うさみ日記

東京都日野市からまいりました宇佐見直人です。ITとかマーケとかの話や、勉強した話なんかをするよ。

会社名変更と私。あるいはSE、情シス、マーケそれぞれの会社名変更との付き合い方。

会社名が変わったんですよ
所属してる会社の社名が。

セゾン情報システムズからセゾンテクノロジーに変わった。

会社名変更と私

実は私、転職を2回していて、今で3社目なんですが、会社名はこれで7つめです。

  1. ワイエフシーに入社後しばらくして富士通ワイエフシーに会社名変更
  2. アットオフィスコンサルティングに入社して、しばらくしてアットオフィスに変更、さらにそのあとハッチ・ワークに変更
  3. セゾン情報システムズに入社して、しばらくしてセゾンテクノロジーに変更

です。

役割ごとの会社名変更

最初の会社ではSEをやってたんです、自分でやる作業はそんなになかったので「ふーん」くらいの印象でした。
名刺が変わったり、組織やらなにやらが会社名変更の後にあったりいろいろしました。


2つめの会社では情シス兼マーケ的な、いろいろやる仕事をやってました。
名刺や紙の資料なんかの作り変えは別部署(総務とか営業とか)でやってましたが、
Webサイトの作りかえやドメイン変更がたいへんだった記憶がありますね。
とはいえそんなにコンテンツが多くある会社でもなかったので、作業的にはそこまでたいへんではなかったように思います。
たしかCMS使ってなかったからFTPでごっそりダウンロードして、片っ端から会社名を置換したんです。


3つめ、今の会社はできて50年だし、製品も30年売ってたりするので、古いコンテンツも多数あり、MAツール内のLPやらフォームやらも多数。
しかも所属はマーケティング部内のWebチーム、ということで、いろいろ作業がありました。


最初のころはWebページだけならCMS使ってるし一括置換できる?とか思ってましたが、
PDFファイルの中にも画像の中にも動画の中にも会社名が入っていたり。
MAツールの中もLP、フォーム、メールなどなどいろんなところに会社名がある。
チームで実施しましたが、それでも一通り直すのはなかなかの作業でした。

プログラムやらDataSpiderとかHULFT Squareの変数みたいに1か所書き換えたら全部書き換わればいいのにねぇ。

THIS IS USを見終わった件あるいは最高だったTHIS IS USへの感謝状。

ここ最近のわたくし個人的ニュースというのがいくつかありますが、
その内の一つが「やっとTHIS IS USを見終わった」というのがあります。
連続ドラマをあまり見ない私ですが、これはとてもいいドラマでした。
THIS IS US。
2016年から2022年までやっていたアメリカのドラマ。
いわゆる海外ドラマです。


私は2018年か2019年くらいから見始めて、2023年に全シリーズ見終えました。
なお、見始めたころの感動を以前の日記に書いていたりもする
THIS IS USが最高すぎる。いろいろはやく書きたいこともあるのに、THIS IS USが最高すぎて書けない。 - うさみ日記
それほど心に響いたんですよ。
なにかのラジオ番組でDJの人が「すごくいい」と言ってて見始めて、本当によかった。たまたまラジオ聞いててよかった。
んで、ついに去年見終えてしまった。寂しい。


複数の主人公が36歳の時からお話がスタートして、
年に1シリーズ。登場人物たちは一つ年を取ります。
もちろんだけど見ている自分も年を取る。
最初から最後まで「悩み多きかな、人生」って感じ。
どの時代のどの人にも目の前の悩みや「少し先に見える影」みたいなものがある。


どうにもならないこともあるし、どうにかできることもある。
どうにもならないことなんてどうにでもなっていいこと、と歌ったのはザブルーハーツ甲本ヒロトさんでしたが、
その言葉を思い出すくらいにはどうにもならないいろいろなことが起きます。
で、ストーリーも優れてたんだけど、登場人物たちの心の描き方が見事だったなー、と思うんですよ。

心と感情の描き分け

海外ドラマって、昔は大味だったなー、と思うんですよ。
ストーリーも、登場人物も、脚本も。
今見るとものっすごい陳腐だったりするじゃないですか。
ノスタルジックに楽しいとは思うけども。


THIS IS USはね、撮影とか映像の技術の面だけでなく、演技や脚本の面でも最新でした。
「無表情で固まる」って、昔からある演技だけども、その無表情と、無表情のあとに動き始める演技に昔にはなかった技術がある。
いまいちなドラマみたいに、とりあえず驚く演技は目を大きく見開く、みたいな感じもない。
登場人物が生き生きと動いているのね。


