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naoyaのはてなダイアリー

August 06, 2008

サーバー/インフラを支える技術

『サーバ/インフラを支える技術』という書籍を執筆しました。明日 8/7 に発売です。

書名にもあります通り、インターネットサービスのサーバ/インフラ周りについての書籍で、Klab さんのエンジニアの方々と一緒に書きました。ただし、サーバーと言っても少し特殊で、如何にコストをかけずに堅牢なサーバー環境を作るかというのが本書籍に一貫している姿勢です。

Linux、LVS、DRBD、Squid、Nagios、Puppet などオープンソースソフトウェアを駆使しながら、堅牢でスケーラブルなシステムを構築するためのノウハウを記述しています。ノウハウといってもインストール方法やコマンドの解説と言った How To 的な話ではなく、どこを冗長化する必要があるのか、なぜそのソフトウェアが良いのか、どのような問題があって、それをどう解決するべきかといったモチベーション部分に比重を置いています。

また、机上の空論で終わらないよう実際に Klab やはてなでそれをどう実践しているかを掲載することを目標にして記述しました。

自分はキャッシュサーバーについて、Linux の動作原理と負荷計測方法について、ウェブサーバのチューニング方法についてを担当しました。Linux の話は、本ブログで時折書いていたカーネルの話や DB Magazine の 2007年 10 月号 (isbn:B000UJC64O) に執筆したような負荷計測の話をまとめて新たに書き起こしつつ、少し掘り下げた内容になっています。

本書籍の発売を記念して、技術評論社さんと、大阪のジュンク堂さんにそれぞれイベントを開催していただけることになりました。

技評さんのイベントでは、「Linux カーネルの読み方」と題して、恐れ多くもカーネルのソースコードを読む方法について話してみたいと思います。コードの詳細についてというよりも、カーネルのソースコードを読むモチベーションですとか、読んで良かったこと、取りかかり、使っているツール、どういった前提知識が要求されるかといった話をしたいと思います。(申し訳ありませんが、こちらのイベントは定員一杯でもう締め切られています。ストリーミングで動画を配信する予定なので、興味のある方は是非そちらを視聴いただければと思います。)

ジュンク堂さんのイベントでは「私と技術書」というテーマで話したいと思います。まだまだ未熟者の自分ではありますが、これまでどういった技術書を読んで来たかですとか、書籍が自分に与えた影響などについて話したいなと思います。また、雑誌記事や書籍の執筆や監訳などの経験から、制作する側から見た書籍に関する考察なども交えて盛り上げられたらと思っています。

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