iRJL GT3 2015シーズン3終了とシーズン4展望

8月21日の第5戦モスポート(カナディアンタイアモータースポーツパーク)、9月4日の最終戦岡山をもって、iRJL GT3 2015シーズン3もついに終了しました。レースはどちらも2位と悔しい結果になりましたが、無事に今シーズンのチャンピオンが決定。これで今年のiRJLは3連覇。ありがとうございました。

シーズン3は、開幕戦をFordGT3で走ったあと、残りの5戦はRUFにチェンジ。以前はRUFのコントロールに苦労していましたが、8月のスパ24時間レースに備えてたっぷり練習したことで、かなり自分のものになった感じがします。結果も、PP3回、優勝2回、2位4回という、満足できるもの。2015年はずーっとPPも優勝もないまま、最終的にポイントだけトップという、もやもやした結果が続いていたので、今シーズンのチャンピオンは気持ち的にもすっきり。嬉しいです。シーズン3から導入されたタイヤモデルV6が自分にあっていたのが好結果に繋がったのかもしれませんね。

iRJL以外でも、スパ24時間レースのSplit2で2位、スパGPで4位、鈴鹿1000キロレースにも出場し完走、などなど、シーズン3は盛りだくさんな内容でした。いずれも大きなミスやクラッシュ無く、レースを完走できたのがとてもよかったです(モスポートでいちどスピンしましたが)。

さて、目前に迫ったシーズン4に目を移すと、大きなトピックが2つ。ひとつは路面変化(Dynamic Track、New Surface Model)です。レースが進むにつれて、タイヤにラバーが乗り、さらにレーシングラインの外にマーブル(タイヤカス)が溜まっていくというものです。ラバーとマーブルを100%にして走ると、路面は黒々、タイヤカスが沢山あって、実際のレースの終盤に見かける光景にそっくり! さらにマーブルの上を走ると、ちゃんと走ったところは掃除されて綺麗になっていくんです。スゴイ!

とはいえ、短いレースではそんなに急にラバーが乗ったり、マーブルができたりということはないようで、これまでとそれほど変わりなく(というかあまり気づかない)走ることができまました。フルレングスのオーバルや、3時間を超える耐久レースでは影響が出てくるかな? グラフィック的にも少し重いので、普段はオプションでマーブルオフにして走るかもしれません。

2つめのトピックは、タイヤモデルV6の変更。修正点をiRJAさんの翻訳から引用すると、「v6 タイヤに、以前の(v1-5)タイヤに欠けていた横剛性の計算項目が含まれました」という、たったこれだけのものなのですが、実際に走った感じでは、これまでにないほどのレベルで挙動に変化があります。

RUFをBaselineセットアップで走って気づいた変化は、
・簡単にはリアが滑り出さなくなった
・低速コーナーの立ち上がりが楽
・滑り出したあとの修正が楽になった
・荷重を乗せないとアンダーステアが出やすい
・FFBの情報が増えた
このくらいでしょうか。大きい変化なので、シーズン4では求められるドライビングスタイルやセットアップも変化するでしょうね。セットアップが出来てくると、また印象は変わるとは思いますが、どうなるか見てみましょう。ちなみに、iRacingは以前から滑ったら止まりにくいことは知られていて、ForumでもよくiceRacingなどと言われていましたが、今後はきっとそういう言われ方はしないでしょうね! 個人的にはかなり乗りやすく、そして攻めやすくなったので、気に入っています。

また、シーズン4は、iRJA FLAT SIX RACINGでブランパン耐久シリーズに本格参戦します。このシリーズで上位に入れば、耐久のワールドプロライセンスを獲得できるので、気合が入ります。全6戦をそつなく走ればいい結果に繋がるとは思いますが、果たして? 応援よろしくお願いします(^O^)

以下iRJLよりギャラリーと結果

第5戦モスポートより



■レース結果(リンク)
・シリーズ:iRJL GT 2015s3
・コース:Canadian Tire Motorsports Park
・車種:Ruf RT 12R Track
・予選2位/決勝2位(参加18台)

第6戦岡山より




■レース結果(リンク)
・シリーズ:iRJL GT 2015s3
・コース:Okayama International Circuit - Full Course
・車種:Ruf RT 12R Track
・予選2位/決勝2位(参加18台)