ストーリーに沿って動いてるんじゃなくて、心に従って動いているように見えるんだよねー。
そのくせ名シーンがガンガン出てくるのよ。
見てない人は見たほうがいいと思う。
ほんと、第一話だけでもいいからぜひまだの人に見てほしい。

人生の教訓も得られると思うのよ

家族とか夫婦とか友人とかコミュニティとか、
生きてるといろいろな人とかかわるじゃないですか。
んで、THIS IS USの登場人物たちも同じようにいろいろな人と関わりながら生きていきます。


そこに学びがある。
ああ、こういう経験あるなー、ということとか、
えー、こんなんなっちゃったらどうしよう、とか。
夫婦喧嘩のシーンとかね、親子のいさかいのシーンとかね、
仕事で本当にどうにもならないほど打ちのめされるときとか、


いっこだけ参考まで書いておくと、
ランダルとベスっていう夫婦がつらいことに直面した時にやる
「最悪のシナリオゲーム」っていうのが、実際に私の役にたってます。


トラブルメイカーな家族が増えて、つらくなってきたときに、
「このままだと、最悪の場合はどうなると思うかお互いに順番に言いましょう」
とどちらかが言い出して実際にやり始める。


「娘が一人不良になる」
「他の娘もつられて不良になる」
「おかしな仲間と付き合い始める」
「ドラッグにハマる」
「ストリッパーになる!」


くらいまで出し合ってから、
なんだそれ最悪だ!そうなる前になんとかしないと!と、それを回避するための頭を使い始める。
で、実際その後その最悪なシナリオのままには進まないんだけど、
具体的に「なにが最悪か」を考えるのっていいことだと思う。


ちなみに私はたまに仕事の打ち合わせとかで、最悪の場合の話をしたりします。
イベントやるときとか、何が最悪かってお金と時間を使ってるのになんの結果も出ないことですよね。
じゃあそれを避けるために何ができるのか、と。
最悪を考えておくことって、最善のゴールを考えてそこを目指すのと同様にいいことだと思うのよね。


あ、逆も話すけどね。このまま続けて、いい結果ってなんだろね、という話。
最終的に収入が増えて!とかまで言ったりしてます。
「このwebサイトが安定して動いていて、今回の修正ができたおかげさまで、安定して問い合わせが来ているし、今後の改善計画もあるからより結果が出ちゃうと思うんですよ。
そうするとより大きな利益が生まれちゃったりして、デザイナーの〇〇さんやインフラの〇〇さんの評価も上がって収入も増えていって…」とか。


ベンチャーで働いてた頃仕事でお世話になった人に「最善の場合のフレーズ」として、
「これは完璧にやれたらハワイだなー」って言葉を使う人がいました。
その時の仕事が当たって儲かって、安定してきたらハワイに行く!と。超具体的だよね
お金もないといけないし、時間もないといけませんからね、ハワイ。


ちょっと脇道に行き過ぎたな。
THIS IS USの話に戻します。

時代と場面の描き分け

ネタバレになりそうなので、ちょっとでも見てみようかなー、と思った人には先に第一話だけでいいから見てほしいんですけど、書きますね。
THIS IS USって、1980年から2032年までを描いた現代劇なんですよ。
長くない?52年間だよ。
しかも、その52年間が時系列で進むだけじゃなくて、一話の中でも前後しまくる。


最初のほうは1980年代と2010年代の2つくらいだけど、
最後のほうなんて5つくらいの年代に移動しながらストーリーが進んでいく。
1話の中でも2000年と2020年で伏線回収したりするのよ。
しかも全6シリーズで齟齬なく、もれなく、MECEに、かつ感動的に。


昔出てきた登場人物の言葉が、行動が、未来の主人公たちの人生を導いていく。
過去放たれた心無い一言が、その後の人生を縛りつけたりする。
こんな方法で人生を描くとかほんとすっげー。
私、よくできたSFが大好きなんですよ。


最近で言うと三体とかプロジェクトヘイルメアリーとか楽しく読みました。
好きな映画はインターステラーかなー。
これらの共通点って「空想の技術を生かしながら、人間を描いていること」だと思うんですよね。
んで、THIS IS USですよ。空想の技術なんてなくて、ひたすら人間を描いている。


人間の弱さ強さやレジリエンスを描きまくっている。
脚本家やばい。
どんな作り方をするんだろうこんなの。
よくある「回想シーン」ってあるじゃない?昔を思い出してるときに出てくるやつ。
すべてのシーンがすべての回想シーンなんですよ。


