Hole In The Wall

カリフォルニア州サンノゼ在のソフトウェアエンジニア。

コンクール・デレガンス

クラシックカーのイベントとしては最高峰のイベント、ペブル・ビーチで開かれるConcours d'Elegance。自分の中ではCar GraphicやSuper CGの中だけの存在だったんだけれど、長男が参加しているロボティッククラブでfund raisingをするというので保護者参加として申し込んだ。会場内の売店の手伝いの仕事で、その売り上げの10%がクラブに還元される。しかも本来なら150ドル(!)もする入場料がタダ!これは行かない手はないでしょう。
このイベント、クラシックカーをいろんなカテゴリで分けて、その美しさ、オリジナルさ、保管具合などを競い合う物。朝から審査員達が一台一台審査して回り、審査後にその入賞者達が観客の前でデモランをする。面白いのは実際に動かないと失格になること。実際古い車になるとエンジンがかからなかったり、直前にエンジンがかかって”おお〜!”と歓声が上がったりすることもしばしば。
売り子稼業の隙を見て小走りに見て回ったけれど、どれも綺麗にレストアされていてとても美しかった。
1956 Maserati A6G/2000 Zagato
Aston Martin and Ferrari
1962 Ferrari 250 GTO
うろちょろしていたら、あのサー・スターリング・モスがインタビューされていた。なんでもこのコンクールの名誉審査員だそう。
Sir Stirling Moss
一日立ちっぱなしでキツかったけれど、楽しい一日であった。
ところでこのイベント、”超”のつくお金持ちが集まるのだけれど、昨日ふと考えた法則。

  • 貧乏人:動くかどうかわからない車を買う。
  • フツーの人:フツーに動く車を買う。
  • お金持ち:高性能な車を買う。
  • ”超”お金持ち:動かない車を買う。

”超”お金持ちと貧乏人は紙一重って事ですね。
おまけ:
Selling pretzels and churros
こんなカートで売り子やってました。驚くのはその値段。ピザ風味プレッツェルが一つ6ドル(=680円)。なんというペブル・ビーチ値段!天気も良かったんでアイスクリームもあっという間に売り切れ。なんでポケットにはすぐに分厚い札束が。それを取り出しながらおつりを渡すとき、「お金持ちだね〜!」とかからかわれたり(笑)。