年寄りにうけているんだという気がしなくはない。
 タブクリアがもっぱら早々に消え失せた毒物飲料扱いされているためか、そういった層に人気があるのは仕方がないのかもしれないし、私自身はというと、当時飲んでみたいと思っていながら、気が付けば消滅していて、現物を拝むことすらできなかった。
 で、異なる意味で毒物扱いする層は別として、はたしてタブクリアがうまかったのかどうかさえ飲んでないので分からないのだが、少なくとも、当時として人工甘味料系の低カロリー飲料が国内でさほど好まれていたわけではない(どちらかというとおいしくないと避けられていたようにさえ思える)ところからして、なぜタブをすっとばしてタブクリアを国内販売しようとしたのかが分からなかったりする。
 結局、今から思えば、コカ・コーラ以外の飲料メーカーの動向は別として、コカ・コーラを愛飲する層に人工甘味料系を用いることで達成した低カロリー飲料が十分に浸透しているわけではない国内の状況で、当時の本国での最先端の商品を国内での初ブランド商品としてぶっこんでもうまくいくわけがないというのが普通の考え方なはずで、だから大々的にCMも打ったしがんぱってPRもしたよ?といわれても、バブル崩壊期にそれはないわ、と思える。
 が、繰り返すが、今考えれば、だけども。
 そもそもタブは本国ではコーラのノンカロリー版というような位置付けであって、コカ・コーラを商品名に冠していないのは、開発当時はコカ・コーラのブランドにそぐわなかったからとされる。(オフィシャルにはそんなことは書かれてないので都市伝説かもしれないが、昔、うんちく雑誌か何かで読んだ気がする)
 とはいえ、本国でダイエットコークがヒットしたのがタブクリア発売の10年ぐらい前で、国内ではコカ・コーラライトを販売していたのだから、機は熟したと見てもいいのかもしれないが、こちらにしても、当時はまだは発売されていない0カロリーのコーラを飛ばして透明色に行き着いているところからして、1段すっとばして踏み外しているような気がしてならない。
 で、今回はというと、タブクリアのときとの違いとしては、前者のタブを市場に浸透させる形はもう無理だと思われるので、後者側の1段分をちゃんと踏んで、というかあらゆる段をまとめて踏み固めてからの透明色発売となったということになると思う。
 それをもって、時代が追いついたと評すべきなのか、国内の嗜好が世界のそれに追いついたとすべきなのか、それとももっと別の何かだとするのかは人による気はするけども。

 で、前置きはどうでもいいとして、味はというと、うーん、スクラロースの炭酸水割りというところか・・・・?、という。
 評判としては、サイダーと同じじゃね?みたいなのが出回っていた時点で、あまり期待はしていなかったのだけども、サイダーってことはないけど、やっぱりこういう方向性か・・・という感じだった。
 国内企画でも、結局は開発が本社にある以上、ブランドイメージとしての国際的な統一感は保たれるんだろうけども、逆に、たとえそれが国内限定販売の商品であろうと「それはない」と思えるようなことはしてこないというか。
 個人的には、昔のふるふるシェイカーとかここのところのフローズン、ピーチなんかはよくOK出たな、という気はしていたのだが、今回に関しては、透明色だという以外に何にOKを出したのかよく分からないレベルの大雑把さだなぁ、という気がした。
 とはいうものの、先述のとおりブランドというのがあるだけに、例えばそれなりに捨て身なメーカーがあまり怒られないレベルで似せてくるとしたら、既存の類似の香料に足していく形になるんだと思えるのだが、こちらは、感覚としてはコアとなるレシピから引いて足してチェックするプロセスを経る形っぽく思え、何となくだが、本来最適解が存在していない領域でテストを繰り返して何が何だかわからないようになっている気がしなくはない。
 そういう意味では、例えば、ここから炭酸圧を上げるか下げるかしようと、甘味料や果汁系を増減しようと、多分、コーラやレモン系コーラを横に並べて飲み比べると、相対的に外れていく気がする。
 味の類似性としての評価としてはネガティブだとしても、簡単な増減でそれがよりよくなる方法がこれっぽっちも思いあたらないところが、すごいところなのかもしれないけども。
 あと、個人的な味覚の傾向なんだとは思うのだけども、ゆっくり飲んで、レモン系や炭酸の酸味や人工甘味料甘味に口が慣れてくると、コーラではないけど、これはこれでありかなと思えてき始める(どちらかといえば、香料の傾向もあるだろうけど、レモン系のコーラに近いようには感じる。さらに果汁が1%も入ってるし)ので、茶飲料のような炭酸飲料よりは長めの時間間隔で飲み切るのであればいいのかもしれない、とか。
 ニュースリリースには『爽やかな喉ごしに強い炭酸とレモンの刺激』とあるので、本質的に想定されるはずのない飲用スタイルだとは思うけど。

 で。
 結局、大昔に飲んだはずのタブがどんな味だったのか全く思い出せない上に、タブクリアも飲めていない身としては、味としてコーラ派生なのかタブ派生なのかが判断できないわけだけども、個人的には、コーラ派生と言い切りたいのであれば透明色であればよく、0カロリーではなくて果糖系の50kcal/100mlぐらいのがおいしく感じられるんじゃないかなぁ、とか思ってしまうのは、タブクリアが出たころには、すでに普通に生きてしまったいた老いぼれの古い味覚の評価なのかもしれない。

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