どの事件も、どの感動的なシーンも、必然としてそこにあるんですよ。
緻密に計算されて作られたケーキみたいに、
巨匠の作ったクラシック音楽みたいに、
全ての部品に必然性があって、全ての部品が高いレベルで作られてて、それらが超高度に組み合わされている。

大団円

んで、最後がまた本当によかったんですよ。
6シーズンもあると途中ちょっと中だるみするじゃないですかさすがに。
こちらもドラマを見慣れてないからドラマウォッチャーとしての筋力もないし。
でも6シーズン目ですべて回収して超高評価で終わった。


登場人物の年齢がみんな上がってきて、いろいろな厳しい状況に直面することもあるんですよ。
でもその一つ一つを乗り越えたり乗り越えられなかったりしながら時間が流れていく。
人生に希望が持てるような終わらせかただった。
上のほうで第一話だけでも見て!と書きましたが、見始めたら最後まで見るのをおすすめします。

好きな登場人物

そんな長い期間を描いているお話だから登場人物もけっこう多いんですよ。
主要な人たちだけでも多いし、それぞれとっても味があるサブキャラ達もそこそこ多い。
私が一番好きなは上にも名前が出てきた「ベス」です。ベサニー!


厳格な家庭で育ってきた人で、ストイックさと人を許す心の広さを持った人。
皮肉な面もありつつ、周りのことを常に気づかっている。
深い悲しみの中にいる人にそっと寄り添えるような人
気づかいすぎて自分のやりたいことと周りのバランスで苦しんだりする。


「私は犠牲になってきたのに」って、人生において言いたくないセリフの一つじゃないですか。
そんな役。



そんなこんなで、
ストーリーとしてとてもよくできているし、
生きていく上での学びがあるので、作ってくれた人に感謝しています。
ありがとうTHIS IS US。まだの方はぜひぜひ。アマプラとかで見ることができますよ。

2024年の仕事とか私事のこととか

毎年新年に記事を書いてますが、今年はなんだかんだでこの時期になりました。

 

**再定義
なんというか、前提を考え直す必要があるんだなーと思ったんですよ。
昨年のいろいろな変化や年始のいろいろな変化で。
生きる上での前提を変える必要がある。


戦争はおろかなことだけど終わらない。
地面は揺れる。
冬は寒くないものになる。
人類は過去から学ぶのだけど、各自学ぶ方向性がバラッバラだし、
なんなら「知ってるけど学ばないし生かさない」みたいなことになってる人もたくさんいる
当たり前の話なんだよね。


変わらないものはなんだろうね。
私は幸せになりたいし、近くにいる人を少しずつでも幸せにしたいと思っているのだけど、幸せの定義なんて人それぞれ異なるし、中には人の幸せを壊さないと幸せになれない人もいる。


めんどくさく思うこともありつつ、このめんどくささも楽しんで行きたいと思いますよね。
変わらないものはなんだろうね。


**仕事
入社して2年半。そろそろ一通りわかってきたところ。引き続きやることやっていきたいと思います。


ただのユーザーだった時とコミュニティ運営に関わっている今で実はほとんど内面の変化が無くて、
「今まで見たことがない面白い人やものやことをもっと見たい」
というのが動機の源泉だったりしてます。


わかってきたことは、コミュニティの盛り上がりが再現するかどうかって、
絡む要素が意外と多いってことです。


ベースになる「そのものに注目してる人の数」
かける「そのものについて他の人と話をしたら幸せな人の数」
かける熱量、かける熱量の方向性、かけるいろいろ。


そうそう
「熱量の方向性」。
熱い人が数人いても、方向性が違うと燃焼しない。


燃焼。


ヒロシのぼっちキャンプが好きなんですけど、
火の粉を源にしてちゃんと焚き火レベルにまで火が燃えるかって、他のいろいろな要素が絡むのよね、ということが見えてきたこの頃です。
湿度、火種の温度、風向き、風量、燃焼剤の強さ。


**健康
いやはや何よりも注目したい健康です


まずね、昨年年初の「365km走る!」の目標については
367.1kmで終了しました。
達成!ありがとうございますありがとうございます。
周りの1000km2000kmみたいな人を無視して365kmでスイマセン。
でもこのね、人と比べないでいいっていうのは、個人活動のいいところ。


