栗山のプロ初のサヨナラ弾で中盤以降のシーソーゲームに決着!



本日のライオンズ戦の結果(メットライフドーム)の結果


vs.福岡ソフトバンクホークス戦第9回戦 ライオンズ4勝5敗


試合開始:13:00 試合終了:16:13 試合時間:3時間13分 観衆:26,067人


ライオンズ 7×―6 ホークス 


【投手リレー】(カッコ内は投球イニング数を示す。)
(Sh)寺原(2 2/3)〜飯田(1/3)〜松本裕(2)〜五十嵐(1)〜森(2)〜岩嵜(1/3)
(L)ウルフ(5 1/3)〜武隈(2/3)〜牧田(1)〜シュリッター(1)〜増田(1)


増田1勝1敗6S  敗戦投手:岩嵜1勝1敗1S


本塁打 
(Sh)松田8号ソロ(増田)
(L)浅村5号ソロ(寺原)、炭谷2号ソロ(森)、栗山3号ソロ(岩嵜)


初回のライオンズの攻撃。先頭の秋山がセンターオーバーの2塁打。続く源田が初球のバントを失敗し、ヒッティングに切り替えるとショート内野安打で無死1、2塁。続く打点王の浅村が普通に打つと思いきや、自らの判断でセーフティーバントを試みて、結果的に送りバントの形になり、2、3塁。初回でこの2人の走者を生還させたかったのですが、おかわり(中村)の遊ゴロによる1点のみ。


続く2回も、ホークス先発・寺原が制球を乱して1死満塁のチャンスを作るも、1、2番が凡退して無得点。


チャンスで思うように得点が取れずに嫌な流れになりかけた所で、3回裏の先頭打者の浅村が初球を昨日に続いて左中間に放り込んで2点目。さらに四死球で走者をため、クリ(栗山)がベンチの指示での送りバントを決めて、1死2、3塁。同じようなケースは2回にもあったのですが、3回は外崎が左中間を破る2塁打で結果を出し、4−0。ライオンズ先発のウルフもボールを低めに集めようと丁寧な投球を見せて、5回までは球数も少なく無失点の投球。今日はどこまで投げてくれるかなと期待していました。


しかし、前の2カードのように調子が上がらないチームとこの3連戦で対戦するチームとは全く違うわけで、簡単には行きませんでした。


6回表、先頭の上林に初球をライト前に運ばれ、続く代打の甲斐には粘られて四球。川崎が送って1死2、3塁。まあ1点は仕方ないと思っていたら、ここから3連打で一気に1点差に。そして、先発のウルフも右脇腹を押さえるような仕草を見せて降板。


6回途中、1点リードということで武隈の出番。最初の打者としてデスパイネを迎え、2球で追い込んだのですが、その後ボールゾーンへの変化球が続いて四球。ここで三振が取れていれば・・・だったのですが。


中村晃をショートライナーに抑えた後、松田にセンター前へ詰まり気味の適時打を打たれて、4−5と逆転を許すことに。5回が終わった段階では全く想定していない展開になってしまいました。ウルフは脇腹の違和感があって降板になりましたが、アクシデントがなければさらに続投だったのでしょうかね。ブルペンで武隈は準備をしていましたが。


今年のライオンズは中盤で逆転を許すケースは少ないと思うのですが、今日はそうした展開に。ただ、逆転された後にすぐ同点に追いついたのが大きかったですね。同点に向けてのチャンスメイクをしたのがルーキーの源田。右中間を抜けてフェンスまで到達する打球を放ち、3塁ベースまで一気に進む姿は、その昔、同じトヨタ自動車からマリーンズ入りした荻野貴司のルーキー時代の開幕当初を思い出します。浅村がライトへ浅めのフライを放ったのですが、俊足と好スライディングで同点のホームイン。6回裏で追いつけていなかったら、ホークスの勝ちパターンで逃げ切られたかもしれません。


5−5の同点のまま終盤へ。ライオンズにとっては8回裏に上位に打順が回るイニングだったのでチャンスかなと思っていたら、先頭の銀(炭谷)がレフトポール際へのソロ本塁打。仲間が「宝くじ当たらないかな(本塁打でも出ないかな)・・・」なんて呟いていたら直後に・・・。スタンドはびっくり、打たれたホークスの森はがっくり。まさか本塁打を打たれるとは思っていなかったでしょう。それは、GWに向こうの捕手にプロ初本塁打=満弾打たれた時のこっちの気持ちと同じようなものだったでしょうね。


銀のソロが決勝点になれば、森にとっては打たれた精神的ショックをしばらく引きずることになったかもしれませんが、9回の松田のソロで消えてしまいました。9回は中村晃、松田と回るので、松田の前に走者を出したらマズいことになるかもしれないと嫌な予感はしていました。中村晃を3球三振に抑えたので、このまま行って欲しいと思ったのですが・・・


9回に追いつかれ、こちらは抑えの増田を含めて勝ちパターンは全てつぎ込んだ状態。延長に入ったら少なくとも10回は増田続投ということで、ブルペンは誰も準備しておらず。一方のホークスは、岩嵜、サファテ、あとは来週どこかで先発の可能性もある?石川の3人のみが投手ではベンチに残った状態。残っている投手の名前だけ見ると、ライオンズにとって不利な状況だったのですが、それを前キャプテンの一振りで決着をつけてくれました。


打球が上がった瞬間、サヨナラ弾になるだろうとは思われるような打球でしたが、ライオンズファンの勝利への願いが打球をさらに一押ししたように思います。


今年のホークス戦、GWの敵地・福岡では3つ負けましたが、ホーム・所沢での2カードはいずれも2勝1敗。両カードとも初戦を雄星(菊池)で落とし、2戦目、3戦目を勝ってという形で2勝ずつ。こちらが表ローテ、向こうが裏ローテということにも助けられているのかもしれませんが、金曜のバンデンハークのような表ローテクラスの投手に対しても互角に戦っていければ、自ずとチームの勝率、順位も上を目指していけるはずです。


お立ち台は試合にケリをつけてくれた栗山選手。プロ入り16年目で自身初のサヨナラ弾だったようです。








この3連戦、メヒアのパワープレートについてくるステッカーが、100本塁打記念バージョンになるということで、今日久しぶりに食べました。食べるのはいつ以来だったかな??