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或る冬の日、花園院に心惹かれる

2016-02-29 閏日

学ぶこと

schooの件について入学課のS山さんなどと談義。通常の授業と、web動画(生放送)での違いについて。

S山さんの学生に気づきを与える授業とか、難しいことを分かりやすく伝える授業とかに関して、些か得心出来ない点があるんだよなぁ。

帰路で自省してみたけど、歴史学などの古くからある学問体系は、分かりやすいことをモットーとしていない。

勿論、分かりやすいことにこしたことは無いけれど、難解で悩むことも重要。

特に難解なことを情報を取捨してスムーズにして、分かりやすくしたとして、本来の意味でいう学びには至っているのかという問題がある気がする。

分かりやすく伝えることが、学問のすべてではない、ということ。

但し、web授業みたいなものだと、ある程度時間を区切って、何かしらキャッチな話をしなければならなくなる。キーワードを短くするという工夫。

なので、本来は90分授業で半期行う内容をざっくりまとめて45分4回にまとめてみたけど、それはそれで大学広報としては正解かも知れないけど、歴史学で学んで欲しい本質的なこととはまた違っていたりして。

ちなみに、これを考えていた時に、総合教育科目が何故難しく感じられるのか、という点にも思いが至った。

学科専門であれば学際的で新しいことを幅広く学んでもらうカリキュラムを組んでいるため、脳みそにも入っていきやすいけど、総合科目は古典的な学問が多く、理解するのに時間がかかる。実際、2時間だの一週間だので、世界史や哲学や思想とか、また日本史などを網羅して理解することなんて不可能。

そうするためには、ずいぶんと情報を抄出してまとめなければならなくなるハズ。導入ではいいだろうしアウトラインを理解するには有効活用して欲しいけど、最終的にはじっくりテキストを読み、理解を深めていくということが出来るかどうか。そういうことなんだろうなぁと勝手に得心。

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