いやはや、目標を言って実現するのって楽しいね。
年末大阪旅行に行ったから、その分ほんとはもう少し行けたはずだけど、そこも織り込んでこの結果になりました。


コンスタントに走るって、実は生まれて初めてのことなんです。
体型維持とか健康のために始めたんだけど、いろいろな知見が得られまくった。


**そして今年を考える
っていうかもうだいぶすぎちゃいましたけども


2024です


2023は、うさみさんらしさを出せてはいたと思いつつ、
ちょっと一兵卒的活動に寄りすぎてたよなー、と思う
大局を見ないでもがいた1年間
良くも悪くも


これはこれで意味のあることだった
現時点での得手不得手に向き合えたし
いままで「そこはストロングポイントだと思ってなかったけど、そこって他の人よりもできるっぽいぞ」
みたいなことに気づけた


踏まえて2024は、
先も見つつ、手元足元も見つつ、できるだけ抜け漏れないようにしつつ、細かいタスクももらさず、やらないことはやらないと、好きなものは好きと、言える気持ちを抱き締めてたいと思います


仕事と生活が融合してきてる感もあるけど、
そんな感じ。


そうそう、私生活については
・366km走る
・かわらずに読書音楽料理を楽しむ
・公私共に仲の良い人と楽しい時間を過ごす
みたいな年にします。


雨にも風にも夏の暑さにも冬の寒さにも
勝ったり負けたりしながら

いつも楽しく朗らかに
自分を幸せにし、周りの人をできる範囲で幸せにしながら引き続き生きてゆけたらと思います

Commmuneさんのイベント「PORT」に行ってきた話。 #コミュニティ

20240110port2401

2024年1月10日にあったCommmuneさんのイベント「PORT」のメモを取っていたので、共有します。

※「それは非公開!」という数字などあったらごめんなさい。共有禁止部分は抜いているはずですが、合った場合はうさみまでお伝えください。
※大事なあの部分が抜けている!というのがあるかもしれません。ごめんなさい。


【1】コミュニティで新たな価値を創造する mineoに学ぶ”ユーザー共創”

Commmune 宮川さん 麻生さん
オプテージ沖中秀伸さん
来歴:
mineo担当として入社→マーケ業務(MAや広告など)→再びmineoコミュニティ対応

オプテージさん:3,000人くらいの会社。mvnoのmineoは120万回線。今年6月で10周年。マイネ王というコミュニティサイトを持つ。

Fun with Fans
ユーザーと一緒により良いサービスを作る共創を実現

会員80万人、UU150万人/月、MAUは約20万、ユーザー投稿10万件/月
(ちなみに、Commmuneはつかっていない)

マイネ王なにが特長?
・パケットを通じた相互扶助ができる
 フリータンク:万一の災害時に誰かがあまりを入れて足りない人が引き出せる
 チップ:いいねの代わりに10MBをプレゼントできる

主要コンテンツ
・スタッフブログ、アイデアファーム、QA、掲示
・mineoとユーザー同士、未契約者とファン

「価格だけで戦っていたら良くない結果が待っている。差別化のためにユーザーと一緒に価値を作っていくのを始めた」

最初は登録者がまったく増えなかった。1年くらい。
初期KPIは「登録者数」、「ユーザー投稿アイデアの実現率」
今のKPIは「ユーザー投稿アイデアの実現率」、「活動レベルごとのユーザー数」、「ユーザー同士のつながりの数」

ユーザー投稿アイデアの実現率:本サービスへの反映ができるか
活動レベルごとのユーザー数:セグメント決めて数計る。上へ
ユーザー同士のつながりの数:数値化まだできていない。ナイスやコメントによるつながり


取り組み…登録者数増
・本サービスとの連携:ID連携で1GBお渡し、独自機能(フリータンクやチップ)
・アカウント登録フローの整備:mineoアプリへのマイネ王の統合

刺さった企画
・パケットもらえるのはわかりやすく来る:新春くじ引き:最低でも100MB
・スタッフブログにコメントやリアクションをもらう

イデア実現率
・毎週役職者で投稿されたアイデアを全て確認して実施/非実施を判断、投稿された企画の13%を実現する
・ユーザー投稿アイデアをどう扱ったかについては?ステータス込みで全部見えるようにしている。未着手→検討中→実現済み

コミュニティの成果
1.解約率低下
2.紹介率向上
3.ユーザーからのアイデア投稿から生まれたサービス
4.サポートコスト低減
5.ユーザーの自己実現
6.ファンによるフォロー、障害発生時の温かい対応
7.オフラインイベントでの社員のモチベ向上

コアファン4,000人、ライトファン20万人、低関与層60万人

mineoの新規契約は3割紹介で来る。ライトファンも貢献。

大事にしてきたポイント
Fun with Fans
1.ユーザーと一緒に
2.情報を開示する(隠されると壁になる)
3.自分たちが楽しむ→仕事する上でも楽しめるように

今後目指すこと
1.もっと楽しく!もっと居心地よく!(複雑さを減らす)
2.ブランド体現の場としての役割をより強める
3.リーチできる人の数を増やす
4.新しいことにチャレンジし続ける

オフ会、ファンの集い、座談会、王国イベント、格安スマホ相談会


【2】Commmune高田さん
・社内コミュニティ用の「Commmune for Workリリース」23年3月にした
・昨年5月で創立五周年
・ビジョン企業とユーザーが融けあう
 →「あらゆる組織とひとが融け合う未来をつくる」
・CSのプロダクト「SuccessHub」を一気通貫で支援

【3】プロダクト責任者 久松さん
真のコミュニティプラットフォーム作る
開発人員17人、MLチームの新設(Machine Learningね)
機能改善163、メジャーアップデート18
機能開発投票フェスの実施:101名参加

ハイライト(23/04~24/03)
1.オートメーションを駆使したMAU向上
2.ユーザータッチポイント強化
3.スケーラビリティ・セキュリティ
4.コミュインティデータの利活用促進

Commmune Datahub
分析環境に自動で同期できるようにする

ユーザー理解、運営の知見、リソース

アクションの質、アクションの量

コミュニティマネージャーのアウトカム

1ユーザーあたり滞在時間、MAU

コミュニティ総滞在時間

事業成果

課題
1.質の高いアクションのためにはユーザー理解とコミュニティ運営の知見が必要だが、難しい
2.量で質をカバーしたいがリソース足りない
3.リソース追加したいけど、コミュニティの成果が証明できず、投資判断ができない

進化の方針
1.ユーザーの心を読み解く→ポイントのヘルススコア化と、総合スコアではなく「今」を見えるようにする→熱量が上がってるユーザーの特定→分析→自動グループ化→施策実行
2.コミュニティの成果証明をより手前でできるようにする→マイクロCVの例…来店計測、UGCのシェア、友人紹介など
3.コミュマネのアクション数の最大化→1つ1つのアクション時間最小化、やるべきアクションの明確化
4.AIパワーによるアウトカム最大化

【4】アワード
■アワード1:カケハシさん
変化1:スター顧客とあこがれの連鎖
「ベンダーではなく課題解決パートナー」という認知の獲得

スター顧客:製品活用により法人全体へ波及するような成果・影響をもたらす、自分の言葉で語れる、それを見た他のユーザーが引っ張られて成長する
(wingarcさんのを参考にしている)

変化2:「UGC」の活用:FS、CSの課題「信頼獲得のために業界知識を持ち、経営者の課題を解決する」
エヴァンジェリストの任命・定例開催→イベント→コンテンツレクチャー
新卒受け入れ座談会、事務スタッフ座談会
フロントチームとの連携により社員の顧客解像度UPした。イベント参加人数も増えた

変化3:コミュニティの価値が会社に伝わらない
上記活動伝わり、社内CSイベントで優勝!


■アワード2:水橋保寿堂動製薬株式会社 水橋美容・医療同好会のさとうさん
BtoCコミュニティで起きたユーザーイノベーション
水橋保寿堂動製薬さんはまつげ美容液のEMAKED。いろいろなコスメ賞等受賞
水橋美容・医療同好会は2022年6月オープン、登録者3,300名、エマーキットのユーザーさん8割

さとうさんは兼務コミュマネで2割程度コミュマネ、あとはCRM等の仕事をしている。
継続、クロスセル、マーケティングにコミュニティが貢献

登録・再訪したくなるコミュニティづくりを心掛けている
登録したらどんないいことがある?→楽しみ→再訪

1.寂しいコミュニティにならないためにメンバーを増やし続ける(LINE活用、「商品モニター」などの引きの強い言葉、公式LINEでコミュニティ限定キャンペーン)
2,000円クーポンをLINEで配布。150名がクーポンを使った

2.再訪のモチベをキープする仕組みを作りまわし続ける
・商品モニタ
・ポイント溜まったら商品プレゼント
・貢献度高い方を限定グループに

3.モニター品やプレゼント、そんなにあげてだいじょうぶ?
・モニターアンケートで気づきが得られる(コミュニティは回答率高い)
・お客様のブランド愛や貢献したい気持ちが育つ
・無料サンプルを配るよりもずっといい。広告よりもいい。

■アワード3:ユーグレナさん
サステナブル配送プロジェクト
ユーグレナバイオ燃料サステオを、お客様、佐川急便さん、ユーグレナさんが協力して導入するプロジェクト(クラウドファンディングっぽさ)
お客様が買ったのと同じ額を中の人が支援
ユーグレナエアポートで告知したところ反響が大きくあった
進捗共有もファンコミュニティ内で実施。人数カウンターを表示(クラファン的に盛り上げ)

共創による三つの成功
1.参加者の熱狂
2.クライアントが本気に
3.社内ポジション確立

【5】高田さん総評コメント
コミュニティサクセス支援の会社ですと言っているけど
自分達は実際には一個しかやってない(SHIPと、湯どんぶりもカウントするなら二つ)
利用者皆さんの知見を出し合ってもっとよくしたい

アワードは皆さん聞いてすごいな、と思ったかもしれないけど、決して三社とも順風満帆だったわけではないんです。

※ここちゃんと聞けてなくてごめんなさい…


【6】交流会
CMO杉山さん乾杯
やりたいこと
1.コミュニティを当たり前のものにする。Webサイトくらい当たり前のものにする
2.コミュニティマネージャーを当たり前のものにしたい。みなさんにアヴェンジャーズになってほしい

理事になった話 ~知識とやる気を持ち帰る話を添えて~

このたびわたくし理事になりました。

わたくしこと宇佐見直人45歳、
このたびITEGの理事になりました。
マンションの管理組合とか、自治会とかではなくって、ITEGです。

ITEGとは?

ITEGってなに?と言いますと、
「企業IT力向上研究会」です。


ITEG 企業IT力向上研究会
にWebサイトがあります。
リサーチとコンサルティングをしている株式会社ITRさんが事務局です。
たぶん今全部で90人?100人?くらい。


私もここ2年参加しているんですが、下は20代後半くらいから上は孫がいる人まで、BtoB、BtoC問わずいろいろな人が参加してます。
参加しているのは情シスの人や、デジタル活用やDX推進をしている人などもいます。
私みたいな「マーケのデジタル担当」的な人もいます。

ITEGの概要

■活動概要
まず、会社としての申込をして、個人で活動する部会を選びます。
その後、月イチなど定期的に部会ごとのミーティングしたり、6月に中間報告会、11月に最終報告会したり。
合宿した部会もあります。


期間は1月からの一年間で終わり、
だけど、前年と同じテーマに取り組む部会が多いので、
継続的に参加してる人も多い。
地方の人もオンラインで参加してたりします。
沖縄の人とかもいた。


■2024年の部会名

  • 生成AIを極める (旬テク season2)
  • ポストDX時代の組織のあり方 ~生成AIネイティブ時代の到来に向けて
  • 情熱的学びとリーダーシップマネジメント
  • ワークライフハック
  • Future of Organization
  • CX戦略&TECH部会(仮)
  • ビジネスモデルのつくり方 (Reborn) 
  • 情報セキュリティを語ろう


■費用
会社単位で年5万円(弊社は2名で参加してますが、何名でもOKらしい)


■得られること/もの
まず、知識とやる気です。
具体的には

  • 最新の技術系情報
  • 他社の実践した事例
  • 他社の情シスやデジタル活用している人とのネットワーク
  • 集中して学ぶ時間

って感じ。

もし興味ある人がいたら

私のXアカウントのDM等でお伝えいただくか、
企業IT力向上研究会(ITEG)|株式会社アイ・ティ・アール
問い合わせフォームから問い合わせするとたぶん入れます
(うさみに話を聞いた、と書いていただけると助かります)。
たまにNGもあるらしいけど、だいたい入れるっぽい。


ちなみに私は2023年に、「カスタマーエンゲージメントとデジタル活用(来期はCSとTECH)」の部会に参加してまして、
各社の課題について深堀りしてみたり、
各社さんが競合や他社との比較をしたり、
秋にはみんなでCeatecという展示会に行って課題解決できるサービスはあるか?という話をしたりしていました
(ランチ→展示会→参加企業のカラオケボックスでディスカッションして飲んで食って歌って踊って爆笑したり)


普段使わない脳みその部分を使いつつ、
上司部下でもパートナー企業でもない人と企業や世代を超えてお話する。
貴重な機会なのよ。

テクノロジーの話

っていうかさ、もはやデジタルとかデータ活用とかITとか関わらない仕事って少ないじゃないすか。
そして、今までそういうのを使ってなかった仕事の人がITとかデータ活用とかした方が、
他の人より抜きんでて一歩先に行けると思うのよね。


火を使ったヒトのように、
内燃機関を使って紡績を始めた人のように、
コンテナをタンカーに載せた人のように、
計算機作って計算させ始めた人のように、
先端テクノロジーを使えるようにすることってその後に貢献するじゃないっすか。
あとなんか楽しいでしょ。テクノロジー


私が前にいたアットオフィス( https://at-office.co.jp/ )さんは賃貸オフィスの仲介をしていた不動産屋さんでしたけども、
いち早くWebサイトを作って物件検索をできるようにした会社から生まれたんですよ。
最初はウハウハだった話を聞いたように思う。ウハウハ。
今はオフィス物件の検索をできるサイトもたくさんあるけども。
非デジタル業界でのデジタル活用先取りの事例の一つなのよ。

「知識とやる気」の話

これ、2017年にPardotユーザー会のリーダーになった頃からずーっと言ってるやつなんすけど、
こういった勉強会やコミュニティ活動で得られるものって
「知識とやる気」だと思ってるんす。


誰かから知らない話を聞くじゃないすか。
「え、これ、うちでもできそうじゃない?」みたいなネタを仕入れると試してみたくなるでしょ。
で、そこから離れてもそういうことに対する意識をするようになるんですよ。
目の前にいる人ができていることだと思うとやる気も出る。
やる気=動機ですので、行動に移せるようになるんですよ。


Pardotユーザー会の時は毎回
「知識とやる気を持って帰って、参加者さんそれぞれの年収が増えるようにしましょうね」
みたいな話をしてたんす。
そりゃね、他の人よりも学んでいてやる気ある人の方がお金ももらえるでしょ
(個人の見解であり、何かを保証するものではありません)。


ほら、昔の偉い人も言ってたじゃない、
「天は人の上にも下にも人を作らんけどもー、学んだかー学んでないかでー賢いかどうかきまるんじゃね?」的なアレ。

人間も熟成されるのではないか仮説と賞味期限

女の賞味期限とか、男の賞味期限とか、みたいな記事を前に見たことがあって、
すげー失礼な話ーと思いつつ、「食べ物のように期限がある」っていうのは、
もしかしていいコンセプトなのかも?とも不思議に納得した。
最終的には死んじゃうんだしね。


「賞味期限を伸ばしている人」
というのがいる。
アンチエイジング
お金で若さを買える世の中なんだなぁ、すごいな。
高須クリニックのCMを思い出すよね。
課金アイテムでレベルアップするのって昨今のゲームみたいですごいなーと思う。


他にも、ストイックに運動を続けて、肉体的若さを保ち続けてる人たちもいる。
ここ2年くらい近所をジョギングするのが趣味になったけど、
60、70代と思しきランナーさんたちが元気に走ってるのを見ると、こちらもすげーなー、と思う。
時間と行動、昔ながらのRPG的レベル上げっぽいよね。


あと
「賞味期限に関係なく、魅力を増していく人達」
というのがどうやらいる。
もちろん上に書いたような課金や時間の使い方もしてるかもだけど。

 


ワインやチーズやウイスキーのような、発酵・熟成って感じ。
賞味期限は過ぎてるはずなのに、あきらかにおいしくなっている。
まず本人が楽しそうで、人に好かれ、自信がありそうに見える。

 

 

楽しそうなのは好きなことをしてるから、というのもあるのかも。

好きなことを突き詰めている人はたいてい楽しそうに見える。
見た目はふつうにおじさんおばさんなんだけども。

 


会話していても相手を思いやりつつ、その時々で適切なひきだしを開いて、言うべきことを言える。
そんな人になりたいもんですわ。

 


食品は自分の居場所を選べないし
「どう育ちたい」みたいな意思もないけど、
人間でよかった。
意思があって居場所も行動も選べる。

 


高温多湿で淀んだ場所にいたり、腐った食品の近くに置いとくと発酵じゃなくて腐敗して食べられなくなっちゃうので気をつけましょうね。
暑すぎず寒すぎず、適度な空気の流れがあるような場所にいることが大事なんでしょうね。

 


英語だと熟すことを
“Ripening”って言うらしいね。
Ripeってなんか果物っぽくてイイ単語だな。

画像解析とか、AIやらなにやらについて思ったことをつらつらと。

2023年3月27日現在、
世間ではWBC旋風が吹き去り、
ChatGPT旋風が今も春の嵐のように吹き荒れております
(あと水卜麻美ロスと中村倫也ロス?)。


明日28日、とある勉強会があるんですが、そこの宿題が今回
「自社または自社で考えられる画像解析、顔認証をディスカッションできる程度に考えておく」
ということで、いろいろ考えてみたメモです。


以下、長文乱文失礼しますー

画像解析、顔認証

私の場合だと、以前技術系コミュニティに参加したときに
とある不動産ベンチャーの方が話されていたことを思い出します。


「間取り図から間取りの情報を抜き出してDBの各間取り項目にチェックを入れる」
というような話だったんです。
例えば「1K風呂トイレ別、収納あり、角部屋、和室」とかですね。


不動産(特に住宅)はものすごくタグ付けする項目が多いんですよ。
以前某大手不動産会社さんのシステムにデータ登録するCSVの書式を
仕事で触ってたことがあるんですが、
後から後から項目を付け足したような印象的な書式でした。


私は駐車場の事業をやってる会社に居ましたが、
駐車場だけでも場所はもちろん、
幅、高さ、全長、車高、車両最低高、タイヤ幅から
過去どの車種が入ったか、みたいな情報をひたすらデータ化して、
なんとか検索できるようにしておりました。
「衛星で全部データ撮ってなんとかしてよ!」
と思っても、都心の単価の高い駐車場は立体駐車場で衛星では見えなかったりするんですよね…

画像からテキスト化やタグ付けなどなど

画像からテキストやタグやDB項目に落とし込めるという意味では、
LLMが得意な文章の要約に近いところなんですよね。
画像ができるということは映像や音声を元にしてタグ付けができる!
これはたいへん楽しい^_^


「なんでもデータにできて、タグ付けできるなら、
 どんな使い方をする?」
というのはおもしろいテーマですよね。


そういえばこの前、お昼にやよい軒に行ったんですよ。
食券を買って席につき、
スマホにアプリを入れつつ料理を待って、その後ごはんを食べました。


飲食店でも個別席にカメラがあったり、
会計時にカメラ前を通過するだけで満足度調査が済んだりするのかも。
アプリと連動したりするのかも。
と思うと楽しいです。
MAっぽいような自動フォローもされたりするかもですね
(そのシステムと基幹システムのデータ連携はぜひ弊社のプロダクトで…、とか思いつつ)


そんな細かいことしないで、
一斉配信のクーポンでも配ったほうがコスパよいのかどうなのか。
このへん、コミュニティも絡んできたりするとより楽しそうですね。

メタリカの話

もう一つ
数年前のSalesf〇rceさんの年次イベントで、
メタリカというバンドが演奏したんです
(サンフランシスコでのイベントのアフターパーティで演奏。
 行きたかった…。高校生くらいからメタリカ好きです私。)


アーティストは顧客エンゲージメントがあってなんぼですからね。


ファンの顔と個人情報が一致するのはもちろん、
物販やチケットの購買履歴やらなにやらデータが連動したり、
コンサート中に誰がどの位置にいるかまでわかっちゃうようになるのは、
技術的にはもうできるんですもんね。たぶん。


昔だったら小さいライブハウス規模でないと
「顔と名前が一致する」なんてことはなかったんだと思いますが、
何万人の顔と名前が一致して、全ての関係性がデータ化される。
すごい世の中だなー。


「人気商売」みたいな言葉の定義が変わってきますよね。


SF小説の「1984」を思い出すような怖さもありますが、
とても面白い未来が近づいてるなー、と思うんです。

超似てる双子とかね

乗り越えないといけない壁の一つが
「超似てるふたご」とかだったりするのかな、とも思いますね。
実際まだ今のスマホレベルだと
双子の判別できなかったりするし。


知らぬ間に巨額請求が来たりしてね。
弟が兄を追いかけたりして。
ああ、そう思うと防犯目的の利用とかも進んだりするんですかね。


あと、悪意を持った大怪盗が、
本物そっくりのフェイスマスクを使ったら?とか、
そいつが本物のルパンだー!とか、
トムがクルーズでミッションがインポッシブルだったらやっぱり騙されちゃうのかしら?とか。
いろいろ考えますよね知らんけど。

皆さんどう思います?

こんな感じの未来がすぐそこまで来てるんだよなー、と思いますよね。
不気味と思うか、便利と思うかは個人の意識の問題ですよね。


とある勉強会用に書いてた文章なんですが、
なんか書いてて楽しくなってきたので、
こっちにも載せておきます。


一九八四年 (ハヤカワepi文庫)